団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

マーラー 交響曲「大地の歌」

2009-03-31 18:27:18 | 音楽
            マーラー 交響曲「大地の歌」

                           2009年3月31日(火)

黄金の杯に
 酒が溢れている。
それを飲み乾す前に、
 まずひとつの歌を聞かせよう。
憂愁のその歌は
 哄笑をもって響き渡り
心の園は激しい哀しみに包まれて
 寂寥となり、
歓びも歌も萎れて
 消えてゆく。
生は暗く、死もまた暗い。
(以上一部抜粋)

 李白の「大地の哀愁を歌う酒の歌」をドイツ訳したものを更に、宇野功芳が邦訳したものだ。
 はっきり言って、よく理解できない。ただ、厭世的な感じだということは分かる。

 曲もそれに合わせて、けだるい感じで続く。マーラーの他の交響曲のようにダイナミックさがない。
 正直に言って、2・3度うとうとした。

 マーラーは「第9のジンクス」を嫌い、9作目となるはずのこの交響曲に通し番号を付けず、単に交響曲「大地の歌」とした。
 「第9のジンクス」とは、ベートーベン、ブルックナーといった偉大な作曲家の最後の交響曲ナンバーが「第9」だったので、自分も交響曲第9が最後になるのではないかと案じたことをいう。
 しかし結局、マーラーも第9番の交響曲を作曲して、51歳で死ぬことになる。

 秋山和慶指揮広島交響楽団の演奏は、難しいこの曲にしては破綻はなかったが、ダイナミズムが感じられなかった。ボーカルとのバランスがあり、大音量を出すのは難しいのかもしれないが、マーラーの曲は大音量で浴さないと。

於:2009年3月27日、広島市中区広島厚生年金会館ホール
  指揮:秋山和慶
  演奏:広島交響楽団
  メゾソプラノ:加納悦子
  テノール:青柳素晴
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プリウスモデルチェンジ情報

2009-03-30 18:59:34 | 
              プリウスモデルチェンジ情報

                           2009年3月30日(月)

 ニュープリウスのスタッフマニュアルを見せてもらった。
 トヨペット店へ行くと、4月まで解禁できないと言う。
 馴染みのネッツ店へ行くと、難なく見せてくれた。
 自動車雑誌にも既に相当報道されている。新聞にも値段が出た。

 今度のプリウスの凄いところは、コスト削減だろう。ベーシックグレイドで205万円。ベーシックグレイドと言っても侮るなかれ。
 サイドエアバック、カーテンシールドエアバック、VSCが付いての値段だ。ホンダのインサイトの189万円のグレイドには付いておらず、オプションで付けると、212万円を超える(HIDもセットだが)
 つまり、ホンダのインサイトより安い。車格差もあるから、実質的には30万円程度の差があるだろう。

 トヨタの渡辺社長は就任当時、ハイブリッドシステムのコストを三分の一にするよう取組んでいると言っていたが、三分の一はともかく、半分の25万円位にはなったのではなかろうか。

 この程度のコスト差だと、ガソリン消費が半分程度で済むから5・6万kmの走行で元が取れるようになる。
 経済原則に則ると、ハイブリッドを選ぶようになる。全世界で年間50万台は売れるのではなかろうか。私の根拠のない損益分岐点は30万台だから、50万台売れれば、十分儲けは出る。

 旧モデルも189万円で併売するということも報道されている。189万円と安いが、インサイト同様、サイドエアバック、カーテンシールドエアバック、VSCが付いていない。エンジンも新モデルが1,800ccなのに1,500ccだから、車格差を考慮すると新モデルの方がコストパフォマンスが高いということになる。まぁ、装備は要らないから絶対額が安い方が良いよ、というタクシーとか、法人用に用意したものだ。現行が233.1万円だから、44.1万円の値下げとは「凄い!」これも間違いなく売れる。既に設備は元をとってあるので、新型以上に儲けは出るだろう。

 今後のトヨタのハイブリッド戦略として、小さい車に載せて出すことを急ぐ必要がある。小さい車に載せるのは、重量増加の問題があり難しいのだが、本格的な普及ということを考えると、絶対に必要だ。カローラクラスに170万円程度で出せば、これまた凄いことになると思う。

 他メーカーはこのプリウスに驚愕しているはずだが、ホンダを除いて、ハイブリッドの開発を怠ってきたので、ますます差が付くのみだ。
 この不況にあって、トヨタも販売台数は激減だが、プリウス発売後はシェァを50%近くまで伸ばすのではなかろうか。
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ありふれた奇跡

2009-03-29 08:31:28 | その他
                ありふれた奇跡

             ありふれた奇跡

最終回

                           2009年3月29日(日)


 私は、このドラマを見て、ロミオとジュリエットを思い出した。
 モンタギュー家とキャピレット家が血で血を洗う抗争を繰り返していたが、ロミオとジュリエット二人の死を目の当たりにして、事の真相を知り、ついには両家が和解するというものだ。

