北区加茂川中学校西側にある高麗美術館。
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7月5日~9月28日「華角と木工」展が開催されているので、行って来ました。
9月15日は月曜日だけれど祝日なので、開館していました。
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華角とは、仔牛の角を薄く透き通るまでに削り、膠を溶いた岩絵具で裏側から反対向きに図柄を描き、その描いた面を木の面の上に貼りつけたもので、箪笥や衣装箱、扇子の端木、裁縫道具などに加工されています。
朝鮮李朝時代の上流階級では男女が別々の部屋に住み、男性の室内は儒教精神に基づく質朴・簡素な文人趣味の家具が配され、女性の室内は華角技法で装飾された華やかな調度品が置かれていました。
韓国時代劇の室内場面によく出てくる家具の実物を見ることができました。
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高麗美術館に着く前に鴨川ベリを通っていたら、御土居の跡に出くわしました。
秀吉が作った京の町を取り囲む土塁の東北角に当たるのがこの場所です。
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鴨川を超えてはるかに東を望めば、比叡山から続く三十六峰の山々が悠々と寝転がっています。