畑と田んぼの二つのビニールハウスに少しだけトマトを植えています。 畑のトマトは夏以来しばらく実がならなかったのですが、最近また熟れだしました。
うちのトマトは、真っ赤に熟れるまで木にならせておくので、とてもおいしいのですよ。春先に田んぼのハウスでとれたトマトが食べきれないので、ほうぼうへ差し上げたのですが、お金をだしてでも欲しいという人が何人も現れました。 亡くなったY子先生も、もうほとんどものが食べられなかったのに、うちのトマトだけはおいしく食べられて、買いたいから持ってきてね、と言われたほどです。
さて、そんなトマトなのですが、今回は味がイマイチ。 おいしいのですが、春ほどではないのです。 田と畑の土のちがいだろうかと思ったのですが、我が家の場合、一番の原因は日照不足らしい。 今は日照時間が短く、太陽に当たってないので味が悪いのではないかとのこと。 トマト専門の農家は、日照時間が少なくてもおいしいトマトを工夫して栽培しているとは思いますが。 そういえば、 トマトの枝が絡み合ってトンネルのようになった日陰のトマトはさらにおいしくなかったです。
わたしは、トマトの枝を整理することにしました。 実のなってない枝を全部切ってしまいました。 すると、こんなにたくさん。
5本ほどの苗がこんなに伸びたのです。 のびた茎はハウスの天井に届き、Uターンしてさがってきていました。
できるだけ実がお日様にあたるようにしてやりました。 こんなに赤くてもまだ採りませんよ ^^。
ところで、わたしのお気に入りの食べ方はー
1 まるかじり。 夏の間、トマトはまるで果物のように甘みがあっておいしかったのです。
2 今年雑誌の付録で覚えた食べ方ートマトのハーブ漬け
トマトを輪切りにし、上にミントの刻んだのと塩、粗挽きこしょうをふりかけ、オリーブオイルをまわしかけます。 冷蔵庫で2,3時間おくとおいしいのですが、すぐでも食べられます。
3 子どもの頃母がしてくれたトマトの甘酢漬
砂糖をきかせた三杯酢につけて半日ほどおきます。 まずいトマトもおいしくたべられます。 うちのおいしいトマトでは作らなくなりました。
4 完熟トマトのミートソース
水も砂糖も入れず、タマネギやトマトの水分だけで煮詰めたミートソースは、濃厚で自然な甘さの優しい味。
5 夏野菜のラタトゥィユ
オリーブオイルで炒めたナスやズッキーニと一緒に煮て、塩こしょうで味付けするだけ。 ニンニクをたっぷりきかせます。 やはり水や砂糖は使いません。
きょうはブイヤベースを作ってみました。
魚は冷凍室にタラがあったはず。 エビもある。 ワインの飲みかけもある。 セロリは買ってこなくちゃ。 サフランは、パエリアを作るとき買った。 ローリエ、とうがらし、もちろんある。(ローリエは大木になっています)
お買い物から帰って、さあ作ろうと思ったら、
しまった、セロリを買ってくるのを忘れた・・・・まあ、なしでもいいか。
エビは? あれれ? そうだ、このあいだエビチリに使ったのを忘れてた。・・・しょうがない魚を増やそう。
白ワインで煮る。 ワイン、ワインー。 うわーん、空になってる ぶじこたちが勝手に飲んでしまったようです。・・・もお~。
というわけで、ない物づくしの、 ブイヤベースと呼ぶにはあまりにもおこがましいスープになってしまいました。 でも、おいしかったですよ。