Running On Empty

Pretenderの備忘録

六月大歌舞伎 昼の部

2007-06-03 22:31:20 | 歌舞伎
1階17列14番

妹背山婦人庭訓 春日野小松原の場、太宰館花渡しの場、吉野川の場
この芝居をこういう形で朝一番にかけると、30分のお昼幕間が、2時になってしまう、笑。吉野川は二時間ですから。
幸四郎の大判事、実年齢はもう60代半ばなんですが、あまり似合いません。ただ、藤十郎の演出にあわせた大仰なところは、ミュージカルっぽくて、意外とはまっていたかもしれない。藤十郎の定高、これは存在感があった。ただ、二人とも口跡がいまひとつで何言ってるんだか聞こえないことがしばしば。。。梅玉の久我之助、魁春の雛鳥、いくつになっても若々しくということならいいのだが、いつまでやってるのみたいな。。。よく出来た芝居なんだろうけど、冗長。そもそも王朝物は苦手。。。

閻魔と政頼
松貫四(吉右衛門)の新作。能から採ったもの。結末を変えているようですが、喜劇としてはいいのかもしれないが、本当にこれでいいのかと思わないでもない。歌舞伎が人生に対する解がないという典型みたいな話か。
富十郎は後見をさせている自分の息子がかわいくて仕方ない感じ。吉右衛門は自然体でさらりと演じていた。

侠客春雨傘
染五郎の息子の2歳の齋くんのお目見え。手を引く幸四郎の本当に嬉しそうな自然な笑顔は歌舞伎座はもちろんTVや帝劇でも見たことはないかもしれない。仁左衛門、吉右衛門、梅玉が花を添える。
芝居は、助六のモデルということだけあり、洒落た江戸っ子。もうちょっと声が伸びると染五郎、こういうのいいんだけどなあ。





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 6月 | トップ | 乃木坂 デンマーク料理 Caf... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

歌舞伎」カテゴリの最新記事