あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

たこめし

2008-02-06 22:22:22 | くらし

 今、たこが釣れるんだそうです。 たしか、女将はそう言ったと思うんだけど。 釣れる? たこつぼかなんかで捕るんじゃなくて? 
 


 先日、家族で食事に行きました。 そしたらそこの女将が、たこがたくさんあるからと言って、冷凍のたこをくれたんです。 旦那さんがたくさん釣ってきたんだそうです。 うちはみんな、たこ大好き人間 (わたしを除いては)。 わたしは、たこは鶏肉ほどきらいじゃないんだけど、積極的に食べようという気にはなりません。 でも、大喜びでもらってきました。 食費が助かるわあ   たこだけは冷凍しても味が変わらないんだそうですよ。 ほんとかな? まだ、それもたしかめてないのに、こんどは生のたこをくれました。 



 なにだこなんでしょう。 ずいぶん足が長くてスマートです。 頭の中のわたをとってくれていました。そのため頭が小さくてよけいに足が長く見えます。 新聞紙の上に斜めにおいてなお、足がはみ出るので曲げています。
 2匹くれて、1匹は夫が自分でさっさとゆでて食べてしまいました。 本当にたこ好き。
 残りの1匹を、女将が教えてくれたたこ飯にすることにしました。


 具にするものは、たことごぼうと松山揚げだけ。 味付けはしょうゆとみりん。 ごくごくシンプルなごはんです。


 さて、わたしは、たこを料理するのはいやなんですね。 まず、すり鉢の中に入れてたこに塩をまぶしてぬめりをとります。 その「塩磨き」がとってもきらいなので、それをするのは夫かぶじこの役と決まっています。 が、今は二人ともいない。 でも、今つくって実家で留守をしている父に持って行きたいので、しかたなく自分で塩磨きすることにしました。


 こんな大きなたこをいれるすり鉢はないので、おおきなざるの目にこすりつけることにします。
 塩を気前よく一つかみ。 たこにふりかけて、米をとぐようにたこをもみます。


 ぐにゅっ ぐにゅぐにゅ うへぇ~。 泡がぐちゅぐちゅぐちゅとでてきて生臭い匂いがあたりに広がります。 これがいや。
 がまんして ぐにゅぐにゅぐにゅ にゅるにゅる ・・・  ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ・・・
 粘っこい泡がいっぱいでたら洗い流します。 どうも生臭いので、わたしはお酒でもういちどもみました。 それを切って、洗ったご飯と一緒にたくのですが、切るのも苦労します。 なんとたとえたらよいかー、 たこの皮をおさえても、中身はくにゅっと移動してきちんと押さえられないんですね。 なので思うように切れないのです。 ええい、めんどうくさい大きく切っちゃえ、どうせ火を通したら縮むだろうと、適当に切っていったら、 こんなに大きなかたまりができました。



  炊きたてはまあよかったのですが、冷えたのをレンジで温めたら、大きなたこはゴムのかたまりのようになってしまい食べるのに苦労しました。


 

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撮った! 氷の花のつぼみ

2008-02-06 00:24:39 | 植物

 まだ、日陰に雪が残っています。 ゆうべも桜三里は雪がちらついていました。
 今朝、にわとりにえさをやりに行ったら、霜がおりていました。

  もしかしたら 

 わたしは、この間氷の花が見られたところに行ってみました。 

 やっぱりー。 この間とは比べものになりませんが、それでも蕾ほどの小さな氷の花が見られました。 裂けた茎の間から氷がはみ出しているという感じです。

 こちらはもう少し大きくて、二つ、いや、左の方にも少しのぞいていますね。

 そしてこれは左側に長く、魚のせびれのように。

 もっと早起きして見たら今より大きかったかもしれないなあ。 でも、再び見られてよかったです。毎年、このサルビアは秋に引き抜いてしまうのに、昨年は遅くまで咲いていたのでそのままにしておいたのです。おかげで珍しいものを見ることができました。
 
 田んぼへ行ったら、今年初めてヒバリがさえずっているのを聞きました。 あと1週間すれば春を呼ぶ椿まつり。 もう氷の花は見られないかもしれません。 来年の冬に期待して、今年の秋もサルビアを引き抜かずにおくつもりです。 

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ビニールハウスの野菜

2008-02-04 22:54:48 | 植物

 寒さ続きで野菜の値段が高騰しています。 うちはキュウリのハウスの中に自家用のトマトやナスも植えているのですが、ようやく収穫できるまでになりました。 キュウリに比べると2ヶ月近く遅いです。


 トマトは虫がいないので人工的に受粉します。 畑で完熟させたトマトは、今から春にかけて、びっくりするほど甘いおいしいトマトになるんですよ。



 なすはどうも形のいびつなものが多いです。 気温が低いせいでしょうか。 



 野菜ではないけれどーハイビスカスもつぎつぎと咲いています。



 雪解けの畑ですごいものを見つけました。 9月にまいて芽が出なかったほうれんそうが、いつの間にかこんなに!
雪に埋もれながら生きていたのですね。 いつ芽が出たのか知らないけど、ずいぶん小さいです。 どうししてすぐに芽を出してくれなかったのか、すっかりあきらめて放置してしまっていました。



