団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

醍醐桜

2008-08-30 08:10:07 | 
                  醍醐桜

                         2008年8月30日(土)作成

 岡山県の中部に落合町(現在は合併して真庭市)という所がある。
 小高い丘に1本の古い桜がそびえたっている。「醍醐桜」という。6年くらい前に、私は知人からその存在を聞き、ぜひ見に行きたいと思った。

 落合町の掲示板によると、いわれは次のとおりである。
 「この桜は・・「アズマヒガン」で、推定樹齢1000年・・「醍醐桜」の名前の由来は・・後醍醐天皇が、隠岐に流される途中ここに立ち寄り、美しさを賞されたとの言い伝えによる。」

 2006年4月見に行った。桜の開花している時期であり混雑するので、わざわざ前日に近くのホテルに宿泊し、翌朝早く出発することにした。

 夕食は、ホテルの近くの割烹に入ったが、ここで、醍醐桜に関する驚くべき「脚色」を聞く。その割烹の親父さんの話によると、先の落合町の「後醍醐天皇・・」の「いわれ」は全くの作り話だというのだ。

 嘘か実か、私には検証すべき方途はないが、親父さんの話しぶりから、「作り話」という確信を得た。
 この「いわれ」を作った「脚色家」は、落合町の観光名所として名を上げるために、知恵を絞ったのではないかと思う。私は実にうまいものだと「うなった」。そして、拍手を送りたかった。この「脚色」により、多くの人を引き付けているのだから。(多くの人の中には、わざわざ一泊をかけて見に行った私と妻も含まれる。)

 さて、「醍醐桜」であるが、見事なものだ。岡山県一の巨木、日本名木百選にも選ばれている。枝張りがすごい東西南北20m。一見の価値は十分にある。

 冒頭小高い丘に1本と書いたが、実は近くに若い桜が植わっている。醍醐桜そのものは樹齢からすると後長く持たないだろうから、次のために植えたのだろう。

 醍醐桜に続くこの若い桜の世代になると、ここの脚色家はどういう名前の桜にし、「いわれ」を作るのであろうか。

(写真)2005年11月3日に撮影しました。2006年4月に行った時の写真が見つからず、桜の咲いていない、さみしい写真になりました。見つかった時点で差し替えることにしましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

被爆電車爆破予告事件

2008-08-29 18:31:32 | 社会
                被爆電車爆破予告事件

                         2008年8月29日(金)作成

 ちょっとした偶然だった。
 それは、私が被爆電車に乗った日に、正にその被爆電車を爆破予告した事件の報道があったのである。

 28日16時40分頃乗った電車は、広島電鉄株式会社(広電)の被爆電車652号だった。被爆電車に乗る機会は珍しいので、デジタルカメラのシャッターを押した。
 被爆電車に乗り、今年の8月6日の原爆記念日に、この被爆電車を爆破するということがネットで流れ、広電が運行を見合わるということがあったことを思い出した。

 帰宅し、夕方のTVを見ていると、偶然にもこの事件の報道があった。その要旨は次のとおりである。
 広島中央署は28日、被爆電車の運行妨害を示唆する犯行予告をインターネットの掲示板に書き込んだとして、高校1年生(16)の男子を威力業務妨害の疑いで書類送検した。
 調べでは、男子生徒は携帯電話で「明日(注 8月6日のこと)の投下時刻に合わせて652号を再起不能な状態にまでやってやる」と掲示板に書き込み、広電の業務を妨害した疑い。容疑を認め、「世間の反応を見たかった」と供述している。

 ところで、運行を見合わる決定をした広電であるが、社内ではいろいろと意見が出たのではないかと思う。
 一度「見合わせる」と、次から次に愉快犯的に続く恐れがある。→運行すべきだ。
 爆破予告を「無視」して運行し、何か事件が起きると、社会的に批判を浴びる恐れがある。→見合わせるべきだ。

 何か事件が起こると、世論は過敏に反応するが、私は、こういういわば「テロ」に対しては屈するべきでないという立場から、広電が仮に運行して事件が起きても、世論は批判する立場に立つべきではないと考えている。世論が広電を批判すれば、それはテロリストの思うツボだ。

