アスリートファースト
2021年08月06日(金)
オリンピックは「アスリートファースト」でとは、よく使われる言葉です。何となく納得のいくニュアンスを感じますが、私は疑問に思っています。
オリンピックって、アスリートのために行うの?ってことです。それなら感染者じゃなくって観戦者はいなくても良いでしょ!
03日の赤旗です。
佐伯都詩雄さんは、政治利用を厳しく批判しています。
この記事にもありますが、菅政権は、オリンピックで金メダルを沢山取ると選挙に有利になると考え、その政治利用をしているのであります。しかし、国民はそんな単純バカではありません。
私は、スポーツって、全人格の発露だと思っています。ただ単に優秀な記録を出すというだけではなく、その過程での努力の積み重ねだとか、池江選手のように苦難を乗り越えた生き様があるのです。人々は、記録と共にそれらの背景を理解し共感するから感動があると思うのであります。
つまり、アスリートと観戦者の協業こそがファーストであるベシと思うのであります。
そのことからすると、コロナパンデミックの下で観戦者を入れることのできない競技大会は異常です。TVという科学技術メディアがあり、疑似観戦が可能で、一定の感動を生むことは確かでありますが、それはあくまで、「疑似」であります。
私はクラシック演奏会へ行くことがあります。ステレオという再生音楽でも一定の感動があることは事実でありますが本物は別次元です。身体の反応が全く違うのです。そんなに頻繁にあることではありませんが、興奮の極致に達すると思考停止状態になることがあります。ボーッとして失神に近い状態になります。
話は変ります。白鵬は横綱として圧倒的な成績を残していますが、私は白鵬がいくら優勝しようが感動が全くありません。白鵬の生き様に共感ができないからであります。練習試合の時に同じ相撲仲間を投げつけ怪我をさせるようなことをしました。
また、最近では、オリンピックに観戦していたことが分りました。白鵬に観戦する資格はありません。どこでどのようにチケットを入手したのか知りませんが、これ「ハンシャ」でしょ!
アスリートファーストの話が白鵬ワーストになってしまいました。(笑)