 それに比べて、こちらは頂き物のほうれん草。 ハウスで栽培すると冬でもこんなに大きくなるんですね。 その場で引き抜いたのをもらってきたそうで、新鮮でやわらかくとてもおいしいほうれん草でした。 今ほうれん草は生産者もびっくりの高い値で取引されているそうで、これだけたくさんのほうれん草だと市場の値段で2000円くらいするのではないかと思います。タダでいただけるなんてラッキー



 暖かいハウスのおかげでおいしい野菜が食べられるのはいいのですが、燃料代はすごくかかります 。 

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節分なのに

2008-02-03 22:47:55 | くらし

 昨夜から降り始めた雪は朝になっても降っていました。 重たそうな雪がぼとぼとと。 これで3回目の雪です。 今日は節分、冬と春の境目の日ですのに。


 柿の木に積もった雪は、いつ見てもきれいです。



 あおむしのすんでいるブロッコリーも、白菜も雪帽子をかぶっています。 あおむしは雪のないところに避難しているのでしょうか。 地面がどろどろで近づくことができません。



 今日も会えました。 カワセミ君。 雪の中をそうっと近づくのですが、これ以上大きく撮ることができません。 これを撮影していたら、もう1羽そばから飛び立ったのがいます。 もしかして2羽? そうだったらとってもうれしいです。 



 夕方スーパーに行ったら、入り口近くのお総菜売り場には、巻きずしが山盛りでした。 そして飛ぶように売れていました。 わたしは買いません。 恵方巻なんて寿司、いつから言い出したのかしら。 ごく最近のような気がします。 抜け目のないどこかの仕掛け人に乗せられて、これが日本の習慣です、なんて全国同じ事をするなんてーと、一人抵抗しています。 


 子どもの頃、節分にはひいらぎとたあらぎ(たらの木)といわしを出入り口にかざっていました。 そのたらの木も、つい数年前まではスーパーの入り口に「ご自由にお取り下さい」なんて置いてくれてたのに、今ではこんな風に割り箸にセットして売っています。 となりのひいらぎは我が家のひめひいらぎ。 ふつうのひいらぎより小ぶりで葉が密なので気に入っています。



 節分で思い出すことがひとつ。
 わたしが高校生の時、創立何十周年記念だとかで、記念に手帳のようなものをもらったのですが、その手帳の欄外には、どのページにも、先生方の200字ほどのコメントと、生徒のコメントの代表的なものが記されていました。 部活動の顧問だったA先生の文章は「節分の日、鬼の子どもが雪の中で泣いていた・・・・・」というような書き出しで始まっていました。そして最後は
 「鬼は怖くない。鬼をつくる人間の心こそが恐ろしい。」
で、終わっていました。


 わたしは、この一文を今でも覚えています。 A先生がすぐれた教育者であったことを、のちに新聞で知りました。 教師になってから、「おにたのぼうし」というお話を知り、ああ、このことだったのかなと思いました。 それで、教師として、子どもの鬼だけはつくらない、そう思ってやってきたつもりです。   


 年に一度、節分になると思い出す言葉です。 まあ、毎日それができたらわたしも聖人君子です。 でも、まだまだ修行が足りないもので、ときどき心の中でおとなの鬼をつくっては、うっぷんを晴らしていますがね。

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寒さに耐えて

2008-02-03 00:07:42 | 生き物

 氷の花が咲く今年の冬、畑のにんじんやごぼうは、精一杯葉を広げ、ピタッと地面にへばりついて寒さに耐えています。




 2度の雪で心配してたのは、生えたばかりのかぶとだいこん。 時期をずらしてまいたら遅くにだいこんがとれるかな? と思って12月に種を蒔いてみました。 ちょっと無茶だったか。 双葉からちっとも大きくなりません。 そしてこの間の大雪。 特に先々週の日曜日は、すっぽりとつめたい雪に埋もれてしまいました。


 ところが、雪がとけるとこのとおり。 元気に葉を広げています。



 そして気になっていたカワセミ。 雪の日以来ちっとも姿を見なくて、生きているんだろうかと心配していたのですが、昨日、今日と続けて姿を見ました。 やっぱり美しい。 青い羽根をきらめかせて飛んでいます。 
 カワセミ君、そのうち傑作写真を撮ってやるからねぇ。



  最後に、ブロッコリーを住処にしているあおむし。 葉を食べ尽くし、今は花を食べて飢えをしのいでいる様子。 もちろんこれも雪に埋まってしまいました。 さすがにこれは生きていないだろうとあきらめていたのですが、どっこい、生きていました。 ただ雪の前には3匹いたのに、今は2匹になっています。 死んでしまったのか、鳥にでも食べられたのか。 さなぎならいざしらず、毛もはえてないあおむしの姿で雪の間どうしていたのでしょうか。 冷凍青虫? 生きているのが奇蹟に思えます。 田んぼへいくたびご機嫌伺いにいく毎日です。
 


