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Pretenderの備忘録

2019都民芸術フェスティバル参加公演 オーケストラ・シリーズNo.50 

2019-03-19 23:15:06 | 音楽 Classic
東京芸術劇場 コンサートホール

曲目
モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」〈序曲〉

エルガー/チェロ協奏曲
アンコール カザルス/鳥の歌

ベートーヴェン/交響曲第6番「田園」
アンコール バッハ/G線上のアリア

出演
柴田真郁(Cond) 宮田大(Vc) 日本フィルハーモニー交響楽団

フィガロは非常に軽やかかつ華やかで、オペラの雰囲気を醸し出していた。
エルガーは、ぐっと抑えて、時に鳴らし、メリハリ効いた演奏。
カザルスは、チェリストとして面目躍如。
田園は、さらっとしすぎていて、今一つ、田園風景が見えない感じ。
柴田の指揮で違うオケで聞いてみたい。
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クリスチャン・ツィメルマン ピアノ・リサイタル

2019-03-16 23:30:23 | 音楽 Classic
みなとみらいホール

ショパン:4つのマズルカ Op. 24
 (第14番 ト短調 Op. 24-1/第15番 ハ長調 Op. 24-2/第16番 変イ長調 Op. 24-3/第17番 変ロ短調 Op. 24-4)
ブラームス:ピアノ・ソナタ 第2番 嬰へ短調 Op. 2
ショパン:スケルツォ全4曲
 (第1番 ロ短調 op.20/第2番 変ロ短調 op.31/第3番 嬰ハ短調 op.39/第4番 ホ長調 op.54)

今年は日本・ポーランド国交樹立100周年記念事業参加で、ショパン中心のプログラム。
ショパンもブラームスもかなり情熱的な選曲で、近年には珍しい感じのコンサートだった。
最近は、しっとり聴かせて余韻をという感じが多かったが、今回は情熱的な演奏だった。それでも、品の良さを感じるもので、そこについて議論はあるかもしれない。
Bプログラム、追加公演のオペラシティは珍しくアンコールあったようだが、こちらはいつも通り、アンコールなしの彼らしいリサイタル。
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母と惑星について、および自転する女たちの記録

2019-03-15 23:16:52 | 芝居・ミュージカル・バレエ
紀伊國屋ホール

作 蓬莱竜太
演出 栗山民也
出演
芳根京子 鈴木杏 田畑智子・キムラ緑子

初演はパルコ劇場だった。
母親役が、斉藤由貴からキムラ緑子になった。
昭和のダメな女を見事に演じていて、ぴったりはまっている。
しかし、例えば、現代の育児放棄や虐待に通じるのは、斉藤由貴の透明感ある冷たさだとも思う。
芳根は好演。初演の鈴木、田畑は役をしっかりものにしていて、観客を引き込む。
再演されるだけの作品だと改めて実感。
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ダニエル・ハーディング指揮 マーラー・チェンバー・オーケストラ

2019-03-14 22:33:08 | 音楽 Classic
東京オペラシティコンサートホール

[出演]
ダニエル・ハーディング(指揮)
マーラー・チェンバー・オーケストラ
[曲目]
モーツァルト:
交響曲第39番 変ホ長調 K543
交響曲第40番 ト短調 K550
交響曲第41番 ハ長調 K551《ジュピター

39番、かなり力強く鳴らしている感じだった。
39番からそのまま40番に。40番も憂いを感じるというよりも、力強い演奏が印象に残った。
休憩を挟んで、ジュピター、これがかなりテンポが遅く、じっくりとかみしめるような演奏であった。
今までの卒ないハーディングと何かが変わってきたかなと感じた夜だった。
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空ばかり見ていた

2019-03-11 22:22:28 | 芝居・ミュージカル・バレエ
シアターコクーン

作・演出 岩松了

森田剛
勝地涼
平岩紙
筒井真理子
宮下今日子
新名基浩
大友律
髙橋里恩
三村和敬
二ノ宮隆太郎
豊原功補
村上淳

岩松は恋愛を描くために内戦を舞台に選んだようだ。
しかし、内戦は背景を凌駕して大きく人間の生きる意味を問いかけてきている。
戦争の無意味さ、極限における人間心理等が描かれる。
森田は、良い役者になったなあと思う。舞台で観るのは数度目だが。存在感があり、表現力も。
勝地は、どんな役でも器用にこなすカメレオン俳優。重厚な翻訳もので大役をやらせてみたい。
ジャニーズファンがほとんどという異様な空間ではあったが、彼女たちが、戦争について考えるきっかけとなればそれもよしとしよう。
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