(写真)被爆電車652号。2008年8月28日17:00頃撮影。
 この652号電車は、昭和20年8月6日午前8時15分、宇品付近を運行中に、人類史上初の原子爆弾に被爆しました。 
 焦土と化した広島に電車を走らせようと、人手や復旧資材の乏しい中、懸命の作業により、3日後には僅かに残った車両を使い、一部区間(己斐-西天満間)で運行を再開しました。
 この652号は幸い被害も小さく8月中に復旧し、再び走り始めた姿は、壊滅的打撃を受けた広島市民に大きな勇気を与えました。
 なお、被爆した電車のうち650形の2両のみが、現在も元気に走り続けています。
(「650形電車の由来」から)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トヨタの値上げで他メーカー「音を上げる」

2008-08-26 17:37:19 | 
         トヨタの値上げで他メーカー「音を上げる」

                         2008年8月26日(火)作成

 今日付けの朝日新聞によると、「トヨタ10車種値上げ」という見出しで、プリウス等の値上げが報じられている。

 乗用車に限っていえば、値上げはプリウスとハリアーハイブリッドの2車種、しかも、それぞれ1グレードのみだ。
 値上げをハイブリッド(HV)2車種に絞った理由について、トヨタのアナウンスは「希少金属の使用料が多いHVは、企業努力で原材料を吸収できるレベルを超えている。次のモデルチェンジまで現行価格を維持するのは難しい」ということだ。

 しかし、私はこのアナウンスを素直に受け止めることはできない。「希少金属の使用料が多い」のはプリウスやハリアーハイブリッドの他のグレードもそうであるのに、なぜ値上げしないのかという疑問が生じるからである。


 私の独断と偏見では、トヨタの値上げ戦略は、値上げの先陣を切りトップメーカーとしての役割を果たしたように見せかけて、実はHVを持っていない他社を益々窮地に追い込むということだ。
 注 ホンダも一応シビックハイブリッドを持っているが、トヨタに較べて販売台数がはるかに少ない。

 他社も値上げをしたくてたまらないが、トヨタがHV以外を値上げしなのであれば、中々値上げをする訳にはいくまい。
 つまり、HVを持っているトヨタとの収益の差が益々付くということになる。

 私は、今回のトヨタの「値上げ」で、他メーカーは「音を上げる」のではないかと思っている。
 恐るべし「トヨタ」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

400m男子リレー

2008-08-24 08:08:52 | スポーツ
                400m男子リレー

                         2008年8月24日(日)作成

 北京オリンピック陸上100m・200mで、完全に話題を独り占めした感がするジャマイカのウサイン・ボルトであるが、400m男子リレーでも世界新記録を出す圧勝で3冠を達成した。ボルトの躍動感ある走りは、鳥肌が立つほどの興奮を覚える。

 私に、そのボルトよりさらに興奮と感動を与えてくれたのは、日本チーム(塚原直貴、末続慎吾、高平慎士、浅原宣治)の銅メダルだ。(38秒15)
 私は、3位というより2位のトリニダード・トバコに肉薄したと評価している。何故なら、4人の自己ベスト記録を合わせたら全くかなわない相手なのに、0秒09差まで迫ったのだから。

 この銅メダルは、日本チームのバトンパスワークが他の国のチームに較べて、優れていたからだと見るべきだろう。
 世界ではバトンの受け手が手のひらを上に向けるオーバーハンドパスが主流だが、日本では手のひらを下に向けるアンダーハンドパス(バトンを渡す側が次の走者の手に下からはめこむ)を01年から取り入れていた。今回バトンミスで失格となった国はどこもオーバーハンドパスだったから、アンダーハンドパスの安定性が証明された。しかし、その反面タイムがかせげないという難点がある。日本チームはそこを「練習」により克服したのだ。
 これは、リレー競技におけるバトンパスワークの日本型スポーツモデルの勝利ともいえるものだろう。

(参考)日本が5位になった昨年の世界選手権のデータ。(朝日新聞より)
 バトンの受渡しをしなければいけないゾーン(20m)の日本の所要タイムはパス3回で計5秒66。これは優勝した米国より0秒13、2位のジャマイカより0秒33速かった。

