あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

かやぶき屋根カフェ

2020-02-18 23:35:37 | ランチ・カフェなど
 りんごさんのブログを見て行きたくなりました。
 
 かやぶき屋根カフェ「かやね」 
 
 ええ? 今時かやぶき屋根なんてあるの?よっぽど山奥の限界集落みたいなところではぼつぼつ見たことはありますが ・・・ありました。屋根をトタンで覆っているからぱっと見茅葺きと分かりません。
 

 
 ヨウコがさっそくお庭を探検していました。
 最近あちこちに古民家カフェができて人気のようです。若い人にとってはこういう建物はすでに「非日常」なんでしょうね。ある年齢以上の者にとっては郷愁をよぶ懐かしい建物。いずれにしても魅力があります。まして美味しい物が食べられるとあらば。
 もちろん予約していったのですが、車を停めるスペースもないくらいお客がいっぱいでした。

 
 入って左側がお座敷席への上がり口。右側にはテーブル席がありました。
 そうそう、わたしが小さかった頃の我が家もこんな感じだった。左手に畳の部屋があって、ちょうどテーブル席のところが土間で、土間の奥に土間の台所がありました。表との境にのれんが吊してあって・・・・農家の造りはどこもよく似ていますね。
 
 
 いろいろ古い物が飾られていました。

 
 わたしたちは二階の部屋に案内されました。手すりのない急な階段は母方の祖父の家を思い出させました。階段を上りきったところに置かれたあんどん。
 

 
 二階はなんとこたつ席。あらら、ちょっとぼけてます。光量が足りなかったですかね。
 このチェックのカバー、わたしが若い頃使っていた座布団に似ています。

 ついたてで仕切られたこたつ席が3つ。本当に昔にタイムスリップしたみたいなんですけど、ファンヒーターが二つも置いてあって、昔には戻りきれません。でもこれがなかったら部屋はすうすうと寒くてー
 原因は屋根にありました。

 
 天井がないので造りが丸見えです。これはこれで興味深いです。が、屋根と壁との間に隙間が空いているんです。四角い箱の上にぽこっとかやぶき屋根を置いただけのような造り。夏はきっとすずしいのでしょう。
 そうだ、わたしの家も土間の上には天井がなかったんだ。(部屋の上にはあったと思います)太い梁がむき出しで、梁に綱をかけてブランコを作ってありました。わたしはブランコを漕ぎながら九九を唱えて、そばで母が機械で縄をなっていました。わたしが間違っていうとその都度訂正して・・・・懐かしい思い出がよみがえってきました。
 一度だけひどい台風がやってきて、風の音におびえながらも寝てしまいました。朝起きてみると、下駄が土間にぷかぷかと浮いていて、上を見ると青空が見えました。なんと、藁屋根の一部が飛んでしまい、雨が吹き込んでいたのです。そうとも知らずぐっすりと寝込んでいたみたい。
 
 そういえば、うちのトイレとお風呂は外にありました。まだ一人で行けない頃、夜も昼も母が付き添って行ってくれたのでしょうか。昔の子育ては本当に大変だったのでしょうが、子どもはそんなこととはつゆ知らず、親に守られ、何の不安も苦しみもなく貧乏も苦にはならず、幸せだったんだなあ、と今になって思います。子どもって、一番幸せな時代をはっきりとは記憶してないのよね、と甥っ子のお嫁さんが言ったことがあります。ほんとうにそう。実は幸せに育ってきたんだと、こうして年をとってからしみじみと思います。
 
 肝心のお食事は

 
 何種類の食材が使われているかしら。一日30品目っていうけれど、これは一食30品目ってところかしら。メニューはこれ一つみたいです。ご飯はショウガご飯か白ご飯が選べます。ハンバーグが堅めのしっかりとしたものでしたので後で聞いてみましたら、ゴボウを細かく刻んで混ぜているとのことでした。
 ブロッコリーのポタージュがとてもおいしかったです。お椀の中はかき玉汁。庶民的で和洋折衷。子どもの頃、副食のことを「お菜」と言っていましたが、そんな言い方がぴったりのような素朴で懐かしい味。左上の三角形のは、油揚げの中に卵を入れて煮てありました。薄味だけどしっかりと味が染みておいしかったです。こんど作ってみよ。
 飲み物はコーヒーを頼みました。子どもたちにはカルピスのサービス。 



 スタッフさんがとても優しくて、子どもたちにも気を配ってくれて本当にここちよい時間を過ごせました。
 
コメント (2)
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