 ドラマの方は、加奈に子どもが生まれないということが、翔太と加奈の両家の争いになっている。
 争いの原因は、ロミオとジュリエットでは「死」、ドラマでは「誕生」と異なってはいるが、いずれも「生命」に係わる問題だ。
 このドラマが人々を引き付けるのは、人にとって最も普遍的で根源的な「生命」ということを素材にしているからではなかろうか。

 このドラマでは、「家族」についても、問いかけている。
 翔太も加奈も三世代家族の設定だ。翔太の家族は、がんこ祖父が登場し、古き良き時代を偲ばせる。家族関係が濃密である。加奈の家族は裕福だが家族関係は希薄である。
私は第二回のレビューで、「翔太と八千草が出会う設定は、ドラマならではのものだが、とにもかくにも、両方の家族が二本の糸で結ばれた。これから、この糸が増え、紡がれるのだろうか。」と書いた。
 ドラマでは確かに色んな糸が紡がれた。その特徴は、それぞれが様々な苦悩を持ちながら、時に対立し、時に共感しあうとう関係だ。

 第八回のレビューに、夕日のことを次のように書いた。
 「タイトルバックに夕日が出るように、この夕日には重要なメッセージを持たせているのだろう。
 一回目は、翔太が自殺しようとしたことを加奈に告白し、嗚咽する場面だ。
 二回目は、翔太と加奈が抱擁し、シルエットのように重なる場面だ。
 三回目は、このドラマが完結するときだろう。」
 しかし、ドラマの完結で出たのは、翔太と加奈がホテルの窓から望む朝日だった。
 夕日は癒しを感じるのに対して、朝日は力を与えてくれるように感じる。

 翔太の祖父は、「翔太が強くなったのは、加奈さんに会ったからだ。」という趣旨の発言をするが、強くなったのは、翔太だけではない。翔太と加奈の問題に係わることで、全ての登場人物が「変わり強く」なった。

 私は、このドラマの流れは、ベートーベンの交響曲第9番「合唱」の「苦悩を通して歓喜へ」ということに繋がるものがあるように感じた。その「歓喜」とは、子どもを生むことができない加奈が見せた、捨てられようとした赤ちゃんを抱いている時の幸せな表情に表れている。
 我々は、得られないものがあっても、それを克服することができる。


第十回

                           2009年3月19日(木)

 この回は二つの物語。

 一つは、藤本が、翔太と加奈の接着剤になろうとすること。
 藤本は、翔太の祖父、そして加奈の父親に会い、翔太と加奈の結婚に理解をするよう説得を試みる。
 二人が命の恩人だからということだが、そのことで、ここまでするか?

 加奈は、子どもが産めないこと、そういう状況で翔太と結婚することは翔太を不幸にするというわだかまりがどうしても克服できなくて、二人で会っても、切ない会話が続く。切なさを紛らわせようと、ケルト人の話をするが、翔太が生き生きするからか。

 二つは、翔太の両親が復縁すること。
 翔太は復縁した両親の家を訪ね、母親から初めて離婚に至った話を聞く。両親が激しい喧嘩をしても、なぜか翔太は、なごんだ顔をしている。子どもにとって両親の存在というのは、二人セットなのだろうか?

 次回は、いよいよ母親同士が対面する。ずけずけものを言う翔太の母と、時にキレル加奈の母親で、どんな衝突が見れるか楽しみだ。


 第九回

                           2009年3月11日(水)


 二人の関係になかなか解決策を見出せず、刹那的になった加奈は、これまでのことは一切なかったことにして、初めて会ったようにして会おうと翔太に言う。
 しかし、翔太は現実からなかなか離れることができない。

 翔太と加奈の間で、現実と仮想が交錯した、難しい会話が交わされる。
 翔太は言う。「どうしてこの街は、自分だけ苦しい、寂しいと思えてしまうんだろう。」

 加奈は、「ホテルをとってある。」と翔太を誘うが、翔太は加奈の刹那を見破り、加奈の誘いにのらない。

 そのホテルで、加奈の母親は加奈に、屈辱的な不倫体験を話す。
皆苦しんでいるのだ。
 
 「自分だけ苦しいと思えてしまう」ことから「皆が苦しんでいることが分かる」ことに、どうしたらつなげることができるのか? このドラマの主題があるような気がする。


 第八回

                            2009年3月1日(日)

 このドラマは、二人の家族の対比が実に見事に描き出されている。

 翔太と加奈の父親同士は、女装趣味で一致している。翔太の父親は、その女装趣味がなければ自分の人生に何も残らないとまで言う。加奈の父親は、翔太を罵倒する場面で、加奈の母親に「そんな風に人を攻撃することで部長になったのね」と見下される。
 そこには、高度経済成長時代の労働疎外・人間疎外が伺われる。

 母親同士は、不倫である。翔太の母親は翔太が若くして男を作り家を出てしまう。母親の愛情を受けていないと思っていた翔太は、母親が翔太が子どもができないのではないかということを親身に心配する姿を見て、それまでの誤解に苦笑いする。
 加奈の母親は企業戦士のような夫に満たされないものを感じ、人形の先生と不倫の関係になるが、逃げられてしまう。満たされない気持ちを、加奈を抱きしめることにより癒そうとする。

