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Pretenderの備忘録

ミネオラ・ツインズ〜六場、四つの夢、(最低)六つのウィッグからなるコメディ〜

2022-01-13 21:20:48 | 芝居・ミュージカル・バレエ
90分のNYの香りがする洒落た芝居。コメディと言ってしまってよいかどうにか。
今日のアメリカの分裂を垣間見るような、1950年代から89年までを。
主演の大原は初めて観たが、難しい演じ分けをこなしていたと思う。今後が楽しみだ。キョンキョンは、男役とレズビアンの女性役という捻った役をさらっと演じていて自然だった。20年前のキョンキョンでこの芝居の主演が観たかった。八嶋は子供を二役、こういう無茶振りに対応できる役者だ。特に一役がジョンデンバーそっくりで笑った。
かかっている曲は必ずしも、その年の曲ではないが、あの頃の曲。
これは、SOHOあたりのオフブロードウェーで観たら楽しいだろうなア。


●会場 スパイラルホール(スパイラル3F)
●作 ポーラ・ヴォーゲル
●演出 藤田俊太郎
●キャスト 大原櫻子 八嶋智人 小泉今日子
王下貴司 斉藤悠
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能声楽家・青木涼子 新曲委嘱世界初演シリーズ「現代音楽×能」 Vol. 9

2022-01-12 22:52:20 | 音楽 Classic
最初に企画についての説明が青木涼子から。
次に「現代音楽と謡」と題したトークが音楽学者の沼野雄司氏より。
作曲家が来日できなかったため、ビデオで曲目解説。
日本人作曲家は登壇。
最後に作曲家をネットで結んでの、QAセッション。先方に対しての質問がないと通訳しなかったり、回線が切れたり、気の毒だった。

以前は、黒紋付だった記憶があるが、今回はちょっとスリットの入った黒の洋服で白足袋だった。宮沢賢治、梁塵秘抄、オスカーワイルドと多様な曲。謡なので、言葉が重要なところ、外国人作曲家というのはなかなか難しいところだ。

音楽学者のトークは要らなかった。また、MCと通訳もクオリティが今一つ。芸術的には非常に重要なチャレンジだけに、残念。次回は10回目、楽しみだ。


サントリーホール ブルー
ローズ

出演
能:青木涼子
チェロ:上村文乃曲目ミケル・ウルキーサ:謡とチェロの新曲 [世界初演]
シルヴィア・ボルゼッリ:謡とチェロの新曲 [世界初演]
稲森安太己:謡とチェロの新曲 [世界初演]
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大阪訪問

2022-01-09 23:59:35 | 旅行
コロナが拡大を始めたが、以前から予定していたので、一泊で大阪。

新大阪から天王寺に出て、市立美術館を目指す。少し時間があったので、ぶらぶらと一帯を散歩。昼間の新世界。天王寺近辺はお洒落なオープンカフェも並ぶ。大阪の陣の真田縁の地も。





絵を観た後は、あべのハルカスへ。58階でこたつでおでんを食べられるという趣向。おでんを食べ終わるとちょうども日も落ち、夜景も美しい。







地下鉄に乗って、戎神社。ちょうどお祭りをしていて、笹を持った人が賑わう。

なんばまで歩き、なんばパークスでイルミネーションを観る。

そしてWホテルまで歩いて、宿泊。












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メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年

2022-01-09 23:07:57 | アート
大阪市立美術館

三部構成で満遍なく西洋絵画を紹介。
第一章 信仰とルネサンス、第二章 絶対主義と計木手技の時代、第三章 革命と人々のための芸術。
第一章では、エル・グレコやティツィアーノ等々。第二章ではルーベンス、カラヴァッジョ、フェルメール等々。第三章では、ターナーから、ドガ、ルノワール、モネ等の印象派、最後はゴッホとゴーギャン。

メトロポリタン美術館には50回くらいは行っているだろうか。でも、なかなか全てをきちんと観ることは難しい。彫刻も多いし、米国人画家の作品も多かったりする。

今回の企画は、入門編ということだろうか。特別有名な絵画が来ているわけでもなく、美術史をさらっとみたいな印象。

大混雑だった。時間指定チケットを買っておいて良かった。

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東京芸術劇場コンサートオペラ vol.8

2022-01-08 23:16:22 | 音楽 Opera
面白い企画だった。
開演時に、指揮と構成台本を担当した佐藤が特に、人間の声の時代の電話について解説。

ジャンコクトーの声をオペラ化。ジャンコクトーの声は女性の一人芝居で、私は鈴木京香(三谷幸喜演出)、寺島しのぶ(杉本博司演出)で観ている。オペラ歌手が独り芝居で歌い続けるのは喉への負担はかなりだと思う。雰囲気が良く出た舞台だった。

アルルの女は、朗読に音楽が付く。これもなかなか面白かった。俳優陣は複数役を演じ、声色をものの見事に変えている。

芸術の遊びと異分野との刺激を感じる舞台だった。


プーランク/オペラ『人間の声』
ビゼー/劇音楽『アルルの女』全曲
(アルフォンス・ドーデ、原作台本による原典版)

出演
指揮、構成台本:佐藤正浩
管弦楽:ザ・オペラ・バンド
■プーランク/オペラ『人間の声』
女:森谷真理(ソプラノ)
■ビゼー/劇音楽 『アルルの女』
語り、バルタザール、他:松重 豊
フレデリ:木山廉彬(東京演劇道場)
白痴:的場祐太(東京演劇道場)
ヴィヴェット、フレデリの母:藤井咲有里(東京演劇道場)
コーラス:武蔵野音楽大学合唱団(合唱指導:横山修司)
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