団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

レストヴィラ

2009-02-28 09:20:52 | 高齢問題
                レストヴィラ

                           2009年2月28日(土)

 高齢者の介護付き居宅型施設が雨後の筍のようにできている。
 高齢者が急増しており、様々なニーズがあることからすれば、当然だ。
 運営主体も、NPO、株式会社、個人と、公以外は何でもありと言った感じで多様である。

 レストヴィラは、広島県広島市東区光が丘2-40にある。小高い所にあり、眺望は抜群だ。
 ケアスタッフ、看護スタッフが24時間常駐しており、いわば、完全体制だ。

 そのため、料金は高い。居室は一人用で、約20㎡。入居金450~680万円。管理費126,550、食費51,450、電気水道4,200、介護保険自己負担額(要介護度3)20,859、計203,059円。それ以外にも、クリーニング代等かかるから、25万円は終生覚悟しておく必要があるだろう。

 私には、「入居金」というシステムが理解しにくい。
 使途は、「居室及び教養施設・設備をご利用いただく権利取得のための費用です。」とあるが、 施設の実態からすれば、建物の区画を一部借りているようなものだから、貸マンションのように見える。月々の家賃で良いのではないか。
 解約時の返還については、「入居後の解約時には契約書の返還表により返金いたします。」とある。入居年数により返還金が逓減されるのだろう。

経営主体は、今話題のワタミグループである。ワタミグループは、農場も経営しているし、外食チェーン、介護事業所も展開している。連携すれば、コストは下げられるだろう。スタッフの応対は、好感度が高い。

 この施設、ワタミとしては、料金は高くて好いから良質のサービスを受けたいという層にターゲットを絞っていると感じた。
 それはそれで良いのだが、こういう施設が多くできるのは、老人ホームの整備が十分でないからだ。特別養護老人ホームだと、3年から4年待ちという実態にある。一体、公は何をしているのだろう。

於:2009年2月21日





 ロビー。左奥が事務室。


 居室にキッチンはないが、ここが利用できる。




 居室
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れんがどおり

2009-02-24 19:09:42 | お出かけ
                 れんがどおり

                           2009年2月23日(月)

 れんがどおりは、呉市(広島県)で一番の繁華街である。
 専門店が並んでいるが、比較的「統一」がとれて、モダーンな感じの店にしている。
 
 問題は、人通りが少ない。しかし、シャッターの下りている店は少なかった。大型店舗の進出で、専門店は打撃を受けているが、何とか経営努力をしているのだろう。

 しかし、代替わりしてまで続くかどうか。

 大型店舗の規制緩和は、負の部分が多いと感じる。

於:20009年2月15日、呉市れんがどおり。
 















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肉じゃが

2009-02-21 08:34:05 | 食べること
                  肉じゃが

                           2009年2月21日(土)

 東郷平八郎(日露戦争の連合艦隊司令官)は、海軍の基礎を学ぶため1971年から1978年にイギリスに派遣された。
 西洋の料理になじんだ東郷は、帰国後「ビーフシチューという料理があったよ」と話し、これをヒントに牛肉とじゃがいもを日本風にアレンジして、海軍の食事「甘煮」が考案された。これが今日の「肉じゃが」である。

 この肉じゃがをめぐって、広島県呉市と福井県舞鶴市が「元祖」を争っている。
 東郷は1890年から91年呉に参謀長として赴任し、このとき肉じゃができたと呉派が主張すれば、舞鶴派は、10年後舞鶴に司令官として赴任し料理の指揮をしたと主張する。
 「甘煮」のレシピは舞鶴にあるが、呉派はもともと呉に近い江田島にあったと主張する。


 広島県呉市にある、田舎洋食「いせ屋」。明治時代から続く老舗。


 右が呉派、左が舞鶴派の肉じゃが。舞鶴派にはにんじんが入っている。


 「海軍厨業管理教科書」なるレシピ。
1 油を入れる。
2 3分後に牛肉を入れる。
3 7分後に砂糖を入れる。
4 10分後にしょうゆを入れる。
5 14分後にじゃがいもなどを入れる。
6 31分後にたまねぎを入れる。
7 34分後にできあがり。


 海軍さんの肉じゃが 400円也。


 ビーフシチュー 1100円、ごはん(小)160円也。


 こちらは、妻が食べた かつカレー 1100円也。



於:2009年2月15日、呉市。
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金融商品

2009-02-19 18:30:38 | 経済
                   金融商品

                           2009年2月20日(木)

 最近、ある金融商品を買った。月約1.8%の配当が付き、それは再投資される。したがって、月ごとの複利になるので、年率に換算すると、約23.87%となる。
 これって、結構なリターンだと思う。もちろん、ハイリターンにはハイリスクが伴い、この商品は元本保証もないし、配当が減額されることもある。

 サブプライムローンが組み込まれていないかどうか心配なので尋ねたが、ヘッジファンドではないので、そのような商品ではないという。
 これだけ、ハイリターンになったのは、金融危機の影響で基準価格が下がったのが原因だという。
 そこで、私としては、今が買い時と判断した訳だ。

 サブプライムローンに端を発した金融危機は、「金融工学」なるインチキ理論で、有限の「債権」に無限に近い信用創造を行おうとして、それが弾けたということだろう。

 人間の倫理の問題として、有限なものに対して、無限の欲望を向けるべきでない。それが、今回の金融危機の「教訓」ではなかろうか。
 
 人類は既に、有限なものに対して欲望を規制する一定のルールを社会的に作っている例がある。一夫一婦制がそれだ。男女はそれぞれ「有限」なので、一人が多くを「所有」しないようにしているのだ。

 ところで、複利というのは金利差の影響が凄まじい。先の商品は月利1.8%だが、10分の1の0.18%と比較して見ると、次のようになる。

      1年   2年   3年    5年   10年
・1.8%  23.9   53.4   90.1   191.7   664.3
・0.18%  2.2   4.4    6.7   11.4    23.9   
  
 10年間持ち続けると、計算上は約6.6倍になるが、私の場合は、それまでに「欲望」が勝ってしまい、売ってしまいそうだ。
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安芸灘とびしま海道

2009-02-15 10:14:13 | その他
              安芸灘とびしま海道

                           2009年2月15日(日)

 広島県の上蒲刈島から豊島に2008年橋が架かった。豊島大橋。
 職場の知り合いに、豊島に親戚が住んでいるという人がいる。

 橋が架かり、便利にはなったのだが、泥棒が入るようになったという。
 それまで、豊島に住む人は、家に鍵などを掛ける人などいなかったそうだが、橋が架かってからは、鍵をかけるようになったそうだ。

 今回7つの橋を渡ったが、理解に苦しむことがある。
 本州から最初の島(下蒲刈島)に渡る橋(安芸灘大橋)のみ有料なのだ。しかも普通車700円也と結構高い。
 島の人の生活道路なのだから、もうそろそろ無料にしたらどうか。昨年完成した豊島大橋でさえ無料なのだから。
 
 料金所の近くに、立派な管理棟が建っている。結構な職員数がいるような感じだった。
 人件費が料金収入の何割くらいあるか気になる。

於:2008年2月8日


 安芸灘大橋 3径間2ヒンジ吊橋
 1,175m 1999年完成


 蒲刈大橋 3径間連続トラス橋
 480m 1979年完成


 豊島大橋 単径間吊橋
 903m 2008年完成


 豊浜大橋 3径間連続トラス橋
 543m 1992年完成


 平羅橋 PC斜張橋
 98.5m 1995年完成


 中ノ瀬戸大橋 ニールセンローゼ橋
 251m 1998年完成


 岡村大橋 ニールセンローゼ橋
 228m 1995年完成
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福島県物産展

2009-02-12 17:36:28 | 食べること
                福島物産展
                        

 福島物産展2009

                            2009年2月9日(月)

 福島物産展へは、昨年は2月8日に行った。今年は7日に行った。
何でも、福島物産展がFデパートで開催した初めての物産展だそうだ。

 縄文干しのコーナーが昨年と同じ所にあった。随分と気前の良い社長さんだったが、今年は体力的な限界で来れなかったそうだ。残念。
 ただ、昨年の話をしたら、他の客には内緒でサービスしてくれた。3連を2連の値段にしてくれたのだ。

 酒も売っている。昨年は目につかなかったのが不思議だ。
 小原酒造株式会社の「無濾過」720ml 1,680也を買った。ネットによると、何でも、日本ではじめて濾過しない生酒を商品化したのだそうだ。
 この会社、クラシック音楽を蔵に流し、醪(もろみ)に聞かせて醗酵させるという不思議な手法で育てられた蔵粋(くらしっく)というのも売っている。
 まぁ、私は信じないが・・。

 会津葵は、高級菓子だ。栗蒸し羊羹「旅愁」を買った。1,200円也。この餡は、どのように製法しているのか、ねばりがある。あまり甘すぎずほど良い味だ。


















               福島県物産展2008

                           2008年2月10日(日)

 一昨日8日の金曜日、広島市内Fデパートの福島県物産展に行きました。
 ちょうど、昼食時だったので、喜多方「老麺」を食べました。「老麺」でラーメンと読ますんですネ。「老してかな?」。レジの人に聞いたら、広島の人らしくて、ご存知ありませんでした。行列のできる「まるや」という店でした。

 麺はきし麺のように、ひらぺっちゃかったです。こしは十分。味が塩濃い。チャーシューが3枚入っていましたが、旨いのですが、スープ以上に塩辛くて、東北はやっぱ濃いのですかね。