 翔太の家には昔ながらの茶の間がある。ちゃぶ台を囲んで3人が言い合う場面は、古き良き時代を思わせる。
 加奈の家は洋風で、テーブルだが、家族全員が食事する場面はない。必ず誰かが抜けている。
 そのことにより、親密な家族関係と希薄な家族関係を描き分けている。

 翔太の祖父(井川)と加奈の祖母(八千草)は、親世代以上に、翔太又は加奈のことを理解している。人生経験の深さを感じる。

その井川に、二人の結婚は反対だと言われ、加奈は絶望的な表情になる。しかし、山田太一はなぜか、井川に「私の気持ちだが」というセリフを言わせている。

絶望的な表情になった加奈ではあるが、八千草を病床に見舞った場面では、捨て猫を優しく愛撫する姿と重なるように、一転優しい表情になる。もう、自殺を企図したときの加奈ではない。優しさという「力」を持っている。

 タイトルバックに夕日が出るように、この夕日には重要なメッセージを持たせているのだろう。

 一回目は、翔太が自殺しようとしたことを加奈に告白し、嗚咽する場面だ。
 二回目は、翔太と加奈が抱擁し、シルエットのように重なる場面だ。
 三回目は、このドラマが完結するときだろう。


 第七回 

                           2009年2月25日(水)

 第七回は、何とも哀しかった。

 加奈は子どもが産めなくなった理由を話すが、翔太はその加奈をかばって、自らの意思で子どもをつくらないと言う。

 そのことで、翔太と加奈をとりまく人達は、翔太の方が子どもを生めない原因だと誤解するのだ。
 加奈の父親に罵倒されようとも、翔太は決して本当の理由を告げようとしない。

 一方、加奈の心は揺れに揺れる。翔太との子どもが欲しい。しかし、それは適わない。翔太に当り散らすが、今の加奈にはどうして解決できるのか、先が見えない。
 加奈は、翔太に結婚しないと言うが、二人はメイルでお互いに「ばかやろう」とまで言う関係になっている。もう分かれることはできない。

 私が期待した、八千草と井川の対面の場面であるが、八千草は井川に対して、「加奈はやれない」と言う。八千草は加奈の孫がどうしても欲しいのだ。しかし、真の原因が加奈にあることを知った時の八千草の衝撃はいかばかりだろうか。

 加奈の家族は、加奈が子どもを産めないということ、自殺をしようとしたことに衝撃を受けるだろうが、真に衝撃を受けるのは、そんな加奈を守ろうとする翔太の「優しさ」にだ。
 その優しさは、自殺しようとまでした翔太の苦悩から生まれてきている。そして、その「苦悩」は加奈の父親が蔑み罵倒したことだ。






 第六回

                           2009年2月18日(水)

 加奈は、とうとう自殺をしようとした訳を話す。モトカレの子どもを中絶したことが原因だという。
 翔太の場合は、訳を話すことにより、その呪縛から解放されたが、加奈はより苦しむ。翔太との子どもが欲しいということ、そして翔太への「愛」ゆえだ。

 翔太は、加奈をかばうため、自らが「子どもはいらない」と加奈の祖母に話す。
 このことが、両家の誤解を生み、加奈の父親と翔太の祖父・父親は対立する。

 加奈は自らが行った行為を、「若くてカーッとなって冷静でなかった」というが、それを救ってくれるのは、誰だろうか?

 次回、私が第二回のレビューのとき期待した、八千草と井川が対面する。「若くない」二人が、どのように二人の関係を想像し、解決へ導くか、私はこのドラマのクライマックスだと思っている。


 第五回

                           2009年2月11日(水)

 加奈は、遂に翔太に話す。子どもができない身体であり、その原因は自らだと。翔太のなぐさめも、今の加奈には通じない。加奈はまだそれ以上言うことができない。二人だけでかかえる問題としては、あまりに大きいのだ。

 誰にも言えず悩む加奈の母を、八千草薫がその悩みを見抜き、自らの経験を話す。八千草の方から話すということだが、加奈の母が誰かに訴えることと同じことなのだ。

 翔太と加奈の関係に「触媒」のような役割をする陣内孝則に、加奈は「生きるのよ」と激しく言うが、それは自らに言っているようである。他者を通じて自らが見えたのだろう。

 「人間」とは字のごとく、人との関係において成り立っているのであり、このドラマは、人は他者との関係において問題が解決されるということを描いているように思う。
 人間は、他者の悩み・問題は客観的に見える。そして、その者の悩み・問題を解決する力になれる。お互い同士がそうなのだ。

 そのように見てくると、二人の父親同士の「女装」シーンには辟易したが・・、様々な悩み・問題を抱えている人間同士を対面させる必要があるのだろう。

 「女装を止めると、人生に何も残らない」と言う翔太の父親に、加奈の父親は「約束を破った」と厳しい視線を浴びせるが、この二人、翔太と加奈の関係を複雑にさせそうである。


