出発はゆったりだったけど、中身は相当に強行軍。日本じゃあり得ないけど、もったいないからメモとカメラだけはフル活動。だってもう二度と訪問することはかなわないだろうから。マジに。こっちのジジイは死ぬだけだから。(^_^)
6月2日(木)
ポンペイからナポリ、さらにフィレンツへ。
今日は比較的ゆったり出発。強行軍は、ジジババには辛いもんがあるから助かる、助かる。
今日はタノシミにしていたポンペイの遺跡。世界史の教科書では知っていたものの、ここに来て実際に遺跡を見ることができるとは思ってもみなかった。やはりリタイアしてからは、ゆったりと生きてみるもんじゃと思った。ゆったり生きているからこういう遺跡を見ることができるってぇわけである。感謝である。感謝。それに書物で知っているだけでは、こころもとない。見て・聞いて・触って(?)・・・という行動に移さないとアカン。触るってぇのは危険だからやらないが(^_^)。
ヴェスヴィオ火山が遠くに見える
午前中は、ヴェスヴィオ火山の麓であるポンペイ遺跡へ。爆発的な噴火でもって、この火山の上部が吹っ飛んだのだそうだ。かなり前から地震があって、伝説では一晩でポンペイが潰滅したということであったが実際は三日くらい時間があったらしい。今で言えば火砕流でも発生したのであろうか。会津の磐梯山と似ていると第一印象で思った。山の上部が吹っ飛んだというのだから、似ていて当然であろう。
まずは、「ガレリア・ポンペイ」に立ち寄り、ガイドのMsロザリアさんと待ち合わせ。日本語が実に上手である。さすがである。こういふ人のアタマの構造というのはどうなっているんだろうかね。毎度思うのだが。
マリーナ門から入場。
マリーナ通りから、猫目石や道路と横断歩道を見てフォーロ広場。ここでジュピターの神殿を見て、そこから遠くに見えるヴェスヴィオ火山を遠望する。天候も良くて、はっきり見えた。でも、なんだか我が日本だってうっかりできないと寒々しい感じになった。じっさい会津磐梯山だって・・・というのがあるからで。
毛織物組合の館(エウマキア館)でカメオ彫刻、さらに市場(マルケム)、宅配屋、フォーロ浴場へ。フォーロ浴場は、テルマエロマエという映画をVIPバスの中で見たので、なんだかそれを思い出した。フォロー浴場は、運動場、脱衣場、冷水浴場、適温室、熱水浴場、水盤があってなかなか興味深いものがあった。さらに遺跡の中にあった居酒屋も見た。パン屋の跡も。石窯もあった。
フォロー広場に戻って、展示品を見る。人や犬型の石こう等を見た。
そして、ヴィーナス神殿から出口へ。
ランチは、「vesuvio」で昼食BOXをピックアップしてナポリ中央駅へ。
この駅で、イタリア版新幹線itaro 9986号(日本の「のぞみ」と同型)に乗車。それから、ローマテルミニ駅、ローマティブルティーナ駅を経由してフィレンツSMN(サンタマリア・ノヴェッラ)駅まで。
到着後ガイドのMsナカモトさんと待ち合わせ。
徒歩で行動を始める。
サンジョバンニ洗礼堂でギベルディ作の「天国の扉」、ドォーモ、ジョットの鐘楼を見て、レプリカ広場で写真。さらにシニョーリア広場到着後ベッキオ宮殿へ。ここでダビデ像を見る。ミケランジェロの作であるがレプリカ。
足を伸ばしてネプチューンの噴水を見て、コジモ一世騎馬像も。チェリーニ作「ペルセウス」もあった野外美術館である。
そしていよいよウフィッツィ美術館へ。ガイドがMsコバヤシさんに変更される。
入場して、ジョット作「荘厳の聖母」、ミケランジェロ作「聖家族」、ボッティチェリ作「春」「ヴィーナスの誕生」を拝観。特にヴィーナスの誕生」は、亡父の書斎で画集から見たことがあったからよけいに感動したよん。不思議なエロスがあって、亡父にバレないようにひやひやしながら見たもんじゃったなぁ・・・わはははっはははは。
テラスからの眺めをタノシミながら、ラファエロ作「ヒワの聖母」「自画像」、さらにダヴィンチ作「受胎告知」「イエスの洗礼」、ティツィアーノ作「ウルヴィーノのヴィーナス」、カラバッジョ作「メデューサ」などなど・・・。(しかし、ここまで入力するのが大変じゃ。たくさんありすぎて。メモが充実していたからできたけど)
フィレンツで生まれたルネサンスの巨匠たちのホンモノの作品がたくさんありすぎてメモが追いつかないのじゃ。トホホ。
漏れ落ちもたくさんアルに違いないけど。日本じゃあり得ない強行軍である。鑑賞もへったくれもない。しかし、もう二度と来ることはないだろうからメモだけはしっかりやった。もったいないからである。ゼニが。(^_^)
やっとディナー。
「fantasia」というレストラン。ポルチーニ茸とキノコのソングイーネ、チキン・カチャトーラとサラダ、プディングを食する。相変わらず美味である。さすがイタリアン料理である。日本人にもっともあうのではないのか。ここでもワインをいただいてしまった。あああああ、シマッタである。意志薄弱である。だって美味いんだもんねぇ~。
食後、VIPバスでミケランジェロ広場でフィレンツの美しい景色を見てからホテルへ。「カンファレンス・フロレンティア」なるホテル。
バタンキューであった。
おやすみなさいませ。
爆睡・・・・・