団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

奇怪

2008-01-29 18:06:36 | 政治
                 奇怪

                           2008年1月29日(火)

 今朝の朝日新聞で目に飛び込んできたのは、「奇策」という言葉だ。そして、駐車場で見たのは「奇雪」だった。
 いずれも、奇怪である。
 が、しかし、前者のそれは、「どうしてこのようなことになるのか」と憂鬱な気分にさせられるのに対して、後者のそれは楽しませてくれる。

 自民、公明両党は28日、3月末に期限が切れるガソリン税の暫定税率などを5月末まで2カ月延長する「つなぎ法案」を、議員立法で今国会に提出する方針を決め、野党に伝えた、とある。
 冒頭の「奇策」とは、「つなぎ法案」のことである。

 政府与党は、暫定税率が廃止されると、「流通での混乱が生じる」とか「通学路や開かずの踏切の整備ができなくなる」とか「地方財政に穴があく」等と盛んに吹聴しているが、町村官房長官のあのふんぞり返った目線を見ると、「偽」ということがすぐに見抜ける。

 ことの本質は、今後10年間に59兆円もの道路を造るということで、その財源を確保する自動装置が「道路特定財源」なのだ。

 民主党は、この問題を、「ガソリン国会」と名付け政局にしてしまっている。また、「つなぎ法案」が提出されたら、審議をボイコトすると表明している。
 私は、いずれも戦術を誤っていると考えている。

 民主党がいくら審議拒否をしたからといって、与党は、強引に強行採決を行い、「伝家の宝刀」の再可決を行うであろう。
 民主党が「首相問責決議案」を参議院で可決しても、与党は無視すればいいだけだ。
 戦場の跡は、民主党の「虚しさ」だけが残るような気がする。

 「道路特定財源」に道理がないことを、徹底的に国会で明らかにすることこそ求められているのではなかろうか。

 道理が通る道路にな~れ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« がら煮(日記) | トップ | 練炭火鉢(話題) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

政治」カテゴリの最新記事