 第四回

                           2009年2月4日(水)

加奈が翔太の家を訪れることを聞いて、翔太の父(風間杜夫)と祖父(井川久志)は大はしゃぎだ。加奈も翔太の父と祖父にすぐ馴染む。

 アイリッシュダンスに興じた後、夕日が射す窓辺に映る二人の重なり合うシルエットは、それまでの、「翔太は」、「加奈は」という関係から、「二人は」に進展していることを暗示する。

 二人の家族の対比も描かれる。
 加奈の母(戸田恵子)は、不倫相手の男に体よく逃げられる。当然そのことを家族に言えるはずなく、一人苦悩する。将来に展望が開けない苦しみだ。
 一方、翔太の父は、男をつくって逃げた女房を許す気持ちにはなれないが、翔太の母親であり翔太への愛ゆえ、「ほっとけないだろう」とお金を渡す自らの矛盾に悩む。愛ゆえの悩みであり、いつか何らかの形で昇華する可能性がある。

 加奈は、まだ自殺しようとした理由を語ることができない。フラッシュバックで、不気味な人物が行き交う場面がでるが、それが何を暗示しているのか。加奈が翔太に家まで案内してもらうシーンで、「子どもがいない」という言葉に暗く反応していたのが気になる。

 最後の場面は、これは、サスペンスではないのか。
 翔太の父と加奈の父(岸辺一徳)は、お互いを良く知っているが、名前も職業も知らないという奇妙な関係だ。しかも、お互いの家族に隠したいことがあるのだ。
 お互いの家族同士が色んな糸で結ばれてきたが、父親同士のそれは、もつれそうな予感がする。


 第三回

                           2009年1月27日(火)

 夕日の美しいシーンが印象的だった。

 翔太と加奈の二人は、より知り合う関係になり、翔太は加奈に自殺しようとした理由を告白することにする。

 会社での屈辱的な出来事を話し出し、翔太は激しく嗚咽する。引き攣ったように泣く翔太を加奈は抱きすくめる。
 その二人を、オレンジ色の暖かく包み込むような夕日がやさしく照らす。
 加奈に吐露した翔太は、PTSDの呪縛から解き放たれる。
 次は加奈が話す番だ。

 加奈は酔って翔太に話そうとするが、まだ話せない。
 仲間由紀恵の酔った演技がたまらなく上手い。いや魅惑的だ。男たるもの、こういう女性を目の前にしてみたい。(バカ)

 加奈は翔太をもっと知ることにより、自殺の理由を話せると考えたのか、翔太の家に行きたいという。
 加奈もPTSDから解き放たれたいのだ。そのためには、同じ痛みを共有する翔太が必要なのだ。

 いよいよ、次回は、加奈と翔太の家族が紡ぎだす。


 第二回


                           2009年1月18日(日)

 このドラマ展開は、弁証法的手法ではないのか?
 冒頭の場面と最後の場面は、若い二人が喫茶店で会うという同じ設定なのだが、「進展」しているのだ。

 冒頭の場面、加奈(仲間由紀恵)は、翔太(加瀬亮)と喫茶店で会うが、気持ちのすれ違いで気分を害し、店を飛び出してしまう。
 加奈は、自殺をしようとした者同士として、気持ちが通じるものがありはしないかと、それを求めようとするが、翔太は、デイトの相手として見てしまう。

 最後の場面、翔太は加奈に対して、自分を曝け出す。左官の作業着を着て喫茶店に来るのだ。作業着から埃を落とす翔太を見て、従業員がたまらず注意する。加奈はそのことに腹を立て、翔太を連れて店を飛び出してしまう。二人の気持ちは一気に近づく。

 二人の家族の対比も描かれる。
 翔太は父(風間杜夫)と祖父(井川比佐志)の3人家族。父親に女ができたのではないかと、翔太と祖父がお節介ともいえるほどの心配をする。濃密な家族関係だ。

 加奈は、父(岸部一徳)、母親(戸田恵子)、祖母(八千草薫)の4人家族。母は人形展を開くが、加奈は見に行きたくない。裕福で華やかな家族だが、人間関係が、希薄である。
 その中でも、八千草薫は、「食器は手触りで洗っている」という感覚で、加奈のことを見透かしている。

 翔太と八千草が出会う設定は、ドラマならではのものだが、とにもかくにも、両方の家族が二本の糸で結ばれた。
 これから、この糸が増え、紡がれるのだろうか。
 私は、井川と八千草の出会いを楽しみにしている。

 3回目は、22日木曜日だ。


 第一回

                           2009年1月14日(水)

 山田太一のドラマ展開は、関心を起こさせる。
 ドラマは、見知らぬ若い男女が、自殺しようとしている中年男性を助けるところから始まる。
 そして、最後の場面は、その男女に対して、その中年男性が、あなた達は「自殺をしようとしたことがあるのではないか?」という問いかけで、次回に続くのだ。嫌が応でも、次回を見たくなる。
 
