入院中の母が、山のほうの畑にキャベツと高菜ができているから採ってお帰りと言いました。
さっそく畑に行ってみました。 あおむしを見つけたキャベツ畑です。 あおむしはどうなったかな? と、気にしながら鎌で切り取りました。 どうもあおむしは死んでしまったらしいです。死骸らしきものがありました。 やはり寒さには勝てなかったのでしょう。
つぎに高菜を捜したのですが、どうもそれらしきものがありません。 畑の端っこに無造作にはえているたくさんの菜っ葉。 これなのかな? でも、どう見てもそれは野良ばえなのです。
高菜はどこだ~。
一番高菜らしい色をした菜っ葉。でも形は株のように見えます。
引いてみると、大きめの根っこが。 でもかぶではありません。 大根とも違うし。 ただ、うちの畑にはえていた甘い大根に色は似ています。
よく見ると、みんな形がちがう、なぞの菜っ葉ばかり。
小松菜の色つやなのに形はだいこん。
地上部分は、完璧大根の葉。
でも、根っこは大根じゃない。
何年か放置している間にいろいろな野菜が交雑してしまったのでしょうか。 アブラナ科の野菜は交雑しやすいと聞いたことがあります。 新品種ができたかな? 高菜カブ。 小松菜大根。 大根高菜。なあんてね。
なんだかわけがわからないけれど、菜っ葉を採って帰って煮浸しにしました。 大根のような葉っぱは、あんなに大きいにもかかわらずとてもやわらかくて、ちょっぴり高菜の匂いがしました。
病院に行って母にこのことを言いましたら、高菜を植えている場所がちがうと言います。 なあんだ、やっぱりあれは野良ばえだったのか。 もう一度畑に行って確かめましたら、
高菜が立派に育っておりました。