 それなのに・・・・きょうはまた雪が降りました。 夜、桜三里を走ったら、雪は吹雪に近く、道路はシャーベット状態。 この寒さの中で夜間の道路工事をするらしく、何人もの人が準備をしていました。植物も、生き物も、人間も寒さに耐えてがんばっています。


             


                 ここからはあおむしの画像          


           



 

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消えた氷の花

2008-02-02 00:13:08 | 植物

 痛恨のミスです。 写真を取り忘れました。 第4のスクープ写真になったかもしれないものを・・・・


 1 キジ  2 カワセミ  3 メジロ  4 ・・・・


 つい先日、(多分「雪待ち」の記事を書いた前後の寒い日) 庭のはずれの半ば荒れ地と化した場所で、不思議なものを見つけました。 それは立ち枯れたままのサルビア(コッキネア)なのですが、枝枝に白い綿毛のようなものが無数についていたのです。 遠くから見ると、モンシロチョウがたくさんとまっているように見えました。
 近づいてみると、それは泡立てたメレンゲを枝にくっつけたようでもあり、花のようでもあり、エノキワタフキアブラムシという虫の巨大版のようにも見えました。 
 昨日までこんなものあったっけ? 突然出現した白いふわふわに見えるもの。 これはいったい・・・・・? 


 そこで思い出したのが、「シモバシラ」という名前の植物。 わたしがちょくちょくおじゃましている「山野草掲示板」 で見たことがありました。 
 これは「宇和島のお爺様」ーと、このわたしが言っていいのか、わたしから見ればお兄様くらいの方かしらー が、開設しておられるホームページ「一夫の部屋」の中にあります。
 それによると、シソ科の「シモバシラ」という植物には氷の花が咲くらしいのです。
 許可を得て画像をお借りしてきました。


 ほら、こんなのですよ。 ほんとうに綿かメレンゲのようでしょう。


 


 不覚にもわたしは、この写真の白いものは本物の雄しべ、雌しべを持った花だと勘違いしてたのですね。 本当に不思議な形の花があるものだと信じ込んでおりました。 


 だから、「シモバシラ」の花に似ているなあと思ったものの、目の前のサルビアの茎についていたものが「氷の花」だとはわからなかったのです。
 いいや、後で写真をとって調べてみよう、と思ったのですが、ばたばたとしているうちにすっかり忘れておりました。。 


 夕べ久しぶりにいろいろなブログを読んで、画像掲示板に再び「シモバシラ」の写真が載っているのを見つけて、解説を詳しく読んで、ようやく理解しました。


 これは、地中でまだ生きている植物が水を吸い上げ、それが導管を伝って地上部へ出たとき茎の割れ目からしみ出して凍った「氷の花」なんだと。 
 だったら、「シモバシラ」だけでなく他の植物でもこういう現象は起こりうるのだ!!


 今朝、わたしはカメラを持って庭の片隅に走りました。
 


 ありません。 当然のことながら。 とけてなくなったのです。


 くー、くやしい。 


 


 せめてもの証拠に、縦に大きく裂け目のできたサルビアの茎を撮ってきました。 そう言えばサルビアもシソ科ですよね。 この現象は、シソ科の植物にのみ起こるのでしょうか? 暖地ではよほどの条件がそろわないと起こりそうもないと思うのですが、案外よくあることで今までわたしが知らなかっただけなのかしら? 
 もう一度見てみたいものです。 寒さよもう一度。 でも、もう立春だし、やっぱり寒いのもいやだし・・・・   
 返す返すも残念なことでした。

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病院の窓から

2008-02-01 00:35:14 | くらし

 入院の母に付き添って、2日ばかり病院で過ごしました。
 手術を終えた母にあてがわれた部屋は広々とした個室で、南側は天井まで全面が2枚ガラスの広い窓になっています。 まるで都会の高層マンションみたい! (行ったことないけど
 180度とまではいかないけれど150度くらいは見渡せるかな?

 手術前にいた大部屋も一人あたりのスペースが広く、窓からの景色がよいので母は喜んでいました。 建物の端も上から下まで見通せる大きなガラス窓で、
「ここからは夕焼けも、夜景もきれいなんよ。」
と、うれしそうでした。

 本当に、夕方になると松山平野全体が夕日に赤く染まりました。

 敷地内にはたくさんの木があって、小鳥たちが飛んできます。

 

 以前、親戚の人のお見舞いに行ったのですが、そこは古い病院で、狭く暗い、穴蔵のような病室でした。 それを思い出して、病院の環境って大切だなあと思いました。 患者やその家族にとって、明るく気持ちのよい環境はそれだけで生きる希望をもたらすものだなーと。 食事も和食と中華・洋食から選べるようになっており、母は楽しみのようでした。 病めるものは病めるなりにそこで生きている喜びを感じられるような環境だと、回復も早いような気がしました。 まして優しい看護師さんたちの笑顔があればなおさらのこと。 笑顔美人の多い病院です。
 せっかくの居心地のよい病室でしたのに、早々に大部屋に帰されてしまいました。 

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