老いを超越した天下御免のウルトラ老人たち。オレサマ老人にガツンとヤラれるのもまた良し。ボキ思ふに、独居老人なんて関係ねぇのだよん。
内閣府の統計「平成26年版高齢社会白書」(http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2014/zenbun/s1_2_1.html)に、興味深い表を発見した。
「独居老人」のことである。
まずは、以下にその表を紹介する。
この表からは、一人暮らし高齢者がだんだん増加しているということが読み取れる。まだ子供世帯と同居している高齢者もいて、それはそれで良い傾向なんだろう。しかし、一人暮らしに視点をしぼりたい。
何故か?
誰だって独居老人になる可能性はあるからだ。配偶者の死によってそうなるからである。もっとも最初からお一人様で通した人は、それはそれで立派なことである。
そもそも、一人で生まれて、一人で死んでいくのだから、お一人様で生涯通すのも良いことであろう。ただし、死んだら、棺桶に入れてくれる人は探さないとアカン。自分で棺桶に入り、自分で、墓に入ることはできないからで。
そういう生き方を選んでしまったのだから、仕方なし。諦めるしかない。
独居生活をしていたら快適なのかもしれないから。
でもでも、独居老人というのは悲惨だとは限らない。楽しいだろうなぁと思う。好きなことをして、全部自己責任で、やりたいことをしまくって、人生を謳歌するってぇのは憧憬の的である。
まったく同感する。楽しいこと、やりたいことは無限にあるからだ。それに、独居老人というのは孤独でも、悲惨でもなんでもない。たいして裕福ではなかったかもしれないけど(ボキのようだな・・トホホ)、部屋に一人で生活し、誰にもおせっかいすることなく、またされることがない。さらに、部屋の中で好きなものに囲まれて、ストレスもまったくなく、面倒な人間関係に悩むこともなく、むろん将来のことなんかまったく考えないで生きていけるんだからこんなにハッピーなことはない。
ちょっと年をとった若者、一人暮らしの大学生みたいなもんを想像するとわかりやすいというものである。ちょっと汚ぇ部屋を考えてしまうが。ま、それはご愛敬というもんじゃ。
もう一つ表を見てみよう。
これである。これ。
直近のデータで見ると、高齢者人口の23%が一人暮らしになっている。しかも、女性が多い。当然であろう。
寿命が長いのと、一人でも暮らしていけるからである。
非常に悔しい結果である。
不公平である。
納得できないからである。
わはははっはははっはっはははっはは。
話は変わるが、「珍日本超老伝」(ちくま文庫)という珍書がある。この文庫に登場してくる珍老人たちは、このような世の中の傾向にさからって生きている珍品揃いのジジイたちである。
憧れていた文庫で、中古本でも高かった、1180円もしたのだよん。
なにが書いてあるかというと、筑摩書房のサイト(https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480427779/)から引用すると以下のように書いてある。
① 「著者が日本中を訪ね歩いて巡り逢った、老いを超越した天下御免のウルトラ老人たち29人。オレサマ老人にガツンとヤラれる快感満載!」
②「元大学教授の女装家、85歳でラッパーとしてデビューした元ジャズマン、80歳過ぎても現役のAV男優…著者が日本中を訪ね歩いて巡り逢った、エキセント リックでパワフルで、まわりからどう思われるかなんて、生れてこのかた一度も気にせぬまま、自分だけの世界を築くべく暴走し続けるじいさんたち。文庫化に 際し、新たなる『超老人』を増補。」
つくづく珍品老人は世の中に多いもんじゃと思ってしまう。
ボキも他人のこたぁ言えねぇけど。
笑っているしかにゃーいのだよん。
さ、けふも好き勝手に生きていきまひょ。
Gymに行ったり、バイトの塾に行ったり、図書館に行ったり。
家にいると古女房ドノに叱られるから。
Bye-bye