 見知らぬ男女が近しい関係になる筋書きは、多少強引だが、これもドラマチックでワクワクさせられる。
 男女のそれぞれの家族環境の描写も、「家族とは何か」という山田太一が追い求めているテーマに不可欠だ。

 女性の家族は、裕福だが、家族関係はバラバラである。男性の方は、頑固オヤジ(ではなく祖父だが)が、日本の古き良き時代の家族を思い起こさせる。

 山田太一のドラマは、「短いセリフ」がポンポンと投げ合うようなところが特徴だ。私のように頭の回転が鈍いと、その意味合いを想像しようとして、ドラマに引き込まれる。

 明日15日、第2回が放送される。
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クラス会 2009

2009-03-28 10:59:10 | ともだち
                クラス会 2009

                           2009年3月28日(土)

 毎年、瀬戸内海の小島に植えた桜のもとで、小学校のクラス会をしている。
 誰が言い出したか、クラス会の記念に植樹をしようと言うことになった。
 2000年6月3日、先生ともども一本の桜を植えた。後に分かったのだが、「緋寒(ひかん)桜」。

 先生は翌年亡くなられた。先生の思い出にという趣旨もあったので、生存中に植樹できて良かった。

 今年の日程は、3月15日。この日は快晴で、空気は凛とした冷たさなのに、ぽかぽか陽気。外側はパリッとした歯ごたえなのに、噛むとジュワーとくる食感に似ていて、カキフライが食べたくなる。といった具合に天気ですら、食べることで比喩してしまう。(アホ)

 花見には少し早く、まだ蕾のままだった。
 桜は、高さ220cm(前年190cm)、幹の一番太い周り15.5cm(同15cm)になっていた。植樹という投資に対して、成長というリターンが確実になされていたわけだ。これを「景樹」が良いという。(バカ)

 この桜の根元にはタイムカプセルを埋めている。2年前の還暦の年に埋め、干支一回りの12年後の開封とした。あと10年後が楽しみ!
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産直市 ふれあいたかた産直市

2009-03-27 23:03:19 | 産直市場
             産直市 ふれあいたかた産直市

                           2009年3月23日(月)

 この産直市は、18時まで営業(「営業」というのかどうか)をしている。産直市としては遅くまでしている方だと思う。
 そして、17時からは惣菜が半額になる。16時30分頃に着いたので既に買っていたが、買い増した。

 JAが経営するようになりましたという趣旨の貼紙があった。妻が、「前は誰がしょうたんかね?」と言ったがもっともな疑問だ。

於:2009年3月21、広島県安芸高田市 ふれあいたかた産直市。





 飲食店があるのが特徴。以前食べたことがあるが、素材がもう少し良かったらと思った。




 この豆腐を買った(150円也)。一丁半か? 我が家には大きすぎる。


 青森県産のサンふじがあった。地産地消といっても、りんごができないのでは仕方ないか?


 ナイアシンを強調している。
 「糖質や脂肪をエネルギーにして・・悪玉コレステロールの抑制」とは、私にピッタリだ。


 早々と桜の花が・・。


 様々な色のカスミソウがある。先日TVで見たが、色の着いた水をやるのだそうだ。
 
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賀茂鶴酒造

2009-03-26 18:32:14 | 食べること
                賀茂鶴酒造

                           2009年3月24日(火)

 賀茂鶴酒造は、東広島市西条町にある。他の用事で西条へ行ったのだが、どうしても足が向いてしまう。全ての道は、酒都に通じる。

於:2009年3月20日、東広島市西条町 賀茂鶴酒造。


 酒蔵を改造し、展示コーナー、試飲コーナー、ビデオコーナー等がある。


 団体客がよく来るのだろう。沢山の椅子が並べられている。


 酒の原材料。米粒が比較的小さめ。


 試飲コーナー。試飲している人は、中国から買付けに来た人。6・7人いた。


 この天凛は、1升31,500円也。中国では10万円で売られているということだ。


 賀茂鶴酒造での最高級品、「豪華賀茂鶴」。右が1升315,000也。右が同262,500円也。重要無形文化財(人間国宝)14代柿右衛門作の窯色絵磁器に収められおり、大半はこの器の値段だろう。まだ高いのがあり、367,500円也!