 ところで、
 企業活動では、グローバル・スタンダードという名のもとに、アメリカ型の個人単位の成果重視型ビジネスモデルが流行っているが、私は日本に合っているとは思わない。スポーツにおいて、日本型ともいえるべき方法が成果を上げたのだから、企業活動においても、日本の特性に合わせたチームワーク重視型のビジネスモデルが存在すると思うのだが、どうだろうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

200ボルト

2008-08-22 17:11:20 | スポーツ
                  200ボルト

                         2008年8月22日(金)作成

 100ボルトが200ボルトにパワーアップだ!!。
 北京オリンピック、20日行われた200m男子決勝で、ジャマイカのウサイン・ボルトが19秒30の世界新記録で圧勝した。2位に6メートル以上の差だ。

 100mのときは、記録は狙っていなかったようだが、200mは記録も狙ってたのだろう、最後まで力走した。

 「ここで世界記録を破るとは思わないな。スピードを持続する練習が十分じゃないと思うし、コーナーをもっとしっかり回らないといけない。」これは、前世界新記録保持者のマイケル・ジョンソンがボルトについて語った言葉だが、これがボルトをパワーアップさせたのか。

 ボルトが記者会見で語った言葉が印象的だ。
 「ジャマイカにとって大きな結果になったと思う。国の人々、路上にいる人もすべて含めて喜びを分かち合いたい」。
 「路上にいる人」とは、ホームレスのことだろうか。
 22歳になったばかりのこの若者は、貧しい人々に対する思いやりも具えている。

 来年は、世界選手権に出る予定という。条件(追風等)がうまく合えば、100mは9秒50台、200mは19秒20台が出るのではなかろうか。

 ボルトは、人間は限りない可能性を持っていることを証明し、そして人類に夢と希望を与えてくれた
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2008-08-20 18:37:19 | Weblog
                   蝉

                         2008年8月20日(水)作成

 子どもの頃、蝉を取って遊んでいると、おばあさんによく言われたものだ。
 「せみは、土の中に3年いて、地上に出てからは3日しか生きない。せみをいじめたらいけない。」
 せみが地中で3年、地上で3日というのは、事実かどうか知らないが、大筋としてはそうだろう。地上の3日はただひたすら、子孫を残すための営みである。はかないとは、正にこのようなことを言うのだろう。

 今朝、6時頃「ジョグウォーギング」をしたが、風が冷たかった。その冷たさに合わせるように、蝉のうるさい泣き声がぴったり止んでいるのに気が付いた。
 蝉は、少しの季節の移り変わりも敏感に捉える能力があるのだろう。

 今年の夏は、去年ほど暑くなかったように思うし、残暑も今のところ厳しくないようである。
 その根拠は、私の「あせも」である。
 去年の8月17日のブログ「暑さぼけ」でも書いたが、私は、夏の到来とその暑さの程度を、「あせも」で感じるのだ。
 今年の「あせも」はこれまでのところ、あまりひどくない。

 人間、自然との共生を図るためには、自然とのコミュニケーションが必要である。
 私と自然とのコミュニケーションのツールは、「あせも」である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「生活保護の通院移送費」~一部自己負担の導入を~

2008-08-19 18:24:59 | 政治
         「生活保護の通院移送費」~一部自己負担の導入を~

                         2008年8月19日(火)作成

 生活保護の通院移送費の問題で、厚生労働省の対応が混迷している。
 発端は、昨年11月発覚した北海道滝川市での、2億円を超える通院移送費の詐取容疑事件である。同省はこの事件を機に4月1日、通院移送費の支給基準を大幅に制限する局長通知を出した。これに対して、生活保護世帯はもちろんのこと、一部の与党議員からさえも反発の声が上がった。そのため同省は6月10日、従来通り支給するよう自治体に求める課長通知を出し、舛添厚生労働大臣は先の局長通知の「事実上の撤回」と述べた。
 ところが、その課長通知は、よく読んでみると「撤回」という内容になっておらず、多くの自治体から「どのように運用してよいか分からない。」と困惑の声が噴出しており、未だこの問題は決着をみているとは言い難い。

