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Pretenderの備忘録

日本フィルハーモニー交響楽団 第725回定期演奏会

2020-11-20 23:23:21 | 音楽 Classic
サントリーホール

このコンサートは本来、インキネンの指揮で、後半はベートーヴェン4番だった。発売の段階でインキネンが入国できない可能性があると記載してあった。しかしながら、インキネンは韓国には行っていた。待期期間等のコストが合わなかったのか。日本フィルの財政はかなり厳しいので、首席指揮者の招へいも無理だったということか。
入りは半分くらいか。正直、私も、このプログラムでは。。。
コバケンは80とは思えない元気さで、コロナ渦で代役を次々と務める。特に日フィルは過去の関係もあるからだろう。しかし、ここで彼に任せないで、N響等のように若手や新しい組み合わせにチャレンジするのが本来あるべき姿ではないか。それも財政的に厳しいということか。

開演直前に後ろから大きな咳き込む音がして、はっきりと水しぶきがかかることを感じるくらいの飛沫を浴びた。振り返るとマスクをしていない。開演も迫っていたので声も出さずに睨みつけるだけだったが、マナーがひどすぎる。老齢のご婦人で、水を飲んだ時にむせたのだろうが、直ぐに手をあてるとか、マスクをするとかできたはずだ。最悪である。私はタオルで後頭部をぬぐうほどであった。

そんな状況で聞いたので、厳しくはなる。演奏も平板、ピアノも特段の面白みもない。アンコールに至っては力任せという感じだ。

後半は聴かずに会場を後にした。

出演
指揮:小林研一郎
ピアノ:清水和音
日本フィルハーモニー交響楽団

曲目
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op. 73 「皇帝」 
リムスキー=コルサコフ:交響組曲『シェエラザード』 Op. 35 

ピアノアンコール
ショパン:ポロネーズ 第6番 変イ長調 『英雄』
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迷子の時間

2020-11-19 18:23:31 | 芝居・ミュージカル・バレエ
パルコ劇場

作・演出 前川知大
出演
亀梨和也
貫地谷しほり 浅利陽介 松岡広大 古屋隆太 生越千晴 忍成修吾

前川得意の時空を超える話。
観客の99%が女性でびっくりした。亀梨目当てということか。顔も忍成の方が小さいし、スタイルも別にだし、どこがカッコいいのかねえと思うが、女性の心理はわからない。山Pはわかるが彼は知らなかった。

達者な役者に囲まれて、下手とまで言い切れないが、上手いとは言えない演技。

達者な主役でやったらどうなったかなと思わないでもない。


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アルマゲドンの夢

2020-11-18 23:58:33 | 音楽 Opera
新国立劇場

刺激的な100分、休憩なし。
藤倉の曲は、現代音楽ではあるが、メロディもある。
英語は聴きとりにくかった。
ウェルズの原作に英語の台本、日本のオペラがグローバル化で勝負するようになったんだなあと。題材が日本でないのだから。
演出も外国人ではあるが、蜷川を思わせる鏡の利用、映像の駆使等。

スタッフ
台本 ハリー・ロス
(H.G.ウェルズの同名小説による)
作曲 藤倉 大
指揮 大野和士
演出 リディア・シュタイアー
美術 バルバラ・エーネス
衣裳 ウルズラ・クドルナ
照明 オラフ・フレーゼ
映像 クリストファー・コンデク
ドラマトゥルク マウリス・レンハルト

キャスト
クーパー・ヒードン ピーター・タンジッツ
フォートナム・ロスコー/ジョンソン・イーヴシャム セス・カリコ
ベラ・ロッジ アジェシカ・アゾーディ
インスペクター 加納悦子
歌手/冷笑者 望月哲也
合唱 新国立劇場合唱団 管弦楽 東京フィルハーモニー交響楽団


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唐版 犬狼都市

2020-11-17 22:43:51 | 芝居・ミュージカル・バレエ
新宿梁山泊
下北沢特設紫テント

下北沢線路街の空き地にテント芝居がくるということで、行ってきた。既に先月唐ゼミが来ていたようだ。
梁山泊の芝居を観るのは初めて。テント芝居も学生時代以来であろうか。最初は意外と座り易いと思っていたが、途中、お尻が痛くなった。。。客席はそこそこ密であったが、換気が良い。本当は横を開放にしたかったらしいが、近隣からクレームがきたという。下北沢という場所の限界だろうか。住宅もすぐそこにあるから。
客層は、全共闘世代から、若者まで多岐にわたる。
アングラ演劇と言われるものは、もう唐の流れをくむテント芝居くらいになってしまったのかもしれない。
アングラ芝居の本質は変わっていなあいのかな。良くわからない内容。ただ、様々なところに過去の文化的な香りをスパイスとして入れる。特に若い人にはわかりにくいと思ったが、解説の紙が入っていた。
役者は肉体的なトレーニングはきちんと受けているように思われ、身体能力の高さを発揮していた。セリフについては、口跡や発声は改善の余地があるかもしれない。
アングラとは何だったのかに思いを馳せ、花園や新宿公園のテントにも足を運んでみたいと思った。
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令和二年十一月歌舞伎公演 第二部

2020-11-15 22:14:03 | 歌舞伎
国立劇場

国立劇場は、コロナ後初めて。
消毒に検温、座席も市松。
二階で観たが、従来の一等席が二等席になっていてお得。
逆に一回で従来の二等席が一等席で売られている。

孝夫さんが若々しくて素晴らしい。来月の南座、行きたかったが、買えなかった。
孝太郎も老け役以外に、こういう役はまあ良いだろう。
梅枝の息子が初お見得、しっかりしつけられている様子が良くわかる。

舞踊は、梅枝が非常に色気を感じる。鷹之資、千之助も若々しくすっきりとした三社祭。


梅野下風・近松保蔵=作
彦山権現誓助剣(ひこさんごんげんちかいのすけだち)
-毛谷村-
国立劇場美術係=美術

第一場 豊前国彦山杉坂墓所の場
第二場 同 毛谷村六助住家の場


毛谷村六助 片 岡 仁左衛門
一味斎娘お園 片 岡 孝 太 郎
杣人斧右衛門 坂 東 彦 三 郎
一味斎孫弥三松 小 川 大  晴
家人佐五平 片 岡 松 之 助
微塵弾正実ハ京極内匠 坂 東 彌 十 郎
一味斎後室お幸 中 村 東  蔵

上 文 売 り(ふみうり)
下 三 社 祭(さんじゃまつり)
清元連中

上『文売り』
文売り 中 村 梅  枝

下『三社祭』
悪玉 中 村 鷹 之 資
善玉 片 岡 千 之 助

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