 季節限定のコーナー。あらばしり生吟醸1,575円也を注文すると、最後の1本だと言って出してくれた。
 少し冷やして飲むのがよさそう。常温で飲んでみた。最初は甘く感じるが、残るのはじわっとした辛口だ。水っぽは全くない。


 上澄みだけでなく、濁っている部分もある。昔、父親が「どぶ」と言っていた。多分密造酒を買って飲んでいたのだろう。


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川中醤油

2009-03-24 18:57:23 | 食べること
                  川中醤油

                           2009年3月22日(日)

 大豆に小麦と塩を加え、季節の野菜を漬け込んで米麹で発酵させた保存食が味噌です。
 その上澄み液や桶の底に溜まった汁を煮汁の味付けに使うと、これまで味わったことのない旨みがあることに気付きました。これが醤油のはじまりだといわれています。

 江戸時代に房州(現在の千葉県)の銚子で本格的な醤油醸造が開始されました。しかし、当時醤油は大変高価なもので、米の3倍、酒と同格、塩の7~8倍であったそうです。

 醤油は日本人にとって、神様のようなものです。今や、世界の人々に愛用され、世界の調味料となりつつあります。
(以上 掲示板から)

 何点か買うと、醤油の小さな瓶をサービスしてくれました。

於:2009年3月21日、広島市安佐南区 川中醤油。




 「我々の物づくりの原点は、自然の力を味方にし、自然の織りなす本物をつくることにあります。」と宣言していた。
 その象徴が、「地、水、火、風、空、織」ということか。


 醤油諸味を搾って生醤油をこの釜で加熱した。500ml換算で、2,880本分。


 搾りかすは、肥料や家畜の飼料にするとのことである。ビールの搾りかすを食べさせた牛を「ビール牛」と言っていたから、「醤油牛」というのもあるのか?


 こんなに醤油の種類が多くあるとは知らなかった。ここには50種類くらいあるという。


 ひな祭りの時期なので、こんな風な展示が・・。
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産直市場 JA交流広場「とれたて元気市」

2009-03-23 07:27:50 | 産直市場
          産直市場 JA交流広場「とれたて元気市」

                           2009年3月22日(日)

 内橋克人著「浪費なき成長」によると、最近農協もずいぶん変化してきたということである。

 いま農協は21世紀ビジョンとして、「次世代との共生」、「地域社会との共生」、「アジアとの共生」の三つの共生を掲げています。農協は一生懸命に変わろうとしている。日本の農業を再生させようとする運動の高まりを予感させる萌芽も各地に出てきています。

 「産直市場」はこの運動の一環だろう。

2009年2月22日、広島市安佐南区大町東 082-831-1831




 野菜が中心だ。陳列効率はあまりよくない。


 店内店の肉屋。鮮魚はない。


 トレーサビリティが今後ますます重要視されるだろう。


 日本人は、米の消費拡大に努力する必要がある。
 もう、10年以上も前になるが、デパートに米の消費拡大のPR隊がきていた。(多分農家から)
 私が、米をいろんなものに加工して消費拡大をすべきだ、と言ったところ、「邪道だ」と一蹴された。
 しかし、私の言った方向になっているのですが・・。


 卵価を240円にすることを理解してくださいという趣旨のポスター。
 こんなにごちゃごや書かなくても、卵が他のものに較べて安いということは消費者はよく理解しているので、「原価が○○円だから、240円で売らせていただきます。」ということで好いのではないか。こんなに長いと読んでもらえないでしょう。


 農業と農村の「かくれた働き」。「かくれた」でなく、サスティナブル・コミュニティの主役だ。


 広島県に産直市場がこんなにある。ざっと数えると70くらい。
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天日干し肉

2009-03-22 08:15:46 | 食べること
                 天日干し肉

                           2009年3月20日(金)

作り方:
 もも肉を岩塩にうま味調味料を加えたものに2晩漬け込む。
 夏場は1日足らず、冬場は2日間かけて天日干しし、最後に植物油でコーテ
ィングする。

作っている人の話:
 夏場と冬場では日差しの強さが違うので、干す時間に気を使います。干しが
足らないと生肉のようになるし、干し過ぎると表面が硬くなってしまう。

食べ方:
 塊のまま魚焼きグリルで表面に焦げ目がつく程度まで弱火で焼き、薄くスラ
イスして食べる。

 タタキと燻製の中間といった食感だ。和牛ということだが、旨みののりが今
一に感じられる。1月25日に「ビール牛」のことを書いたが、この肉で作って
みたい気がする。それほどビール牛の味は良かった。

於:2009年2月28日、山口県岩国市周東町上久原 おかもと商店。(0827-84-3151)




 天日干しの様子。


 直売しているが、肉の現物は展示していない。このカタログを見て注文する。


 天日干し肉は、「蓮華のほし」という商品名。150g(1本)800円也。


 そぶり(そぎ肉)。骨についている肉を削ぎ落とす。マグロで言うなら中おちだ。筋と思うのだが、コリコリした食感が良い。しかし、肉の味があまりしない。
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アクセス・ランキング

2009-03-21 20:24:20 | Weblog
               アクセス・ランキング

                           2009年3月21日(土)

 私の使っているグーブログでは、アクセス数は、閲覧数と訪問者数で表示されている。
 3月20日のアクセス数は、閲覧数(PV)237、訪問者数(IP)107であった。
 同時に、ランキングが、「9102位/1201655ブログ」と表示されていた。ランキング欄にこのような表示が出たのは初めてだ。上位10000件まで表示されるという。

 いままでの経験で言うと、マスコミで賑わっている話題について書くと、アクセス数が多い。当然と言えば当然だ。
 2008年11月18日に、「定額給付金は謀略に使われている?」と題して書いたことがあるが、その時は、158件のIPがあった。
 ただ、アクセスしただけで読んでもらったかどうかは分からない。

 PVが519件ということがあった。(2008年7月19日)これなどは、画面をスクロールしただけで件数がカウウントされるのだろう。519件も読んだなんて、とても信じられない。

 アクセス数は気にしているが、それ以上に、定期的に見てくれている人がどの程度いるかが気になる。
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小沢代表の企業献金全廃発言

2009-03-20 08:01:22 | 政治
              小沢代表の企業献金全廃発言

                           2009年3月20日(金)

 小沢民主党代表が、「企業・団体献金の全面禁止」を打ち上げた。
 誰もが、あの「小沢代表が?」と思っただろう。自民党の幹部からは、「あの人だけには言われたくない」と揶揄されるありあさまだ。

 小沢代表と言えば、「小沢→企業献金」と連想するような人物で、その額は常にトップクラスだ。
 しかも、第一秘書が、企業(西松建設)からの献金を個人献金という形で処理しているのではないかという疑いで逮捕されている。

 このように、企業献金と切っても切れないような人間が言うことは、「裏」があると考えた方が良い。

 企業献金を規制する政治資金規正法は、抜け穴だらけと言われている。
 長年企業献金と共に歩んできた小沢代表は、この抜け穴を知ることについては、長けているだろう。
 今、誰も知らない、気付いていない、新たな「抜け穴」を思い付いたに違いない。
 
 小沢代表が、今するべきことは、自らにかけられてる疑惑を説明することだ。これまでの西松建設との関係を全て明らかにすればよいではないか。
 何時、何処で、西松建設の誰と会って、どういう話をしたのか。「企業献金を個人献金のようにしようネ。バレナイように上手くやろうネ。」と言ったのか言わなかったのか。
 捜査中だから明らかにできないということは理由にならない。なぜなら、小沢氏は何もやましいことはないと主張しているのだから。

 小沢氏の「企業・団体献金の全面禁止」は、「抜け穴」が用意されていると見た。
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京都展

2009-03-14 08:38:26 | 食べること
                    京都展

                           2009年3月15日(日)

於:2009年3月8日、広島市中区福屋百貨店。




 このばらずしの店「とり松」は京丹後市網野町網野にある。地図で見ると、昨年11月22日に蟹を食べに行った久美浜と隣町といった所にあった。


 鰆をおぼろにして使ってある。しっかりした濃い目の味付けだ。見た目の綺麗さにこだわっている。


 京都と言えば、菓子だろう。この店の菓子は比較的安い。


 金つばを買って食べてみた。甘党ではないが、この金つばは美味かった。


 大根漬を買いたかったが、妻の「高い。生協で買っている。」の一言で却下された。この恨みは何時か晴らす。

 全体に京都のものは何故か高い。
 20年前だったか、ある割烹のような店に入り、メニューを見てびっくりした。しかし、出るに出られなかった。
 何故か、仲居さんがなれなれしく声をかけてくるのが、腹立たしかった。
 
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トヨタ プリウス

2009-03-13 07:42:57 | 
               トヨタ プリウス

1 プリウスモデルチェンジ情報 
                           2009年3月12日(木)

 企業献金を受取ったことで、仮に小沢民主党代表や二階大臣が逮捕されようが、そんなことにはちっとも驚かない。なぜなら、それが彼らの本質的な政治活動であるからだ。

 しかし、プリウスをモデルチェンジし205万円から売るという報道(2009年3月12日、朝日新聞)には、ちと驚いた。

 プリウスは5月にモデルチェンジすることが決まっており、車格が向上することから、自動車雑誌などでは、250万円程度になるのではないかと予想されていた。
 そのことからすると、50万円近く安い設定をしたということで、これはかなり衝撃的だ。

 同報道によると、ホンダのインサイト(189万円から)に対抗するため、価格戦略を見直したとあるが、そんなケチなことではない。
 ハイブリッド以外の車に対するアンチテーゼとして、挑戦状を叩きつけたと言うことだろう。

 トヨタにブレイドという車がある。排気量2,400ccで、プリウスと同程度の大きさである。トヨタのアナウンスによると、プリウスの動力性能は2,400 cc並みというから、ブレイドと同車格といって良い。このブレイドは224.7万円からなので、何とハイブリッドであるプリウスの方が安いのだ。
 これを、ハイブリッド以外の車に対する挑戦状と言わずして何と言おう。

 トヨタが価格戦略を見直した背景にはこの不況で車が売れないことも大きな要因だ。昨年半ばから対前年割れがずっと続いており、しかも二桁台のマイナスだ。ここに低価格戦略のプリウスを投入し、プリウス効果により集客力を高め、他の車の拡販にももっていきたい。
 モデルチェンジ後は、プリウスをトヨタに4系列ある全デーラーで売るという。これはトヨタにとって初めての試みである。
 トヨタとして全力投球ともいえる新型プリウス、1か月の目標販売台数8,000台、そして受注台数は38,000万台と予想する。(インサイトは、各5,000台、18,000台)
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ホンダ インサイト