 通院移送費はバス代等の実費を支給するものであるが、その適正化のためには、「一部自己負担」を導入することが効果的であるということを提案したい。

 それは、生活保護世帯の場合は、一部自己負担がないため、必要以上に通院移送費を求める動機が働くということがあるからである。
通院先の医療機関へ徒歩で行くか交通機関で行くか微妙な距離の場合、生活
保護世帯は、通院移送費の支給を求めるよう動機が働くことになる。同じようにバスで行くかタクシーで行くかの場合はタクシーの支給を求めるよう動機が働く。一方、低所得世帯の場合は、交通機関を利用したいが、お金がかかるので徒歩でがまんしようという動機が働くことになる。
 これは、生活保護世帯と低所得世帯との均衡を失するのみならず、「モラルの
崩壊」現象でもあると思う。
 一部自己負担の導入は、生活保護世帯のこのような動機を抑制する効果があ
る。

 そこで問題となるのは、生活保護世帯の場合、その負担能力があるのかということであるが、結論から言うと「ある」のである。
 生活保護基準は生活保護法によれば、「最低限度の生活の需要を満たすに十分なものであつて、且つ、これをこえないものでなければならない」と規定されており、生活保護世帯の家計は「弾力」がないものという「解釈・運用」になっている。そのため、通院の交通費が必要な場合、通院移送費を支給しなければ、最低限度の生活の需要を満たすことにならないのである。
 現在の通院移送費の運用は、この考えに基づき、バス代等の実費全額を支給している。
 しかし、この「解釈・運用」は現実と明らかに乖離している。生活保護の基
準で現在採用されている「水準均衡方式」は、一般勤労者世帯の約7割の水準
といわれており、戦後間もない時期の、生活に必要な物資を積み上げて積算す
る「マーケットバスケット方式」の時代に比べ、生活保護世帯といえども家計
に「弾力」はあるのである。
 したがって、通院移送費の支給に際し、限度額は設ける必要はあるが、一定
割合の自己負担を求める運用を行うことは、現実として可能である。

 通院移送費については、必要か否かの判断が難しいケースが多い。そのため、滝川市のような不正事件が起きたともいえる。
 私は、一部自己負担の導入により、通院移送費の支給が真に必要なケースに絞られ、適正化につながるものと考えている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボルト 9秒69

2008-08-17 14:02:40 | スポーツ
                 ボルト 9秒69

                         2008年8月17日(日)作成

 1964年東京オリンピック男子100mで優勝したのは、10秒フラットの世界タイ、オリンピック新記録を出したボブ・ヘイズだ。「褐色の弾丸」という異名を取り、猛牛が突進するようなその走りは、私の脳裏に焼きついている。
 市川崑監督の「東京オリンピック」を見て、改めてその迫力を感じた。

 北京オリンピック100m男子で優勝したウサイン・ボルトの走りは、私にはバネが弾んでいるように見えた。10秒69。自らが持つ世界記録を0.03秒短縮する世界新記録だ。

 予選、それに続く準決勝で、ボルトの世界新記録の樹立は十分予測された。最終盤は明らかにスピードを落とし流しているのに、9秒85(準決勝)のタイムを叩き出したのだから。

 オリンピックのゲームで、私が最も興奮させられるのは、この男子100mだ。わずか10秒足らずの時間だが、熱い凝縮されたドラマが展開される。
 号砲とタイムラグを感じさせないロケットスタート。頭を前傾させ身体を左右に揺すりながら突進する様は、レーシングカーが発進間際にスピンしながら加速するような感じだ。身体を起こしてからの加速は、ターボの加給が乗ってきて、身体をぐいぐいシートに押し付けるように強力だ。

 最後の15メートルくらいで、ボルトは、もうこれで十分ターボに乗ったというように、アクセルを緩めてしまった。最後は胸を叩く余裕を見せて、フィニッシュした。
 
 誰もが、最後まで加速し続けたら、もっと驚異的な世界新記録が出せただろうにと思っただろう。しかし、ボルトに言わせば、世界新記録は何時でも出せますよ、ということだろう。
 
 次は200mだ。圧倒的な強みで、驚異的な世界新記録を見せ付けてくれるだろう。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おめでとう

2008-08-15 14:31:27 | ともだち
                    おめでとう

                         2008年8月15日(金)作成

 久しぶりに、私の身近でおめでたい話を聞いた。
 数年前、私と職場が同じだった人同士が「結婚」するというのだ。

 実は、私もそのことは気にしていた。しかし、相手を紹介するというほどのお節介なことはできず、ただ、周りの人に見る目がないのだなぁと思っていた。

 二人とも、頭が良くて仕事は抜群に出来るし、なにより、その人間性が素晴らしい。
 共通しているところは、素直さだ。欲を言えば、二人共もう少し、欲を出せば良いと思う。本来「控えめ」は日本的な美徳であるが、この頃その「美徳」を感じなくなっている風潮があるので、少し今の時世に合わせ、「主張」した方がよいと思う。・・と、つい先輩(人生の)面して言いたくなるのが、私の悪徳だ。

 二人はベストカップルと思うが、がしかし、どうしてこのような展開になったのかは、大いに関心がある。なぜなら、先に述べたように、二人の「結婚」のことに関心があったからである。もう一つは、私の次男が二人と同世代で未だ結婚していないからである。どうすれば、次男が結婚するか、いつも考えている。

 これは、「結婚する秘訣」について、二人に口を割ってもらうしかなかろう。その仕掛けを、今、考えているところである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

阿蘇山

2008-08-12 17:42:38 | 
                   阿蘇山

                         2008年8月12日(火)作成

 阿蘇高原はもう秋だった。8月5日、広島を8時30分に出発し、南阿蘇にある休暇村南阿蘇に着いたのは15時丁度だった。妻、次男、長男の孫の一行4人だ。

 標高500mはあるのだろうか?この宿の水道水の水が冷たくて、チョー気持ち好い。味も好い。広島ではうるさいくらいの蝉も鳴いていない。赤トンボが飛んでいる。

 この休暇村には屋外プールが設置してある。孫が水泳教室に行っているので、この宿を選んだ。泳ぐのは一体何年ぶりが分からないほど、久しぶりの水泳だ。加齢な泳ぎになっていた。一方孫の方は、水を恐がることなく、泳ぐというより活発に身体を動かしていた。

 この宿からは、噴火口のある中岳を中心として、右に根子岳、高岳、左に杵島岳が見える。曇天で見晴らしはノーグー。

 夕食時、次男が孫の面倒を上手く見るのには驚いた。孫も、漫画の話などをし良くなついている。次男は結婚をしないのが問題だが、子どもの面倒はちゃんと見ることが出来るという新発見があった。

 翌日、噴火口へ行くつもりが、道を間違え、「地獄温泉」へ迷い込んだ。なにをもって「地獄」というのか知らないが、車で谷に突っ込んで、地獄に行かなくて良かった。

 阿蘇山の噴火口へは40年前頃行ったことがある。当時はシェルターとかはなかったように思う。噴火口跡の絶壁、その地層、水も草木もない荒涼とした様は、ここに自分以外いなければ、他の惑星に降り立ったような錯覚を覚えることだろう。

 夏休みということもあって、平日でも賑わっており、韓国からの観光客の一団もいた。そういえば、表示には必ず「ハングル」もある。
 韓国からの一団を見て、話は飛躍するが、竹島・独島問題は、両国人民の交流・融和により、最終的には決着が付くものと思わされた。

 草千里の雄大な光景を、牛と馬のドロッピングに気をつけながら、走り抜ける。ここの牛は車を全く恐がらない。車道を塞いで悠然としている。

 南阿蘇から阿蘇山の北側に移り、ここら当たりも、当然温泉の宝庫だ。高速道路に入るまでに、杖立温泉がある。妻が、「その昔、杖を突いて温泉に来た人が杖なしで温泉から帰れるようになったので「杖立温泉」と言うようになった。」とどこかで聞きかじったようなことを言っていた。

 中学校の修学旅行はこの温泉だったので、一度行って見たいと思っていた。杖立川の渓流で同級生と一晩語り尽くしたことを思い出す。彼は自分が好きだった娘が最近冷たくなったというような話を延々としていたっけ。
 今度、いつか泊まってみたい。

 広島に着いたのは、6日19時だった。

(燃費)二日間の走行距離は、高速道路主体で丁度900km。車載燃費計によると、初日15.0km/ℓ、二日目16.7km/ℓ。初日が悪いのは、次男が半分運転したためです。アクセルワークがラフ。二日目は私だけが運転しました。

(写真)阿蘇山の噴火口跡
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

08 8 8 8

2008-08-11 17:12:17 | スポーツ

08 8 8 8


2008年8月8日(作成)

 「08 8 8 8」は北京オリンピックの開催年月日時だ。
 中国では「8」が縁起がよい数字と言われており、そのため、「8」のゾロメを開催時刻にしたのだろう。

 実は、私は「8」という数字が「異常」に好きだ。小学校の頃からである。そのため、自分にコードが振られる際に「8」という数字が付くと嬉しかった。36年勤めた職場の職員番号の末尾番号が「8」だった。「8」で縁起をかつぐこともある。数字には個性はないのに、特定の数字が好きになるというのは「変だ」→「変人だ」。

 「8」という数字が好きな根拠は特に思い当たらないが、「8」は他の数字と違う特徴を持っている。
 1から9までの算用数字を書き、何らかの線を書き足すと、一応「8」と読める数字ができる。他の数字ではこうはいかない。

 1から「8」を除く9までの数字に、9の一桁から九桁までの数字を「×」と次のようになる。なんとも見事な美しさである。

 12345679×9=111111111
 12345679×99=1222222221
 12345679×999=12333333321
 12345679×9999=123444444321
 12345679×99999=1234555554321
 12345679×999999=12345666654321
 12345679×9999999=123456777654321
 12345679×99999999=1234567887654321
 12345679×999999999=12345678987654321

 どうしてこのようになるのか、図表等でいろいろと解明を試みたが、私の数学力では当然、できなかった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

誕生日のケーキ

2008-08-07 17:44:37 | 家族
                誕生日のケーキ

                          2008年8月7日(木)作成

 4日は、私自身の61回目の誕生日だった。
 誕生日にケーキを買うなどということは、してもらったこともなければ、自分で買ったこともなかった。

 今、孫が我が家に帰省しているので、孫に私の誕生日を知らせる意味で、ケーキを買った。何と高いものだ。直径15cmで3,000円弱もした。その代わり、包装とかローソクを付けてくれるとか他のサービスは充実している。私はケーキが大きい方がよい。

 太いローソク6本と細いローソク1本を立てて、照明を消した。ムードが出た。孫に消してもらい、妻の入刀で次男も含め4人分に分けた。半分は明日に食べるつもりだったが、結局孫が半分食べてしまった。


(写真)ローソクの光のみで、思いのほか良く撮れました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

孫の帰省

2008-08-04 20:03:35 | 家族
                    孫の帰省

                          2008年8月4日(月)作成

 3日、孫が来た。小学校3年生で千葉県船橋市に住んでいる。私の次男、孫からいうと叔父に連れて来てもらった。
 2週間程度滞在する予定だが、親とこんなに長く離れて暮らすのは初めてだ。

 昨夜、妻が電話で孫と話しをしたのだが、「相当テンションが上がっている。」ということだったので、初めての経験に興奮しているのだろう。

 広島の新幹線口まで迎えに行き、その後は大ジージがご馳走してくれるというので、焼肉を食べに行った。

 平凡ではあるが、幸せなひと時だった。

 「孫は来てよし 帰ってよし」というから、まだまだ「来てよし」の方だ。そのうちジージもバーバもくたびれるだろう。

 孫の叔父つまり私の次男も帰ってきたので、私の家の小さな玄関が急に狭くなった。いつもは3組程度の靴・サンダルだが、一気に6組程度となった
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジョグウォーギング

2008-08-03 13:04:28 | Weblog
               ジョグウォーギング

                          2008年8月3日(日)作成

 ジョグウォーギングを始めて、約1か月になる。
 「ジョグウォーギング」とは、ジョギングとウォーキングを交互に行うことである。私の場合、まずジョギングで走り出し、息が切れるとウォーキングに切替え、呼吸が整うと、再びジョギングに移る。この繰り返しだ。

 狙いは、「MTB」対策として「MTB」方針で取組むということだ。最初のMTBとは「メタボ」のことである。次のMTBとは、「無理することなく、続けて、ボディをビルド」の頭文字である。

 今は、朝4km強の行程を35分前後かけてジョグウォーギングをしている。ジョギングのスピードは約8km/h、ウォーキングは5km/h強くらいだ。
 20年前にもジョギングをしていたことがあるが、その時に較べて、60という年齢の壁を感じざるを得ない。直に息が切れる。しかし、それでもまだ走ることができる身体に幸せを感じている。
 週6日が理想と思うが、義務感があると続けるのが苦痛になるので、週3日程度でも良いと思っている。

 効果として、食欲が増した。ジョグウォーギングの後の「休息」が心地よい。全身に軽い倦怠感が漂う。その後は身体が軽くなる。

 1年後の目標として、体重2kg減、腹囲2cm減だ。

 話は変わるが、地球温暖化対策は、2050年の長期目標が立てられた。中期目標も必要だというのがマスコミ等の論調だが、私は1年毎の目標も必要だと思う。1年毎の積み重ねがあって、2050年になるのだから。


(写真)本文とは関係ありません。2008年7月26日、広島みなと夢花火大会を、自宅マンションのベランダから撮影しました。
 今年の花火は色んな色彩のものが多く、これもその一枚です。煙が写っているのが残念です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福田改造内閣

2008-08-02 08:23:49 | 社会
                福田改造内閣

                          2008年8月2日(土)作成

 福田康夫首相は1日、内閣改造と自民党役員人事を行った。
 最大のサプライズは、麻生太郎幹事長だと思う。
 麻生氏は、ポスト福田を狙っていることは明らかであり、次の総選挙で福田首相と心中したくないだろうが、ここは挙党一致内閣で総選挙を闘うという思いになったのだろうか。麻生氏が自民党内でポイントを稼いだことは間違いない。

 留任の町村信孝官房長官であるが、就任記者会見で記者からの「総選挙対策の内閣改造か」という趣旨の質問に、「今ある課題に適切に対応する人事だ」という趣旨の答弁をシャァシャァと言ってのけた。誰の目にも、総選挙に向けて内閣支持率向上を狙った改造であることは明らかなのに、町村氏らしい厚かましさだ。

 野田聖子消費者行政担当大臣は、この秋の臨時国会で消費者行政庁創設後、初代の長官になるのだろう。人気取りとはいえ、郵政選挙で自民党を離党、その後復党して間がない人物を閣僚に起用するとは、自民党とは節操のない見本のような党だ。

 中山恭子拉致問題担当大臣は、国民の拉致門題が解決できないもどかしさを、何とか「強硬派」の中山氏で引き付けたいという思惑だろうが、結論から言うと「埒」は明かない。
 拉致問題の解決は、国交正常化を果たす過程の中で解決されるものと、私は確信している。強硬姿勢の中山氏でこの問題が前進するとは思えない。

 私にとって、ちょっと考えさせられたのは、公明党からの入閣人事だ。斉藤鉄夫氏が環境大臣に就任した。斉藤氏は広島の出身なので、私のような一市井人でも評判が伝わってくる。人物的には好評のようである。
 しかし、内閣の支持率向上のためには、浜四津敏子氏の起用が一番だろう。
 公明党は、次の総選挙では、自民党が敗北することを予想して、プリンセス浜四津氏を温存したのではないかと思う。
 浜四津氏が閣僚で総選挙を戦い、敗北したあと、来年7月の東京都議選挙を戦いたくないのだ。

 肝心の内閣支持率であるが、ご祝儀で10ポイント程度は上がるだろうが、いずれ元の20%程度になるだろう。それだけ今の日本は、自民党政治が無力だという逼塞感が漂っている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする