団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

むかし下津井回船問屋

2008-07-31 18:11:05 | 
               むかし下津井回船問屋

                         2008年7月31日(木)作成

 岡山県の下津井は、瀬戸大橋を真上に見上げるようなところにある。四季を通じて瀬戸内海の魚介類が水揚げされる漁港だ。
 近くに鷲羽山がありその展望台からは、瀬戸大橋を一望できる風光明媚な観光地でもある。

 江戸時代から明治にかけて、北海道の海産物を積んで北前舟がやってきた。中でもニシン粕は、児島湾や備中沿岸の干拓地で栽培されていた綿、菜種、豆、藍などの肥料として大量に求められ、このため、船はニシン粕を満載して下津井へ現れた。ニシン蔵はニシン粕でいっぱいになったという。北前船によって運び込まれたニシン粕と入れ替わりに、下津井からは、古着、塩、豆などが積み込まれた。
 北前舟は一年一航海で幕末には「一航海一千両の利益」といわれるほど、その稼ぎは大きかった。
 一度に30~40隻の船団で来るから港は大変賑わった。(以上「むかし下津井回船問屋」内の資料から。)

 北海道からはニシン粕、下津井からは塩などという、いわば物々交換だが、港は大変賑わったということだから、海の男と下津井の浜の女の交歓もあったのではなかろうか。

(写真)「むかし下津井回船問屋」内の北前舟の模型。2008年7月20日撮影。
 この建物は当時の商家で、造りがなかなか凝っていて、随分繁栄しただろうことを伺わせます。
 ニシン蔵は、ビアホール・レストランになっています。ここで食べた刺身定食の刺身が絶品でした。生きが良くて、こりこりした食感は、こういった観光地での食堂ではあまりお目にかかれません。
 まあ、漁港ですから、新鮮な魚介類は当然といえば当然ですが。
 ところが、ここの接客係は、どうも近所の主婦がボランティアでしているようで、要領を得ません。
 途中、席替えをさせられたり、注文をなかなか取りに来ないなど、妻がフグのようになっていました。私はフグは好きですけど、人間のフグはどうもねぇ。
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広島みなと夢花火大会

2008-07-27 17:37:20 | Weblog
               広島みなと夢花火大会

                         2008年7月27日(日)撮影

 「広島みなと夢花火大会」2008年7月26日(土)20:00から21:00。

 約1年前に一眼レフデジカメを買ったので、今年こそ、花火を会場近くで撮ってみたいと意気込んでいたが、結局、マンションのベランダで撮ることになってしまった。

 理由は、三脚もないし、シャッタースピードをどの程度にすれば良いか等、自信がなかったからである。

 マンションのベランダの手摺にカメラを置き、手で支えながら写すのだが、結構、手に負担がかかる。

 初めは露出オートで撮ったが、これがどういう訳か、花火の煙ばかり写って、さっぱりだ。

 試行錯誤の結果、シャッタースピードを1/3に設定して撮影した。デジカメは、撮った写真を直に確認できる機能があるので、極めて便利だ。

 「下手な鉄砲でも数打ちゃ当たる」で、連写モードで、約200枚程度撮った。しかし、満足のいく写真は皆無だった。(泣きが入りました。でも反省点も見つかりましたので、次回は少しはましになるかも。)

 今年は、花火の数が少なかったようだ。例年、ベランダのガラス戸が「ビリつく」ほどのが大物が沢山あったが、これも少なかった。
 花火は、景気の動向を反映するようだ。


(写真)シャッタースピード1/3。ISOはオートなので分かりませんが。6400と思います。トリミングで5倍くらいに拡大したので、鮮明さが薄れました。200枚も撮って、これが一番まともとは!
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瀬戸大橋

2008-07-24 18:36:19 | 
                   瀬戸大橋

                         2008年7月24日(木)作成

 伊勢湾口に海峡大橋を建設するという計画が進んでいるという。海上部分20kmを作るのに、2兆円かかる。1m当たり1億円だ。

 まだある。東京湾岸にアクアラインとは別にもう一本。和歌山と徳島の紀伊水道に一本。佐多岬と大分の豊後水道に一本。まだどこか一本あったような気がする。

 四国に3本の大橋を建設し、通行料金収入で建設費をペイできず、借金が返せず、懲りたのではなかったのか。

 豊後水道に橋を造るとなると、海上部分は少なくとも40km以上になると思われる。このような長大な橋を造ることができる「技術」に信じられない思いがするが、私はむしろ、このような橋を造ろうとする「考え」が信じられない。とても、正気の「さた」とは思えない。