2009-03-12 18:00:54 | 
               ホンダ インサイト

                           2009年3月12日(木)

 インサイトの売れ行き

 3月11日付けの朝日新聞によると、インサイトの受注が発売後約1か月で計画の3倍を超える18,000台に達した、とある。
 私は2万台を超えると予想したが、この不況の影響で伸びなかったのか?
 しかし、好調ではある。ホンダのデーラーはインサイト効果により集客力が高まっているという。
 自動車各社は、この不況により販売台数が激減しているが、ホンダが一番落ち込みが少ない。こういう時に強いメーカーが本当に強いのだろう。


                           2009年2月22日(日)

 ホンダが本格的なハイブリッド専用ボディの乗用車を発売した。インサイト。
 2月6日の発売から、16日までに1万台売った。この調子だと、発売後1か月で2万台以上の販売が見込めそうである。月間目標販売が5,000台だから、これは好調だ。

 好調の理由は、①ハイブリッド車としては189万円からと安いこと。②ボディサイズを5ナンバー枠に収めたこと、だろう。

 さっそく、試乗に行ってみた。事前にトヨタのプリウスを試乗して比較しようという念の入れ。

 そういう訳でどうしても、プリウスとの比較になる。
1 ハイブリットということの比較でいえば、格段の差が感じられる。プリウスは電気モーター走行ができるのに対して、インサイトはできない。プリウスはモーターのアシストによる加速が強く感じられる。
2 車体の大きさ・品質等車格が相当違う。30万円くらいの差がありそうである。プリウスの最廉価モデルは233.1万円であるから、実質差は約15万円。
  5月にはプリウスはモデルチェンジするが、旧モデルを205万円くらいで売るという。モデルチェンジしても旧モデルを売るというのは通常あり得ないことだが、トヨタとしてはインサイトに対抗するためだ。
3 車格差とも言えるのだが、静粛性がやはり違う。また、ハイブリッドの特徴である停止時にエンジンがストッップし発進時に再起動するのだが、そのショックがインサイトは大きく感じる。あまり気にしない人もいるかもしれないが、私はこんなことが非常に気になる方だ。

 インサイトの登場は、プリウスの独壇場であったハイブリッド市場に割って入ったことの意義が大きい。
 トヨタもインサイトの好調により、ハイブリッド戦略を早急に見直す必要に迫られるだろう。
 私の感じでは、トヨタはハイブリッドを、競争相手がいないものだから「高額で売ろう」としている。今後、プリウスより小さなボディのハイブリッド車を早急に開発する必要がある。例えば、カローラの最廉価モデルは約135万円だが、これにハイブリッドシステムを載せれば180万円台は可能だろう。そうすれば相当魅力的な車になるはずだ。

於:2009年2月21日







 こちらはプリウス。
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食え クエ

2009-03-12 17:50:23 | 食べること
                 食え クエ

                            2009年3月8日(日)

 クエを偶然見つけたところから、私の作戦が始まる。
 半月くらい前、舟入市場で生簀にクエを見つけた。養殖で1kg4,800円の値札は、安い。
 クエは小さいものでも2kgはあるから、自宅で食べるという訳にはいかない。

 職場の友人に頼んで、クエ食う仲間集めを頼んだ。私は、そのクエを持ち込みで料理してくれる店を捜すのが役割だ。
 いろいろ思い巡らし、安っさんという店に頼んだら、気持ちよく了解してくれた。

 3kg程度を頼んだのだが、当日あったのは2.4kg。11,520円也。改めて、安い! おまけに、半身を刺身に、後は鍋用に捌いてくれていた。

 合計6名の仲間が集まり、一斉に刺身から食す。
 絶品という言葉は軽々に使うことはできないが、やはり「絶品」と言おう。何と言う「あまさ」だ。砂糖の甘さではもちろんない。旨いあまさとでも表現しようか。
 柔らかすぎず、硬すぎず。ぷりぷり・こりこり感は何ともたまらない。

 鍋でも、やはりそのあまさはある。白身魚だが、コラーゲンがたっぷりで、時期的にか脂ものっている。一切れ口の中に入れ、骨と身を舌で丁寧に分ける。口中に旨みが広がる。
 食べるのに夢中で、アルコールをどの程度飲んだか、何を話したか不明。

 最後は、クエ雑炊にしてもらい、満腹、満足。もう、何も食えない。

 割り勘を計算すると、一人当たり4,225円と出た。いや、幾らなんでも、こんなに安いはずがない。酔っ払っているからか?しかし、何度計算しても4,225円だ。

於:2009年3月6日、広島市中区 安っさん。


 何とも、不敵な面構え。








 コラーゲンたっぷり。


 クエといえども、二物を与えられていない。肝は、ハゲの方が美味い。


 こちらは、2002年12月22日に、高知の日曜朝市に行ったときのクエ。1kg2,800円と安かった。
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