言わばホンモノのフーテン老人になっちまったというわけで・・
旅行記も終わったから、また自由自在に駄文を書く。さらに、新たなテーマで論文という名の駄文書きを始めた。今度は、教育関連である。道徳教育では、二年前に書いた。ある学会に出させていただいた。実は、こっちの方が専門である。あたりまえである。これでもって定年まで喰わしていただいたのだから。
好きでやっていた民俗芸能学とは違っている。ま、いいか。どっちもどっち。所詮論文書きは素人である。それに、これから何かになってやろうという野望もない。ナイナイづくしである。
組織のトップに立っていないと定年をはるかに延長して、仕事を継続することなんてできないからだ。
実は、この週末に義兄が拙宅にやってきた。釣りにである。房総九十九里浜に生まれ育ったのだから、海が大好きである。古女房ドノの兄だから私よりも年長である。つまり、古女房ドノは私と同年だからという意味であるが。
ある鉄道会社のかなり上の方の仕事をしていた。それがとうとう定年になって、退職した。で、まだ顧問という形で残っているのだ。さらに、週に三日も出勤しているという。さらにさらに、今月はロンドンに行ったという。私のような物見遊山とは違っていた。部下3名を連れて、出張だったという。イギリス相手にセールスをしに行ったのだそうな。鉄道関係のエンジンの。
ご苦労さまなことである。
私にはそんなことは出来ない。耐えられない。もっとも、そうやって仕事をくれる相手もいない。つまり簡単に言えば、誰も相手にしてくれない(^0^)。
どうでもいいことだ。そんなことは。
それよりも、好き勝手に生きている方がうんと楽しい。自分のやりたいことをやっている。それができるのも、組織に属していないからだ。マジにそう思う。
でも、一つだけ欠点がある。
組織に属していないと、自己評価が甘くなる。どうしてもそうなる。
唯我独尊になっちまう。オノレのやっていることは、これでいいのだと思いがちになる。だから、師匠が必要なのである。つまり「型」というものをご指導いただいていないと、自己満足で終わってしまう。
そういう危惧を持っているから、学会に投稿して査読をしていただいて、評価をしてもらうのだ。それがオノレへの戒めになる。
評価がないと、拙ブログと一緒である。勝手なことを書いて、てめぇだけでオダを上げているだけになる。まるっきりドンキホーテである。こういう爺にだけはなりたくないと思っているから、戒めとしているのだ。
ところが、老人大学はそういう他者からの評価がない。つまりレポートもないし、試験もない。これは困った。こういうのんびりしたのは初めてであるからだ。
それにもちょっと慣れてきたが、そうなるとまたまた生涯学習のムシが騒ぎ始めてくる。つまり物足りないのである。いつまでたっても止められないのだ。因果な性格である。どうしても、そういうことをやっていたいのである。
変わっているのかもしれない。しかも生涯学習なんてやったところで、なんの収入にも結びつかない。
ましてや、義兄のように顧問として残ってくれなんて声もかからない。まったくしょうもないことばかりやっているっちゅうことになる。
学士を一つ、修士を一つ持っているが、これも収入にはまったく無関係である。博士を取得してみたかったが、学業劣等・病気になって退学のやむなきとなってしまったし。これまでの歩みは、まさに「無意味」の一言に尽きる。
メリットの全く無い生活をしてきたわけだ。
世間的にはである。
だから古女房ドノには理解していただけないのだ。学位をとっても再就職の道もなんにもない、収入にも結びつかない、学費だけ出ていってしまうというのでは、まったく「道楽」である。彼女のいうとおりである。退学するときは、いろいろと衝突した。当たり前である。私だって、もったいないという意識はあったからである。3年間在学させていただいたし、あちこちと学会で発表させていただいたからである。それもなにも全部捨てるということになるからだ。
しかし、諦めた。
Doctorの言うとおりにした。論文書きなんてやったところで、生きることには直結していないっちゅうもんだ。それにdoctorに比べたら、論文書いても患者の治療に役立つわけではない。なんの役にも立たないっていうわけである。
そんなことをやっているんだったら、自由に時間をつかっていくべきだと感じたから、こうやって生きているのである。
言わばホンモノのフーテン老人になっちまったというわけである。
世も末じゃよ。まったく、まったく。
だから義兄のように出世街道をばく進するってぇわけにはいかなかったというこっちゃ。
ま、こんな人生もある。
誰に誇ることもできねぇし、誇るつもりもない。所詮田舎教師であったというだけである。別にいじけて書いているのではない。そもそも価値観が違っているからだ。末は博士か大臣かというのではないからだ。
わかるかなぁ~、わかんねぇだろうなぁ。
特にリーダーと呼ばれている方々には。
(^_^)3 フムフム。
今度書いている論文は、そういうリーダーのあり方というものを論じてみたいと思って材料集めを始めた。スクールリーダーのあり方ということを書いてみたい。しかもITを応用したところの。
またまた楽しい生涯学習の日々が始まるよん。
そういうこっちゃ、そういうこと。
じゃぁねぇ~。
(^_^)ノ””””