 7月20日、瀬戸大橋を望む鷲羽山へ行って来た。この日、天気がよくて空気も比較的透き通っていたが、遠くは「ぼやける」ほど長大な橋だ。
 橋の悪口を言ったが、眺めは素晴らしい。


(燃費)広島市内から、一般道の往復で、331km。車載燃費計は16.7km/ℓ。燃費悪化原因の助手席の重量ぶつが居なければ、16.9km/ℓは走っていたと思います。
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追悼コンサート「祈り」

2008-07-21 12:25:18 | 音楽

追悼コンサート「祈り」


                         2008年7月21日(月)作成


 7月13日(日)、亡き従弟の追悼コンサートが広島市内のゲバントホールであったので行った。

 彼は、シャンソン歌手として、主としていろんな施設でチャリティコンサートを行っていた。
 2007年11月22日、突然の死が訪れた。近所の知人宅からの帰りに心筋梗塞で倒れ、そのまま息を引取ったのである。54歳。(11月24日のブログでも書きました。)

 2005年に行った、24時間コンサートを音源とした、主のいないコンサートだった。
 お得意の「イザベル」も自作の訳で「歌った」。

 もう 長いこと愛が枯れたこの胸
 でも今は 愛しい君が住む
 僕の前に座る君のその仕草
 見てるだけで それで良い
 イザベル イザベル イザベル イザベル
 イザベル イザベル モナムー

 観客は約300人。CDの売上げ15万円が、原爆ドームの保存のために寄付されるというアナウンスがあった。


 因縁めいた話になるが、同じ祖先のDNAを受継ぐ者として、私自身も狭心症を患っており、彼が心筋梗塞で倒れた22日は、私の方は心臓のカテーテル検査を受けた。彼も早くに検査を受けていれば・・。


 彼は、次のようなメッセージを遺している。
 「被爆2世として広島の地に生まれた以上 戦争の悲惨さを忘れることなく 世界に平和を訴え続け 次の世代へ継承していく義務がある ひとりひとりが変わることができれば 政界は変わる」

(写真)「主のいない譜面台」
 従弟は、譜面台に置いた手書きのノートを見ながら、譜面台に手を置いて歌うのがいつものスタイルでした

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人間ドック

2008-07-19 17:54:49 | 健康・病気
                 人間ドック

                         2008年7月19日(土)作成

 16日(水)、人間ドックを受けた。
 尿と血液検査の結果、尿淡白が(+)、γ‐GTPが72(基準値65以下)、他は異常なし、ということだった。今話題の「腹囲」もクリア。

 尿淡白の(+)は、原因が分かっている。このところ朝ジョギングとウォーキングをしているので、その疲れが残っているのだ。
 γ‐GTPは、いわずと知れた、多飲酒が原因だ。しかし、Drはこの程度は問題にもしない。飲酒をするという精神構造は問題だが、「72」程度は肉体的な健康状態ということからすれば、関係ないのだろう。

 いつかも書いたが、精神疾患に関する「人間ドック」がないというのが不思議だ。
 企業で、労働条件や人間関係が厳しくなり、鬱病などの精神疾患になる人が多い。しかも、仮面鬱病というように、自覚がない人がいる。

 全ての疾病がそうであるように、「早期発見早期治療」が大切だ。
 人間ドックに、精神疾患も含めると、日本全体の経済的損失も軽減されるのではないかと思う。経済的損失とは、労働者が病気で休むことにより、企業の生産活動が損失を被ることだ。

 私が、精神疾患の問題を重視しているのは、私自身が精神疾患に罹ったことがあるからだ。
 私は直に医者に診てもらう方なので、重症化を防ぐことができたと思う。我慢に我慢を重ねていたら、どうなっていたか分からない。正子さん(皇室)のようになっていたかもしれない。

 正子さんは、「適応障害」だ。私自身も適応障害で治療を受けたことがあるので、正子さんの気持ちはある程度分かる。適応障害の特徴として、外界世界を受け入れることができないということがある。
 私の場合は、不合理な外部環境に適応できなかった。
 正子さんが何に適応できていないか、私の大胆な推理では、「天皇制」に対してではないかと思う。

