Running On Empty

Pretenderの備忘録

社会人のための歌舞伎入門

2007-11-16 23:38:25 | 歌舞伎
国立劇場 1階12列28番

解説 義太夫狂言の楽しみ方 坂東秀調
摂州合邦辻

最近の解説は、音羽屋の若手がやっていた頃に比べてかなり手抜きだと思う。今回はそれでも義太夫の実演を大物浦とかも使ってやったりしたが。秀調さんの解説、還暦の人がやるなんて、びっくり。誠実な人柄が伝わってくる。もう少し、義太夫と下座の違いとか、そういうのを解説すると良かったと思う。

さて、摂州合邦辻の大詰の上演。90分。結構長く、役者の台詞よりも義太夫の方が長いと思う。これは、人形浄瑠璃がそのまま歌舞伎に来たような感じで、もう少し、歌舞伎的に脚色してもいいのだろう。
藤十郎と我當以外は、ほとんど存在感がない芝居。喜寿でよくやってるなあとは思うけど、玉手は玉三郎でみたいですね。俊徳丸がそうすると段治郎になってしまいそうですが、やはり海老蔵か染五郎あたり。そうして、菊之助の浅香姫あたりでどうでしょう、笑。合邦は段四郎あたり。
一日おいて、通しで観ます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ギドン・クレーメル(Vn) & クリスチャン・ツィメルマン(Pf)

2007-11-15 22:56:44 | 音楽 Classic
サントリーホール 2階C3列9番

ギドン・クレーメル(Vn) & クリスチャン・ツィメルマン(Pf)

ブラームス
:ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 op.100
:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 op.78 「雨の歌」
:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 op.108

アンコール
ニーノ・ロータ :映画音楽「ラ・ドルチェ・ヴィタ(甘い生活)」
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第39番 第1楽章、第2楽章

贅沢な時間というのはこういうことを言うのでしょう。
お互いに押さえた演奏の前半、休憩を挟んで最後の3番はパワーがぶつかり合うような。そして、楽しそうにアンコール。ツィメルマンの楽譜が閉じそうになり、演奏中に三回も押さえるおまけ付。
ツィメルマンを最初に生で聞いたのは、16年前のボストン。小澤さんの指揮で皇帝でした。キラキラした演奏は、昨年のソロでも感じました。今日はキラキラした印象はあまりなかった。
クレーメルを初めてなまで聴いたのもやはり16年前のボストン。チャイコの協奏曲で、リハも見に行きました。自己主張が強いという印象が当時からあります。今日はかなり丸くなったというか、笑
久しぶりにS席で聴きました。まあ、朝日の浜離宮で聴くのが今回のツアーはサイズからしたらベストなんでしょうね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マーラー2番 ドレスデン国立歌劇場管弦楽団&合唱団 特別コンサート

2007-11-12 23:00:46 | 音楽 Classic
サントリーホール 1階23列21番

ドレスデン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮 ファビオ・ルイジ
ソプラノ カミッラ・ニールンド
メゾ・ソプラノ アンケ・ヴァンドゥング

マーラー 交響曲第二番 復活

非常にすっきりした演奏でした。時に包むような豊かな弦の響き。金管もまあ安定していました。歌手はセーブしているかなというのが感じられました。まあ、オペラで来日しているわけで。
B席で1階だったのでちょっとビックリ。確かに最後列ですが、真ん中で。たまたま両隣がいなくて、音もすっきり聞こえて、得したような気分でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上野 フレンチ ブラッセリー・レカン

2007-11-11 22:20:16 | グルメ
上野駅の貴賓室をレカンのカジュアルに

軽めということで、ボヌールコース、2800円。

本日の季節のポタージュ又は本日のオードヴル サケのマリネほかのオードブルを選択

真鯛の軽いグラテイネ 季節の野菜添え又は日向鶏もも肉のア・ラ・クルート セージの香り 珍しく肉を選択

デザート ケーキの盛り合わせを選択

キャフェ 又は 紅茶 エスプレッソ、お代わりしてくれた、笑

グラスでシャンパン1杯と赤1杯。

広い、雰囲気も悪くない、店の人の応対もちゃんとしている。
二人で10600円。まあ悪くない。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

吉例顔見世大歌舞伎 昼の部

2007-11-11 22:05:01 | 歌舞伎
歌舞伎座 1階17列15番

種蒔三番叟
おめでたい演目。梅玉と孝太郎。楷書の舞踊。梅玉には、「紫綬褒章」くらいの掛け声があっても良かったか、笑

傾城反魂香
なぜ、人気があるのか良く分からないが良く出る芝居。正月の浅草にもかかる。吉右衛門の又平、芝雀のおとく、歌六の光信と、安定感。修理之助に錦之助。もうこんな役は卒業して欲しい。

素襖落
太郎冠者に幸四郎。大名に左團次、姫御寮に魁春。狂言は口跡が命。幸四郎にはきついような。酔った場面とはいえ小舞で兎をちょいと舞うようなところがあり、本当にこんなものじゃないかと思ったり、笑。左團次ははまり役、魁春も自然な貫禄。

曽我綉侠御所染 御所五郎蔵
仁左衛門の男伊達。江戸の男を仁左衛門が演じるのが最高かと思うところがなんとも皮肉。福助の傾城皐月、こういう役をもっともっとものにしていってください。左團次の星影土右衛門、安定感。顔見世ということで、菊五郎が甲屋与五郎で。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする