川棚のクスの森
2008年5月31日(土)作成
目の前に開けた巨大なクスノキに圧倒された。
「川棚のクスの森」という。一株であるにもかかわらず、遠めには「森」のごとく見えるその姿からこの名は付けられたそうだ。
山口県の川棚温泉の近くの立石山に生息している。
樹齢およそ千歳余!
日本三大樹の一つ
樹幹の周囲 約11メートル
樹の高さ 約21メートル
樹枝の最長 約27メートル
山頭火が詠んだ歌の石碑が建っていた。
大楠の
枝から枝へ
青あらし
もう一人、
ひと木にて森をなしたる
大楠を仰ぎつつ来て
その蔭に入る
中西輝麿(私はこの人は知りません。)
このクスノキを仰ぎ見て、つくづく人間の存在の小ささを感じた。
車に帰ると、ベートーベンの「ミサソレムニス」がかかっていた。この曲はミサ曲にしては力強い曲で、木と音楽という全く違ったものでも、先ほどのクスノキの枝ぶりの力強さと合い通じるものがあった。
しかし、このクスノキとミサソレムニスで、最も両者に合い通じるものは、「敬虔な気持ち」にさせられるということだった。
土曜日にもかかわらず、誰もいなかったので、妻と手をつないで、クスノキの周りを歩こうかと思ったが、「敬虔な場所」として相応しくないと、思いとどまった。
(写真)川棚のクスの森。2008年5月31日撮影しました。全景では幹が見えにくいので、近づいて写しました。根尾谷淡墨桜(2008年4月19日ブログ参照)にも圧倒されましたが、このクスノキの方がより存在感がありました。
2008年5月31日(土)作成
目の前に開けた巨大なクスノキに圧倒された。
「川棚のクスの森」という。一株であるにもかかわらず、遠めには「森」のごとく見えるその姿からこの名は付けられたそうだ。
山口県の川棚温泉の近くの立石山に生息している。
樹齢およそ千歳余!
日本三大樹の一つ
樹幹の周囲 約11メートル
樹の高さ 約21メートル
樹枝の最長 約27メートル
山頭火が詠んだ歌の石碑が建っていた。
大楠の
枝から枝へ
青あらし
もう一人、
ひと木にて森をなしたる
大楠を仰ぎつつ来て
その蔭に入る
中西輝麿(私はこの人は知りません。)
このクスノキを仰ぎ見て、つくづく人間の存在の小ささを感じた。
車に帰ると、ベートーベンの「ミサソレムニス」がかかっていた。この曲はミサ曲にしては力強い曲で、木と音楽という全く違ったものでも、先ほどのクスノキの枝ぶりの力強さと合い通じるものがあった。
しかし、このクスノキとミサソレムニスで、最も両者に合い通じるものは、「敬虔な気持ち」にさせられるということだった。
土曜日にもかかわらず、誰もいなかったので、妻と手をつないで、クスノキの周りを歩こうかと思ったが、「敬虔な場所」として相応しくないと、思いとどまった。
(写真)川棚のクスの森。2008年5月31日撮影しました。全景では幹が見えにくいので、近づいて写しました。根尾谷淡墨桜(2008年4月19日ブログ参照)にも圧倒されましたが、このクスノキの方がより存在感がありました。