(写真)私が受けた人間ドックの会場です。
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広兼邸

2008-07-18 17:57:00 | 
                    広兼邸

                         2008年7月17日(木)作成

 「庄屋をつとめていた広兼家は、享和文化の頃(1801年~1817年)二代目元治が小泉鉱山を経営し、合わせて弁柄の製造により、財産をなして、今みられるお城のような邸宅を建てました。この武者返しのような石垣は、現在約半分が土に覆われていますが、石積の見事さは他に類をみないほどです。」(立看板より)

 庄屋という身分で、どうして天領の地にある鉱山を経営できたのか知らないが、権力への何らかの「スリ スリ」があったのかもしれない。
 いずれにしても、富の蓄積と集中は、権力との癒着を生むものである。

 200年経っているが、今でも立派な豪邸である。しかし、私には、富を守る要塞として建てたようなもので、住居としての「安らぎ」を感じない。
 ここの住人は、常に、外部からの侵入を怖れて、ビクビクしていたのではなかろうか。

 「昭和60年2月に、前所有者の広兼宮氏から岡山県が寄付を受け、その後、この文化的遺産の保護を図ると共に地域文化の振興に役立てるため、岡山県と岡山県郷土文化財団が協力して修復したものです。」(パンフレットより)

 寄付ということだが、200年経ち、この豪邸を維持できなくなったとも言える。栄枯盛衰を感じる。


 (写真)広兼邸。岡山県高梁市の「吹屋ふるさと村」(国選定重要伝統的建造物群保存地区)にあります。2008年7月5日撮影。大きくて、全景を上手く収めることができませんでした。
 映画「八つ墓村」のロケ使われたということです。
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運転免許証更新

2008-07-17 17:11:41 | 
                運転免許証更新

                         2008年7月15日(火)作成

 7月9日、運転免許証の更新手続きに行った。広島県運転免許センターへだ。
 更新手続きが、流れ作業になっていて実に効率良く、関心させられた。運転免許人口約7,000万人だから、更新事務を効率良くすると、行政経費が少なくて済むので、もっともなことだ。

 途中、交通安全協会の「勧誘アナウンス」が行われた。行政の建造物内部で、特定の民間事業者のPRをすることが許されるのか、大いに疑問だ。
 どうせ、警察官の天下り組織で、県警と癒着しているのだろう。
 加入が「任意」であることの十分な説明はなかった。もちろん、私は加入はしない。

 恥ずかしながら、「違反者講習」を受けることになった。3年間に○回の違反。それぞれ、釈明したいことはあるが、違反は違反だから反省。
 講習を受けている任意の60人の男女別を数えてみた。女10人に対して何と男50!人。
 免許所有者の男女別がこれほどの差はなかろうから、違反者は圧倒的に男が多いことが分かる。
 やはり、女の方が、「偉い」。

 更新された免許証を受取る際に、ペーパーをもらった。「免許証の有効期間等に関する更新処分についての教示」とある。以前はもらっていない。
 運転免許証の更新は、「運転免許証更新申請」に対する「行政処分」ということになっている。この処分に対しては、行政不服審査法に基づく「教示」を「文書」で行わなければならないことになっているので、仕方ないのだろうが、無駄な気がする。
 なぜなら、殆どが申請通りの処分なので、「異議申し立て」は行わないのだから。不利益な処分をしたものだけに配付する訳にはいかないものか。あるいは、大きく「掲示」しておくという方法で済まされないものか。
 法律を杓子定規に運用すると、無駄が生じる。

(写真)運転免許センターの入口に建てられた巨大なモニュメント。自動車の部品を使って女体を模したような形をしています。これも「無駄遣い」でしょう。
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棚田

2008-07-16 13:02:09 | Weblog
                  棚田

                         2008年7月13日(日)作成

 柿木村(現島根県吉賀町)の棚田には、前から一度行って見たいと思っていた。
 7年前、オートバイでツーリング途中立寄った道の駅「かきのきむら」でその存在を知った。パンフレットを見て、どうしても一度見ずにはおられないと思った。
 それから7年経ち、やっと昨日、見に行った。
 本当は、苗かきが終わり、田んぼに水を張った時期で、夕刻か朝日の昇る前当たりが良いのだが、遠いのでそんな贅沢は言っておられない。

 山腹の地形に合わせ、僅かな面積もいとわず、丹念に石垣を積み、段々と造り上げられた棚田は、人工的というより自然にできた幾何学模様のようで、その美しさに感動を覚える。
 そして、先人の苦労と知恵に、ただただ頭が下がる思いだ。

 この柿木村の棚田は、「日本の棚田100選」に選ばれている。ご親切にも「展望台」も作られているが、欲を言えば、もう少し高い位置にあった方が、写真を撮るのに好都合だ。(下手な写真の言い訳です。)

 棚田は、適度に水はけがよく水利のよい傾斜地ということで、稲作には適しているのだが、稲作以外にも、保水効果や環境に与える影響も良いことから、これからも大切にしていかなければいけないものだ。
 人間、美しいものは大切にする。棚田を美しくしたのは、神が人間に対して与えた、「大切にしなさい」というメッセージのような気がする。

 私があてずっぽうに「棚田の米は美味しいのだ!」と言ったところ、妻が真顔で「本当?」と訊ねた。食べてみないと分からないが、5kg2,980円と高かったので、買わ(え?)なかった。残念。
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吹屋小学校

2008-07-15 18:07:49 | 
                 吹屋小学校

                         2008年7月14日(月)作成

 吹屋ふるさと村のみやげ店に入って物色していると、「吹屋小学校に行かれましたか?」と店主が行くよう勧めてくれた。
 
 その校舎は、私が今までに見た中で、間違いなく一番古いものだった。なんの変哲もないプールが、校舎に不釣合な新しいもののように見えた。

 パンフレットに、次のように紹介されている。

 吹屋小学校の校舎は、1900年から1909年にかけて建築され、使用している木造校舎としては日本一古いもので、ほぼ一世紀を子供たちと共に生きています。日中に見る校舎は、どこか懐かしいような心地にさせられます。また、夜はライトアップされ、暗い山の中に浮かび上がった校舎はその歴史を語りかけてくれるようです。

 この古い木造校舎が建て替えられず、なぜ残ったのか分からないが、児童の数が少なく、立替予算を付けるのが困難だったのかもしれない。(現在児童数は6名ということです。)
 また、校舎が歴史的に価値のある立派なものということで、地域住民が保存を働きかけたのかもしれない。

 確かに、古いけど、洋風でモダーンな佇まいをしており、見る者をして飽きさせない。
 妻は目敏く、2007年秋篠宮の「生き物文化誌学会開催記念」植樹を見つけて、何か言っていた。(私は皇族には関心がないので聞いていません。)

 しかし、この学校も、児童数6名では、廃校になることは時間の問題だろう。
 隣接の中学校は既に廃校になり、大改修をして「ラ・フォーレ」という宿泊・研修施設になっている。
 この小学校は、改修などをせずに、ぜひ今のままで保存してもらいたいものだ。

注 7月6日「吹屋ふるさと村」を参照してください。
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ブログ一周年

2008-07-14 17:28:42 | Weblog
               ブログ一周年

                         2008年7月14日(月)作成

 ブログを開設したのが、2007年の今日だから、一周年ということになる。厳密には、応答日の前日、つまり13日が一周年ということだが、誕生日でもそうだと思うが、「誕生日を迎えて歳をとる」というのが感覚としては合っている。

 7月10日の朝日新聞に、ブログに関するコラムが載っていた。

 インターネット上で公開されている国内のブログ(1月末現在)   約1,690万件
記事総数   約13億5千万件
1カ月に1回以上更新されるブログは約300万件で全体の約2割弱
毎月40~50万件のブログが新設されている。

 私が意外に思ったのは、1カ月に1回以上更新されているブログが2割弱程度だということだ。案外更新する人が少ないのだ。
 私の場合は、昨日までの1年間に282回更新した。282回÷365日≒77.5%ということになる。
 書きたいことは山ほどあるが、「キーが踊らない」(筆が進まないの意)。途中まで書きかけのものが沢山あり、いつか日の目を待っている。

 先の新聞によると、ブログの動機としては、①自己表現型、②コミュニティ型、③アーカイブ型、④収益目的型、⑤社会貢献型、があるということである。
 私の場合は、独断と偏見による「自己表現型」だ。

 ブログを通じて、見ず知らずの人とやりとりをすることがあり、楽しみの一つになっている。

 私はブログで一番の特徴は、「匿名性」であると感じている。私自身、時として「仮面」を被っている自分を感じることがある。「匿名性」は危険を孕んでいるのではなかろうか。
 それと、いったん発信すると、「とっとりかえし」がきかない。

(写真)2005年7月23日、とっとり花回廊で撮影。
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日原天文台

2008-07-13 08:07:12 | 
                  日原天文台

                         2008年7月13日(日)作成

 二十歳の頃、比婆山連邦に登り、星の美しさに圧倒されたことがある。万点の星空で、手をさしのべると、☆☆☆に手が届くのではないかと思われるほどだった。小さな、瞬間の、流れ星も無数に見えた。

