1月7日は七草がゆの日。 わたしも炊きました。 ただし材料は買ってきました。 きちんと商品化されているパックではなく、素人のどなたかが摘んできてパック詰めしているのを。 こんなもの買わなくてもそこいらに生えているんですけどね、ちょっと時間がなかったもので。
この真冬に春の七草を間違いなく全部揃えるには探す時間がいるんですよ。もともとが旧暦で行う行事でしょうから、今の時期は無理があります。 スーパーで売られているパック入りの七草は、ハウス栽培だそうです。
買ってきた春の七草 左からすずな(かぶ) なずな すずしろ(だいこん) これは問題なし
問題なのはこちらのほう。 左から、せり はこべら ほとけのざ(上) ごぎょう(下)
せり、はこべらはいいとしてやっかいなのは ホトケノザ。 今はコオニタビラコと呼ばれる植物ですが、
これはどう見てもニガナではないんでしょうか。 ちょっとかじってみればよかった。 これを入れて炊いたおかゆは苦かったんじゃないかしら。 わたしは入れないで炊きました。
年末に庭を掃除していて見つけたコオニタビラコらしき植物。 七草がゆのために抜かずにとっておいたのですが、これもどうもあやしい。 でもオニノタビラコとは全体の姿も花も違います。 もしかしたらヤブたびらこかもしれませんが、花がつぼみなので花びらの数を確かめることができません。
花の咲いたコオニタビラコは去年のブログに載せています。
それともう一つ、ごぎょう。 これも本物とは違うように思います。
ごぎょう=今でいう「ハハコグサ」
去年の夏、畑に咲いているのを見つけて場所を覚えておきました。 行ってみるとたしかにそれらしき草がたくさん生えていましたが、
少し伸びたのはこんな花がついているのです。 これはハハコグサの花とは違います。
ハハコグサはいったいどこへ? 夏になればでてくるでしょうか。
本物のハハコグサは、みっちゃんさんのブログで見られます。
というわけで、今年はごぎょうとほとけのざ抜きの七草がゆでした。
しかし、おかゆの嫌いな娘は、どうしてご飯に七草ではいけないのかと聞いてきます。 菜飯なら大好きなんですって。 おかゆにするのは、正月のごちそうで疲れた胃を休めるためですよね。 ・・・・・・でも、菜飯でもいいか。 もう少し暖かくなって全部が揃うようになったら試してみましょう。