先日、近くの畑の一角が白い花でうまっているのに気づきました。
ははあ~、これは大根の花ですね。
一輪だとこんな花です。 白い菜の花といったところ。 それにしてもたくさん咲かせたものです。
大根は、花が咲くとなかにすが入って食べられなくなるので、春になると、普通はこんなふうに頭を切ってしまいます。
さらには、それを抜いて、地面に寝かせて埋めておくと永く食べられるんだそうですよ。 ですから、あまり歓迎されない花なんですね。 たまに収穫し忘れた大根の花が咲いているのは見ますが、こんなにたくさんの花が咲いているのは初めて見ました。 何かの理由があって大根の世話ができなくなったのでしょうか。
あまり人に愛でられることもなく、ひっそりと咲いて、したたかに子孫を残す大根の花ですが、よく見ると清楚でなかなかかわいい花なんです。 特に、真っ白ではなく花びらの先が薄紫になっているのはきれいです。
菜の花の明るさもいいですが、白い花の群れもすがすがしくていいなあと思いました。