昨日に続いてY子先生に思い出のお料理を紹介。 ぎんなん飯です。
母がぎんなんを拾ったと言ってたくさんくれました。 かねがね染色の教室できいていたぎんなん飯を炊くことにしました。 ぎんなん飯はY子先生の好物で、毎年3キロものぎんなんを購入し、冷凍保存して1年中ぎんなん飯を炊くのだそうです。 Y子先生が亡くなった今年も、下の娘さんのT子さんがぎんなんをむいだそうです。 お稽古の合間に炊き方を教わりました。
ぎんなんの量は、米3合に対して200~300グラム。 皮をむき、甘皮をむいで、昆布とともに酒少々と、塩を入れて炊き込みます。
教わってしばらくたって、お店にお客さんが来ました。 その声が聞こえてくるのですが・・・・
「ぎんなん飯、苦くて食べられな~い。」
「えー、ぎんなんをどれだけ入れた?」
「米3合に500グラム。」
「バカモノー。ちゃんと量を教えてあげたじゃない。」
「たくさん入れた方がおいしいかと思って~」
お客さん兼お友だちの、さるお方のようでした。
では、作ってみましょう。
まずぎんなんの皮をむぎます。 わたくし、このためにぎんなんむき器を買って参りました。 こちらのホームセンターになかったので、わざわざ松山市に行って。
これで約200グラムです。 捨てる前に皮も一緒に写しました。 すでにここまでの段階で1時間経過。 テレビを見ながらのんびりではありますが。 これを3キロもむぐって!!?
お湯にいれて箸でかきまぜると甘皮がむけてきます。 十分火が通らなくても大丈夫。 すでにむげているのもありますが、あとは冷やして手でむぎました。
きれいなグリーンの実です。 2時間番組が終わってしまいました!
米と水を入れ、昆布、塩、お酒を少々振り入れて普通に炊きます。 わたしは堅めが好みですよ。
炊きあがりました。 きれいなグリーンは消えています。残念。 200グラムのぎんなんを混ぜるとこんな感じですね。 500グラムも入れたら・・・・米粒の方が少ないんじゃないかしら。
ぎんなんの独特のにおいと、もちもちの食感がとてもおいしいごはんでした。 思ったよりも匂いも苦みもきつくなかったです 。