 彼女とデイトをするには、時間空間軸としては満点であったが、その時は彼女はいなかった。

 天文学者のハッブルによると、星が無数という前提で、天空は星で埋めつくされるということだが、正にその定理が実感として分かった。
 ただ、現実には「埋めつくされない」のは、宇宙の塵が星の光線を遮るからだろう。

 あれから40年、あの感動よもう一度というわけで、「万点の星空」を求めて、12日、島根県津和野町にある日原天文台を訪ねた。というより、下見に行った。
 小高い山に天文台はある。ペンション「北斗星」(一泊二食9,450円)が直傍にあり、夜間、星を観察するには適している。しかし、天文台での星の観察が主体のようである。私は、望遠鏡ではなく、肉眼で「万点の星空」を見たいのだ。しかも、ペンションを予約していても、その日が曇り空だったら何にもならない。

 天気の良い日に、車で3時間以内くらいの山に登ろうかとも考えている。

 「万点の星空」を求めて、今の彼女の妻と、下見の旅に、たびたび行くことになるだろう。


 「にちはら天文台通信」に気になる記事が載っていた。
 (地球は)「過去2回・・温暖化がおきたことがわかる・・。暖かく成りすぎると逆の減少が起こることは明らかで一挙に地球が凍り付いてしまう可能性が高いようです。」
 灼熱地獄だけで収まらないのだ。何と人類は業が深いのか・・
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マンゴー

2008-07-12 07:44:37 | 食べること
                 マンゴー

                         2008年7月12日(土)作成

 宮崎県産のマンゴーは、東国原知事により、一躍ビッグネイムになった。1個数万円もするという強烈なインパクトもあった。

 東国原知事のPRにより、宮崎県産のマンゴーの売上げは増えたと思うが、マンゴー全体の売上げも増えたのではないかと思う。
 東国原知事は「まんごう」ことなく、「マンゴー知事」だ。(さむっ)

 7月5日、広島県の県境に近い岡山県の業務用スーパーぽいスーパーで、マンゴーを買った。1個398円也。○万円からいえば、二桁も違うので、「安い」と思わされる。
 籠に数個入れてあり、「メキシコ産・フィリッピン産」と表示がある。産地が違うのを混ぜて売るとは、変わった売り方だ。私は産地にはこだわらないので、大きくて熟れているようなのを買った。


 宮崎産のマンゴーを食べたことはある。数年前、息子の勤務場所が宮崎市だったことがあり、「このマンゴーは高いんだぞ」と自慢げに持って来たことがある。
 みずみずしくて、糖度が高く、いかにも、値段も高そうだった。3,000円くらいと言っていた。

 さて、398円のマンゴーであるが、1週間程度自宅で「熟成」し、昨日朝食べた。
 宮崎県産との違いは、「みずみずしさ」がないことだ。糖度も低い。しかし「酸味」は強い。
 私は、酸味があり、あまり甘くなくても良いので、398円のマンゴーで十分だ。
 美味しいのでつい、三分の二くらい食べてしまった。
 それを見た妻が、マンゴー顔(下膨れ)になった
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金麦

2008-07-11 18:24:29 | 食べること
                  金麦

                         2008年7月11日(金)作成

 今日の朝日新聞によると、1~6月のビール類のシェアは、次のとおりとなっている。
 アサヒ    37.5%
 キリン    36.7%
 サントリー  13.0%
 サッポロ   12.1%
 
 サントリーが初の3位ということで、その要因は、他の3社が値上げをしたのに、家庭用缶ビールの価格を据え置く方針をとったこと、とある。

 私は1か月程度前から、サントリー派になった。それまでは、キリンやアサヒの「糖質0」を飲んでいたが、それよりか「安い」方がよい。
 最近の私の愛飲は、「第3のビール」と言われる、サントリーの「金麦」だ。この「金麦」、昔のキリンのラガーの味に似ている。キリンのラガーほど「切れ味」はないが、気に入っている。「本当」のビール(350ml缶)が約200円なのに対して、金麦は約半分の約110円だ。ということは2倍飲めるという計算になる。実はこちらの方がより気に入っているのだが。

