去年まで仕事仲間だったお友達と、お食事会を兼ねて県展を見に行きました。 最初4人の予定だったのですが、現職の管理職である一人は、会議が終わらず欠席。 祝日だというのに! 残念です。
行ったところは、川瀬見という松山人おすすめのお店です。 通されたのはゆったりとした広さの個室。 食べている途中に気がついて、写真を撮りました。
これで1600円。 新鮮なお刺身はあらかたなくなっています。
メインの炊き合わせはこんなの。 いろどりがとてもきれいでした。 お友達の焼き物にはキャビアがのっていましたよ。
ごはんは別に用意されていて、お代わり自由です。 さつま汁と高菜の炒め煮とが添えられていました。 どちらでも好きな方をかけて食べるのです。
さつま汁は、南予地方の郷土料理です。 わたしがまだ独身の頃、一緒に下宿していた先輩が作り方を教えてくれたのですが、 まず、鰺を焼いてほぐし、すり鉢ですりつぶします。そこへみそを入れてさらにすり、冷やしただし汁でのばします。 それを暖かい麦飯の上にかけて、ネギのきざんだのや、ごま、それにみかんの皮のすり下ろしたものをふりかけて食べます。 (あれ? 暖かい汁と冷たいご飯だったかな?) 魚のうまみが濃厚な料理ですが、ここのさつま汁はさっぱりとした味わいでした。
久しぶりの再会で、話に花が咲きました。 Kさんはまだ現職の教員ですが、Nさんはわたしと同じ退職1年生。主婦をしています。 二人の意見が一致したのは、退職して、ワイドショーなどをたくさん見るようになって、政治や経済の問題が暮らしに直結していることを実感していること、メタボ状態の夫のためにせっせと野菜料理を作っていること、1日中だれとも話さずに過ごすこともあること、などです。 ほんとに、表情筋の衰えが心配。
食事の後は、美術館へ。 文化の日とあってまずまずの人出でした。 工芸部門は、陶芸、染織、木工、人形、金工などさまざまなジャンルがあってなかなか楽しいのです。
わたしの作品は藍染めの着物と、小紋の着物にはさまれてちんまりとしていました。
ま、まずい。なんか作品が小さく見える。 二人はほめてくれたけど、やっぱり作品が弱いような気がするー。
題名の「黄昏(たそがれ)」を見たNさん、
「退職したばかりなのに、たそがれてたらだめじゃな~い。 いまから輝かなくちゃ。」
お、おー。そうきましたか。 ほんとにそうですね。