【武田邦彦】ガンの急増が止まらない!『なぜ撲滅できないのか…?』
研修の助言者として昨日は幕張まで行っていた。かなりの人数がおられた。むろん受講生のことである。ボキの担当は、分科会で12名。それなりの社会的地位の高い方々が多かった。ボキなんかタダのジジイである。まずは、自己紹介からであった。
前歴のこともむろん申し上げた。そして、今の出稼ぎバイトのことも。あまりにもやり過ぎていて、いくつやっているのかも忘れてしまった。組織のトップの方々も4名ほどおられたので、耳の痛い話もさせていただくと切り出した。
楽しみにしていると司会の方に言われた。まさに、組織を任せられるだけのことはある。
耳の痛い話ほどためになるものはないからである。経験上。
分科会だからグループ討議から始まった。そして、最後にボキの話。
まずは、リーダーとリーダーシップの違いはなんですか?と質問してみた。ちょっと意地悪かなとは思ったが、全員非常に責任のある職種についておられるから、それくらい当然であろう。
しばしの時が流れた。答えがない。ないからボキの方からちょっと説明。
そもそも生まれた時から、リーダーであったと言うヒトはいない。そこに至るまで修行というか、稽古というか、自分を鍛えてきたからこの会場におられるわけであるというような話をした。
いろんな話をさせていただいたが、これほど手応えのある、反応の良い分科会はなかった。
職務と一致しているからであろう。
それに、ボキの持論だが、やはり組織を預かっている以上、発信力に優れていないとアカンということも申し上げた。そういうトップでなければ、ナンバー2の立場にいる方々が補佐して行くべきであるとも申し上げた。
さらにたたみかけていった。
経営戦略会議のようなことをやった方が良いと。組織を代表するトップとナンバー2と事務方のトップというような経営に関する三者が、共同で情報を共有していくべきであるとも申し上げた。
このような研修会に参加させていただいて、シアワセ感一杯で帰ってきた。頼まれごとは断らないというボキの主義が決して不正解ではなかったということを、実感してきた。
それに、大先輩たちとも三人会えた。コウシ控え室であった。元気である。かなりのお年であるのに、まだまだ元気でこういう研修会に参加されているのだ。
亡くなった方々の話も出てきた。知人もいた。ボキより若い人もいた。
当然であろう。いつまでも生きていられるわけもないから。
そして、「こういう会に呼ばれるということは、俺たちは決して威張らないからだろうなぁ」という大先輩の一言が忘れられない。
たしかにそうだ。
かつてなにをやっていたのか、なんてぇことは関係がないのである。
つまらない経験でも、ヒトのお役にたつということであっても良しである。
最後、「今後ともがんばってください」と受講生の方々に言われた。感動してしまった。
良い一日でありました。
BYE-BYE!