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Pretenderの備忘録

宝生会 春の別会能

2019-03-24 22:36:03 | 能・狂言、文楽
宝生能楽堂

素謡を聴く機会はあまりないので貴重だった。
高砂は、小書きがついて、変化があった。あれっと思う場面も後半あったが。
狂言は、人間国宝の味があると感じた。
安宅は、能の方が歌舞伎より迫力があるという作品。延年の舞、歌舞伎とはかなり異なる印象。三味線のあるなしはあるが。
二部制になって初めての別会。


素謡 「翁」シテ 宝生和英 
      千歳 辰巳満次郎
能  「高砂 作物出」前シテ 亀井保雄 後シテ 今井泰行
           ツレ 高橋亘
           ワキ 宝生欣哉
           ワキツレ 野口能弘
                野口琢也
          大鼓 柿原弘和
          小鼓 観世新九郎
          太鼓 金春國直
          笛  松田弘之

狂言 二人袴
   山本東次郎 山本凛太郎 山本則孝 山本則俊

能  「安宅 延年之舞 貝付貝立」シテ 武田孝史 
                 子方 片桐漣
                 同山 金森秀祥
                    渡邊茂人
                    澤田宏司
                    辰巳大二郎
                    田崎甫
                    佐野玄宜
                    小倉伸二郎
                    大友順
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三月大歌舞伎 昼の部、夜の部

2019-03-23 23:00:53 | 歌舞伎
歌舞伎座

女鳴神、芝居がなかなか上演されないのはそれなりの理由があるのではないかと思った。女暫との比較。鳴神の方が暫より上演されているが、女バー-ジョンとなると逆になる。

傀儡師、舞踊としてあまり見せ場もなく。。。後見が京屋、高麗屋は人手がない?

吃又、前半は初めて見た。まあ、あった方が分かり易い面はあるかな。
白鴎のリアリティを強調したいんだろう芝居が。。。
猿之助は手慣れた感じだ。

盛綱陣屋、二回目。やはり孝夫さんの芝居が光る。秀太郎も良い。
母親が出る丸本物は、子供が死ぬのが多い。

雷船頭、女性版は賑やか。

弁天、幸四郎の弁天小僧はうーん、線の細さが出てしまった。猿弥はしっかり。
この配役、澤瀉屋のマネジメント能力の高さを感じる。


昼の部
一、女鳴神(おんななるかみ)
龍王ヶ峰岩屋の場
鳴神尼 孝太郎
雲野絶間之助/佐久間玄蕃盛政 鴈治郎


二、傀儡師(かいらいし)
傀儡師 幸四郎

近松門左衛門 作
三、傾城反魂香(けいせいはんごんこう)
三代猿之助四十八撰の内

序 幕
近江国高嶋館の場
館外竹藪の場
二幕目
土佐将監閑居の場

〈高嶋館・竹藪〉
狩野四郎二郎元信 幸四郎
不破入道道犬 猿弥
銀杏の前 米吉
長谷部雲谷 松之助
不破伴左衛門 廣太郎
宮内卿の局 笑三郎
狩野雅楽之助 鴈治郎

〈土佐将監閑居〉
浮世又平後に土佐又平光起 白鸚
女房おとく 猿之助
土佐修理之助 高麗蔵
百姓庄右衛門 寿猿
将監北の方 門之助
土佐将監光信 彌十郎
狩野雅楽之助 鴈治郎

夜の部
近江源氏先陣館
一、盛綱陣屋(もりつなじんや)
佐々木盛綱 仁左衛門
篝火 雀右衛門
信楽太郎 錦之助
早瀬 孝太郎
四天王 廣太郎
四天王 種之助
四天王 米吉
四天王 千之助
高綱一子小四郎 勘太郎
盛綱一子小三郎 寺嶋眞秀
竹下孫八 錦吾
伊吹藤太 猿弥
古郡新左衛門 秀調
北條時政 歌六
微妙 秀太郎
和田兵衛秀盛 左團次


二、雷船頭(かみなりせんどう)
女船頭 猿之助
雷 弘太郎

河竹黙阿弥 作
三、弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)
浜松屋見世先より
稲瀬川勢揃いまで

弁天小僧菊之助 幸四郎
南郷力丸 猿弥
鳶頭清次 猿之助
忠信利平 亀鶴
赤星十三郎 笑也
浜松屋伜宗之助 鷹之資
番頭与九郎 橘三郎
狼の悪次郎 錦吾
浜松屋幸兵衛 友右衛門
日本駄右衛門 白鸚

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グスターボ・ドゥダメル指揮ロサンゼルス・フィルハーモニック 〈創立100周年記念ツアー〉

2019-03-22 22:41:09 | 音楽 Classic
サントリーホール

出演
指揮:グスターボ・ドゥダメル
ロサンゼルス・フィルハーモニック
曲目 マーラー:交響曲第9番 ニ長調

チケット高いなあと思った。
2階のCの通路から後ろの三列はほとんど人がいなかった。ベートーヴェンチクルスの際も同じようなことがあった。

大がかりなオケで演奏は素晴らしかった。
ガンガン鳴らすのではなく、包み込むように高揚するような鳴らし方。
抑えるところはそれなりに美しく。
しっかり余韻を残して、アンコールをやらなかったのも良いと思う。
時間的にマーラー9番だけだと微妙だが、そういう問題でない。
良い演奏会だった、チケットは高かったけど。
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東京春祭チェンバー・オーケストラ 〜トップ奏者と煌めく才能が贈る極上のアンサンブル

2019-03-21 21:03:08 | 音楽 Classic
東京文化会館 小ホール

一流プレイヤーを迎えても、日本の室内楽はそこそこのレベルになったなあと、感慨を感じるコンサート。
古希を迎えた堀が、若手を鍛えているような塾の雰囲気を感じる。

■出演
オーボエ:ハンスイェルク・シェレンベルガー
ファゴット:グスターボ・ヌニェス
ヴァイオリン: 堀 正文、 松田拓之、 枝並千花、 小川響子、 北田千尋、
城戸かれん、 城所素雅、 外園萌香、 三輪莉子
ヴィオラ:佐々木 亮、 山本 周、 湯浅江美子
チェロ:辻本 玲、 伊東 裕、 中条誠一
コントラバス:吉田 秀
オーボエ:金子亜未、 森枝繭子
ホルン: 阿部 麿、 和田博史

■曲目
モーツァルト:
 ファゴット協奏曲 変ロ長調 K.191[試聴]
  I. Allegro
  II. Andante ma adagio
  III. Rondo tempo di menuetto
 オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314[試聴]
  I. Allegro aperto
  II. Adagio non troppo
  III. Rondo Allegretto
シューベルト:弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 D810 《死と乙女》[試聴]
 I. Allegro
 II. Andante con moto
 III. Scherzo
 IV. Presto
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東博でバッハ Vol.42

2019-03-20 23:23:18 | 音楽 Classic
会場:平成館-ラウンジ
出演者:豊嶋泰嗣(ヴァイオリン)
    中野振一郎(チェンバロ)
曲目:J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ
 第1番 ロ短調 BWV1014
 第2番 イ長調 BWV1015
 第3番 ホ長調 BWV1016
 第4番 ハ短調 BWV1017
 第5番 ヘ短調 BWV1018
 第6番 ト長調 BWV1019

普段なかなか聞く機会がない曲を、普段聞く機会がない場所で、一流の奏者で聞く贅沢。
15年目を迎えた音楽祭の価値は、オペラだけでなく、こういうところにあるのではないか。
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