どの健康法を信じるか【精神科医・樺沢紫苑】
一昨日ちょっとだけだが膝が痛くなった。家人曰く、歩きすぎだとのことだ。確かに。こういうときは、セーブするに限る。なにも歩くことの選手権大会に出るわけではないからだ。そんな大会なんぞあるわけもないが(笑)。
こういうときは、無理しないで休むことである。膝を痛めてまで、健康になる必要性はないからだ。無理は禁物。無理していると命を失ってしまうからだ。大学院の中退事件の大きな原因は、一気に無理をして学位を取ろうとしたからだった。あれを忘れてはならない。正規の在学年数(最小年数の3年)で博士になろうとしていたからである。あの体験があったのに、もう忘れている。
妄想があるからだ。一気に若返ってみたいとか、体重を減らしたいとか、博士になりたいとか、ジジイのくせして無理をしちゃいけないのだよん。なにをいまさらである。ちょっとだけ難しいことにチャレンジしていけばいいだけの話であるのだから。現状維持ではなくて、ちょっとだけ今より向上するというのを目標にしていけばいいだけである。
これを肝に銘じて生きていかなくちゃアカンですなぁ。
あせっているからだ。あせるというのは、オノレのこころに混濁があるからだ。純粋ではない。なにか別の目的があって、こだわりがあるからだ。こだわりを持つと、生き方を間違ってしまう。なんか別の人生コースに突入してしまう。こいつはよくない。
当たり前の人生を歩みたいもんであるからだ。普通と言ってもよし。自慢ばかりしていたいとか、他人をけなしてナンボの世界で生きているとだめになっちまうのだよん。そんなアホの世界に生きていちゃいけない。
そういう意味で、バイトは良いもんじゃ。今日も、一日やるけど、タノシミですらある。ボキのことなんか誰も知らないし、まったく新しい人間関係になるから楽しいのである。それに、拒絶されることから始まるからでもある。拒絶されれば、されるだけ新しい提案も提出できるからだ。これは楽しいものである。嫌われてもよし。相手にされなくてもよし。
どうせ人間なんてそんなもんだろうから。
今朝、起きたら膝はなんともなかったのであるが。
わははっはははっはははっはははっはははっはははっはは。
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