今日は、合唱団の子どもたちにとってすばらしい日になりました。 ふれあいコンサートで、「古川五巳とアカンサスフォー」の皆さんと共演したのです。
このコンサート、二つの文化事業団(よんでん文化振興財団、芸術文化振興基金)の助成をうけての公演で、チケットは500円という破格の安さ。 サイン会つき、出演の子どもたちや指導者にはお弁当付き、出演者、関係者の懇親会つきというとてもうれしいコンサートなのでした。
ピアノの古川さんは愛媛県松山市出身、アカンサスフォーの皆さんは東京芸大の同級生4人で構成する4重唱団です。 アカンサスというのは、東京芸大の学章にもなっている花だそうです。「 まっすぐな茎に花が寄り添うように咲いている姿は音楽の道一筋に4人が寄り添って活動してきた姿に似ている。」と会場の文化会館の館長さんがお話しされて、なるほどなあ、と思いました。
このコンサートには市内のSH中学校の音楽クラブのメンバーも参加していました。練習場兼控え室となった小ホールで中学生が練習を始めると、その迫力ある美しい歌声に、子どもたちのお箸を持つ手が動かなくなりました。お弁当を食べるのを忘れて呆然と見ていたのがおかしくもあり、かわいくもあり。
「さすが中学生はすごいね。」
「でも、小学生は日々成長するから楽しい。歌えなかった子がいつの間にか歌えるようになるんだもの。」
ほんとに、ステージに上がるたびに上手になっていくのを見るのは指導者にとって最高の喜びです。この子たち、11月は2回、12月にも2回、ステージ発表の予定です。
コンサートは、なつかしい日本の歌を美しい4重唱できかせていただきました。
コンサートが終わったあと、サイン会です。一般のお客様へのサインが終わった後、子どもたちもサインをしてもらっていました。 どこに?
ほら、楽譜をいれるファイルの表紙です。グッドアイデア
サインが済んだら懇親会の会場へ。 子どもたちの目は、テーブルの上のお菓子にくぎづけ 。 でもお行儀よく待ちました。
ソプラノの古川博子さんと一緒に記念撮影。 どうしたらオペラ歌手になれるのか質問している子もいました。
わたしはよんでん文化振興財団のかたに電化住宅のPRをされてしまいました。 「よんでん」というのは四国電力のことなのです。
一人の子がぽつり。 「あした学校が休みだったらいいのにー」
そうですねえ。 家に帰れば、明日の準備だとか宿題の残りだとか、学校モードに切り替えなければ。 でも、とっても楽しいことやうれしいことがあった日は、学校や仕事のことなど考えずに余韻に浸っていたいものですよね。