夜遅く、娘が「これ見て」と言って買い物袋を持ってきました。
「かわいいじゃろ?」 そう言いながらとりだしたのは、直径5センチほどの鉢に植えられた多肉植物。
「あんまりかわいいんでついつい買ってしまった」そうで、一鉢100円というその多肉植物を5つ並べました。
ああ~、多肉植物なら家にもあるんですけどねえ。
私の植える草花には関心のない娘、何が植えてあるのかも全く分かってなかった・・・・・
そこで、夜中に母娘二人して多肉植物の観賞会です。
まず、外に放置していた多肉の鉢を、軒下に持ち込んで、懐中電灯のスポットライトで照らしてのぞき込みー
「ええ~、ちっともかわいくない~」
ははは、春に植えて以来戸外に置いたままちっともお世話してなかった多肉群は、どれもひょろひょろとのびて、敢えてお見せするほどのものはありませんでしたがー
以下、昼間に写した写真です。
葉っぱの縁が紅葉しているのがちょっときれいかな? 植えるときに名札をたてておいたのですが、これはたぶん「黄金花月」です。
「天狗の舞い」の札のそばにあったのですが、「天狗の舞い」はどうも消滅したのではないかしら。 伸びすぎてかわかりにくいのですが、どうも「火祭り」のような気がします。 いや、消滅したのは「火祭り」の方かな? せっかくの名札が役に立ちません。
小さな地味な花が咲いていました。
「茜牡丹」の花
褐色の葉っぱ自体が花のように広がっていてきれいなのですが、花もなかなかかわいい。肝心の葉っぱは虫に喰われて無惨な有様でした。
多肉の花といえば、こちらは「金のなる木」の花。 テーブルの上に無造作に置いてあったので写させてもらいました。
多肉植物の花って秋から冬にかけて、なが~い間咲いているんですねえ。 仲介する虫もいなくなって、どうやって交配するんだろうと思います。 どう見ても風媒花じゃないしね。
さて、お友だちの働くお店を訪ねていって、突然に多肉植物の魅力に目覚めた娘です。この後どうしたかというと・・・・・
わたしが出してやった多肉植物の本をながめて「かわいい」を連発し、ネットで検索し、サボテンの土はないか、植木鉢はないかと懐中電灯を持って家の周りを物色し、夜中に大きなネズミのようにごそごそとしておりましたが、こんなのを作ってきました。
あいにく昔ながらの素焼きの鉢しかなかったので、少々地味ですがー。
手前の大きな緑っぽい石は暗闇で光る石、ピンクの混じった白い砂は、沖縄の星の砂だそうです。 え、子どもの頃沖縄で買ってきたのをまだ持ってたの?
そして、きれいだけどあまり使い道のなさそうだったチュニジアのロバさん、居場所ができたようです。
生まれて初めての寄せ植えです。
大事にお世話してね。放っておくと母の寄せ植えのようになりますよ。