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Pretenderの備忘録

アリー a star is born

2019-02-14 21:05:59 | 映画
リメイクで四度目ということだが、ジュディ・ガーランド版、バーブラ・ストライザンド版は観ている。
特にバーブラ版は、彼女のためのという感じの作品ではあったが、音楽も素晴らしかったし、印象に残った映画だ。
もう40年前ということになるが。

レディガガは名前と売れっ子ということ以外知らなかった
ミュージシャンでないブラッドリークーパーが、監督、脚本だけでなく、相手役までやるというのは、シルベスター・スタローンのロッキーを思い出す。
バーブラ版よりも、それぞれの家族が描かれたり、深みもある。
鼻の大きさを言うのはバーブラ版へのオマージュか

良くできた映画だと思うが、ever greenの美しい音楽と、ドラマチックな展開のバーブラ版を懐かしく思うのは私が歳をとったということだろうか?

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私は、マリア・カラス

2019-02-13 22:19:54 | 映画
武蔵野館

ドキュメンタリー
非常に面白かった

カラスを実際に観たことはない。
CDもトスカくらいしか持っていない
ただ、ゼッフィレッリ自伝では、カラスの存在は重要な一部となっていた。
カラスについて、ほとんど何も知らなかったなあと感じた。
来日していたことも知らなかった。来日公演を観たという人に会ったことはない。
彼女がオナシスと付き合っていたこと、死んだときのことは何となく覚えている。

あれだけの、映像が残っているのはびっくりした。
また、それを美しく再現した最近の技術は凄い
カラスは美しく、知的、かつ非常に直截にインタビューに答えているのも、新鮮な驚きだった。
彼女が世界中でいかに大スターだったか。
いかにオナシスを愛していたか。
同時に、ジャクリーヌというのは、夫も子供も失い、幸せではなかったなあと思いを馳せた。


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二月大歌舞伎 夜の部

2019-02-11 22:39:51 | 歌舞伎
歌舞伎座

熊谷陣屋。現在のほぼベストメンバーだろうか。吉右衛門は、あと何年くらいできるのだろうかとは思う。
福助が今の状況では、雀右衛門だろう。
菊之助は風邪気味か、声が今一つ。

祝春駒、中学生になり、変声期もあり、なかなか役が付かない左近のために梅玉が用意したようだ。
踊りの基礎はしっかりやってきたのかなと思った。

名月八幡祭、三十数年前に、辰之助、玉三郎、孝夫で演じたものを、辰之助追善で松緑が演じる。
玉三郎、孝夫、それなりに若さを出している。
松緑は、なかなかこういう芝居は難しいかなと思う。頑張ってはいるが、上手さを求められる芝居なので。
辰之助の時はどうだったんだろうと想像しながら観てしまった。追善としては良いのかもしれないが。
玉三郎が薦めた演目らしいが、勧進帳あたりが無難だったか。。。

一谷嫩軍記
一、熊谷陣屋(くまがいじんや)
熊谷直実 吉右衛門
藤の方 雀右衛門
源義経 菊之助
亀井六郎 歌昇
片岡八郎 種之助
伊勢三郎 菊市郎
駿河次郎 菊史郎
梶原平次景高 吉之丞
堤軍次 又五郎
白毫弥陀六 歌六
相模 魁春

二、當年祝春駒(あたるとしいわうはるこま)
工藤祐経 梅玉
曽我五郎 左近
大磯の虎 米吉
化粧坂少将 梅丸
曽我十郎 錦之助
小林朝比奈 又五郎

初世尾上辰之助三十三回忌追善狂言
池田大伍 作
池田弥三郎 演出
三、名月八幡祭(めいげつはちまんまつり)
縮屋新助 松緑
芸者美代吉 玉三郎
魚惣 歌六
船頭長吉 松江
魚惣女房お竹 梅花
美代吉母およし 歌女之丞
藤岡慶十郎 梅玉
船頭三次 仁左衛門
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二月大歌舞伎 昼の部

2019-02-10 19:27:59 | 歌舞伎
歌舞伎座

初世辰之助という人は、私の記憶では、映像映えするようなニヒルな感じの役者だった。主役を張ったのがそういう役が多かったからかもしれない。
二世松緑とは芸風が違うよなあと思った記憶がある。
今の松緑の方が、二世に近いのではないか。
彼がもし生きていたら、菊五郎劇団において、立役は彼で、菊五郎はその父梅幸同様女形中心であったろうと言われる。
それはそれで不思議な感じがする。今の菊五郎には女形の片鱗はあまりない。
十二世團十郎襲名で、菊五郎が揚巻をしたのを観ているが、信じられない気がする。

すし屋、最近は孝夫さんが演じるのを一番観ているように思う。
あんなすっきりカッコいい権太よりも、本来は松緑あたりがニンだろう。
大げさだったり、感情表現が今一つ伝わらないところもあるが、今後に期待したい。
梅枝のお里は見事。新悟の内侍は貫禄はないが、品があって良かった。

丑松、菊五郎が元気に演じていたので安心した。
救いようのない暗い話だ。
左團次、うーん、こういうのはあまり合わないか。
大一座になると、松也が小さな役になるが、将来への勉強だと思って、頑張って欲しい。
団子売り、まあ楽しそうだが、これは舞踊とはそもそも言えないから。

初世尾上辰之助三十三回忌追善狂言
一、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
すし屋
いがみの権太 松緑
弥助実は三位中将維盛 菊之助
娘お里 梅枝
若葉の内侍 新悟
梶原の臣 吉之丞
梶原の臣 男寅
梶原の臣 玉太郎
六代君 亀三郎
弥左衛門女房おくら 橘太郎
鮓屋弥左衛門 團蔵
梶原平三景時 芝翫

初世尾上辰之助三十三回忌追善狂言
長谷川 伸 作
村上元三 演出
二、暗闇の丑松(くらやみのうしまつ)
暗闇の丑松 菊五郎
丑松女房お米 時蔵
浪人潮止当四郎 團蔵
料理人作公 男女蔵
料理人伝公 彦三郎
料理人巳之吉 坂東亀蔵
料理人祐次 松也
建具職人熊吉 萬太郎
建具職人八五郎 巳之助
杉屋遣手おくの 梅花
湯屋番頭甚太郎 橘太郎
お米の母お熊 橘三郎
杉屋妓夫三吉 片岡亀蔵
岡っ引常松 権十郎
四郎兵衛女房お今 東蔵
四郎兵衛 左團次

三、団子売(だんごうり)
杵造 芝翫
お臼 孝太郎
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Carte Blanche カルト ブランシュ[白紙委任状] 小山実稚恵 Vol.2

2019-02-09 17:38:47 | 音楽 Classic
杉並公会堂

【出演】
ピアノ:小山実稚恵
ヴァイオリン:矢部達哉
チェロ:宮田大

【Program】
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第7番「大公」変ロ長調 作品97
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 作品49
アンコール 大公第二楽章

日本のトップアーチスト達の三重奏。堤先生が昔JT、今はヤマハでやっているような企画の若い世代のバージョン。
といっても、かなり年齢に開きはある。
情熱的な小山のピアノ、安定感のある矢部のヴァイオリン、透明感のある宮田のチェロ。
寒い午後、暖かいひと時。

それにしても、観客マナーはどうだろう。年を取ると、マナーが悪くなるというのは、認知症が始まっているということか?
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