今日は、朝早くから竜ヶ崎の近くにある藤代まで行った。家人のいとこが亡くなったからである。なんとボキとたいして変わらない年齢の御仁であった。急に病気になって、茨城県内にある某国立大学付属病院にて検診を受けようとした。かかりつけのドクターの紹介状を持っていった。そして、その付属病院のトイレで倒れてしまった。受診前に亡くなってしまった。
あまりに急なことで、ショックが大きかった。いとこ達もそうだった。むろんボキもだ。一緒に愉快な酒を呑んだこともあったし、タノシイ御仁だった。
今日は、セレモニーホールで永久の別れを告げてきた。
別れはサミシイ。
もう愉快な酒を酌み交わすこともできない。
人間関係は、霞のようなものである。永久に続く人間関係なんてあり得ない。死んだらオシマイである。生きていればこその、タノシイ酒であった。
丁寧に別れをしてきた。お辞儀も五秒以上はやっていた。感謝こそあれ、ほんとうに死を境とした別れはとてつもなくサミシイ。
ボキは、一度でも酒を酌み交わした仲ならば、冠婚葬祭の特に葬祭には必ずおつきあいすることにしている。それが亡くなった方への感謝の気持ちになるからである。
そして相手のことを根掘り葉掘り聞いたりしない。仕事はなにをやっていたのかとか、家族は、住環境は等々を聞かない。そんなもん、関心がない。葬儀のあとに、生き残った奴で俺はこんなに忙しいとか自慢しているバカがいくらでもいるが、そんなもん亡くなった方にはなんの関係もないからだ。
ボキは、アホである。ずっとそれで生きてきた。今更、ウソをついて賢そうにぶってみたって亡くなった方はお見通しである。感謝こそ、感謝しかボキにはできないではないか。
家人のいとこであって、ボキの血縁関係にあるいとこではなかったから、余計にそう思うのである。
今日はなんだか清めの美酒を呑みたくなった。供養である。
それにしてもサミシイなぁ。
人生には限りがあるからで。
BYE-BYE!