 かつて、キリンのラガーが確か60%を超えるシェアを持っていたことがあった。ところが、キリンがこのラガーを「生」にしたことで、キリンの転落が始まった。「生」にするには、それなりの強い理由があったのだろうが、私はその味の変化に裏切られたという思いで、アサヒやサッポロに浮気しだした。何年か後、キリンが「クラシックラガー」と銘打ち再発売しだしたが、私は戻らなかった。
 
 思うに、昔はキリンのラガーしか飲んでいなく、その味に慣らされていて、他のビールを寄せ付けなかったのではなかろうか。
 その証拠に、クラシックラガーが出るまでの間に、色んなビールを味わった結果、クラシックラガーが「一番」とは思わなくなった。

 金子みすずではないが、「いろいろあって みんな良い」である。
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クジラ肉二題

2008-07-10 18:49:43 | 食べること
                 クジラ肉二題

                          2008年7月9日(水)作成

 私が小学校の頃、近所に賢い犬がいた。「ひとり」で買物をするのだ。
 首に下げた籠に、お金と買う品物のメモを入れてもらい、私の家の隣の八百屋に「来店」し、店の人も心得たもので、ちゃんと買って帰っていた。

 そのように賢い犬だし、飼い主と私の両親が顔見知りということもあって、私達家族全員で、その犬を可愛がっていた。

 ある日、母がクジラ肉の大きな竜田揚げを、口にくわえさせた。
 ところが、その犬は食べず、くわえたまま帰ってしまった。
 おそらく、飼い主にクジラ肉をもらったことを「報告」しなければいけないと思ったのだろう。
 帰る途中クジラの肉汁が口の中に流れ出るのを我慢できたのだろうか。

 
 5日、岡山県の吹屋ふるさと村へ行く途中、なかやま牧場の経営するスーパーがあり、クジラ肉を買った。北海道産で100グラム100円。調査用以外に捕鯨が禁止されているのに、「何だ、この安さは!」

 先月、下関の唐戸市場(6月9日参照)と北九州市小倉の旦過市場(6月12日参照)に行き、クジラ肉があったが高くて手がでなかった。
 この悔しさもあり、この値段では買わない訳にはいかない。

 「から揚げ」用と表示してあったが、我が妻は、砂糖醤油に浸し、ニンニクといっしょにソテー。生姜を入れても良かったかも。
 つい、つまみ食いをしてしまった。さっきの犬とは大きな違い。

 硬い。筋は、いくら噛んでも柔らかくならない。味は、確かに昔懐かしい学校給食のときの味だ。とまれ、久しぶりのクジラ肉を堪能した。

 クジラの捕鯨は現在禁止されているが、食料危機を契機に解禁の動きが出るのではなかろうか。
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ダビング10

2008-07-09 17:23:07 | 音楽
              ダビング10「がっかり」

                          2008年7月7日(月)作成

 思えば、ダビングに関しては「がっかり」することの連続だった。

 学生時代、新譜のLPが2,000円もして、高くて買えない。良い方法はないかと考え、LPからダビングしようと、テープデッキを買った。
 ダビングはできるものの、アナログの宿命でノイズが加わり、「がっかり」。
 テープ同士のダビングは、もっとノイジーになり、超「がっかり」。
 それでも、デジタルのない時代だから、あきらめていた。

 CDの出現には驚いた。ノイズが感じられないのだから。
 それまでは、オーディオは、ノイズとの戦いだったと言っても過言ではなかった。
 私は、オーディオ機器を購入する際は、必ずカタログでSN比をチェックしていた。そして、ノイズのない世界を夢見ていた。

 7月4日から「ダビング10」が可能になった。新聞報道によると、既に販売しているHDDレコーダーでもダビング10に対応している機種があるということで、もしかして私のHDDレコーダーは対応機種ではないかと期待していたが、やはり「がっかり」だった。でも、ダビングで「がっかり」はこれが最後だろう。

 デジタルのダビングは「がっかり」することがないが、一方「がっかり」する人たちもいることを忘れてはいけない。「著作権者」である。

 著作権者の利益を守る仕組みとして、「私的録音録画補償金制度」というのがある。
①録音補償金は、2000年約40億円→2006年十数億円。
②録音補償金は、2005年約21億円→2006年16億円。
 今補償の対象になっているのは、DVDやMDなどだが、最近急速に普及したipodやHDDなどの録音録画機器が対象になっていないので、補償金の額が減少しているのだ。

 著作権者を「がっかり」させないため、これらの機種も補償金を負担する必要があるのではないか。

(写真)「空中のバラ」。2008年7月6日、住んでいるマンションの花壇で写しました。
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