 鳴門巻きが1枚入っていました。妻が、寅さんは目が回るので、鳴門巻きは嫌いだそうよ、と先日の映画のことを言いました。僕もあまり好きではありません。

 それでもほとんどスープまで飲み干しましたので、希釈するため、水を2杯飲みました。フウーッ。
 なんだかんだ言いましたが、満足しました。650円也。

 各コーナーを物色していると、赤かれいの干物に目がいきました。大きいのが2枚で一連、中くらいは3枚、小さいのは4枚で、各525円。
 一連頼むと、500円にまけてくれました。試食してみると、塩の塩梅が絶妙で、美味しかったので、姉宅にも買って帰ろうと追加注文すると、一連「おまけ」で付けてくれました。

 妻が、「一昨年、福島に行ったんですよ」とその時の話を社長としだしたら、「もう一連あげる」と更に「おまけ」してくれました。
 僕が、「それでは儲けが無くなるではないですか?」と言うと、従業員が「社長は何時もこうなんだから」とブツブツ言っていました。

 帰って、説明書を見ると、「縄文干し」(商標登録済み)と言うんだそうです。
 「縄文干しは、港に水揚げされたばかりの魚の鮮度とうまみを、長く保つために、添加物を使わずに、調理液に漬け込み、氷温熟成させ、古くからなまものを長期保存するための方法である“風”により干し上げた干物です。」とあった。
  注 丸源水産食品 0246-55-7313

 面白いことも書いてありました。
 「海底に生息する魚の汁物は根菜物 海面下で高速で泳ぐ(魚の)汁物は葉物が原則です。」この説、根も葉もあるんですかねぇ?

 社長と、今度福島に行くときは、必ず行きますょ、と約束をしました。なぜか「ょ」が小さい。

 喜多方の 濃い味に惹かれて 福島にコイ。ハィ。なぜか「ィ」がちっちゃい。
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酒都・西条

2009-02-09 18:39:25 | 食べること
                  酒都・西条

                            2009年2月8日(日)

 西条にはよく行った。学生時代、ガラス製造会社でアルバイトをしていたことがあり、この会社が清酒の瓶を西条にある蔵元へ納入するのだ。私の仕事は、その瓶の積み下ろしである。
 会社から蔵元へ1時間程度かかっていたから、実質6時間労働。日給千円は、その当時としては良い方だった。

 その西条(広島県東広島市)には、酒蔵が10ほどあり、「酒都・西条」と言われている。

 標高250~300mの盆地で、酒造りに最適な気候風土を備えているという。
 この地で酒造りが始まったのは、1650年頃で、灘、伏見を並ぶ日本三大銘醸造と讃えられている。

於:2009年2月7日


 賀茂鶴酒造は、西条では最大手である。
 吟醸や大吟醸の仕込みにいち早く取り組み、市販酒としては50年前、日本で最初に発売し、1970年から18年連続で全国新酒鑑評会の金賞を受賞。


 この釜で1.5tの米を蒸すことができるのだそうだ。軽自動車約2台分の重さだ。


 試飲はお好きなだけ、ご自由に。蔵出し原酒を一本ゲットした。




 見学者用のコーナーがある。


 レストラン「佛蘭西屋」も経営している。1階が洋食で2階が和食。


 店内は、レトロな雰囲気にしてある。
 ポスターは当時のものではない。「復刻版」である。昔の美女は、田中絹代のように、おちょぼ口だ。

 

 この店でい一番安いメニュー「海鮮丼」850円也を注文。刺身の種類が四種類は少し寂しい。
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政商

2009-02-08 07:43:35 | 政治
                   政商

                               2009年2月7日

 政商:政府や政治家と特殊な関係をもって、利権を得ている商人(広辞苑)

 日中戦争時代、軍部に食い込み、巨万の利益をあげた財閥を思い出す。山本薩夫監督の「戦争と人間」で政商のことが描かれていた。

 「かんぽの宿」をオリックス不動産に109億円で売ろうとしていたが、鳩山総務大臣が待ったをかけた。
 鳩山大臣は、①安すぎるということ、②オリックス不動産の宮内義彦会長が政府の規制緩和小委員会の座長をしていたことから、「出来レース」と思われることをあげている。全く当然のことだ。

 オリックス不動産が入札で付けた値段は、109億円。この入札直前の昨年の9月時点の帳簿上の価格は124億円だった。毎年赤字を40億円ほど出しているから、それを考慮すると109億円は安くないと思われたが・・。
 ところが、民営化された2007年10月時点での旧郵政公社の評価では約300億円だったのだ。
 これは一体どうしたことか。

 また、簡保の宿の査定をした郵政民営化承継財産評価委員会のメンバーに、オリックス不動産系会社が出資した企業の役員が加わっていた。これは単なる偶然なのか?

 宮内氏は、規制緩和小委員会の座長となって以来10年間も規制緩和関係の政府審議会のトップに座り続け、みずから主導した規制緩和に合わせ業務を拡大してきたのだろう。そして、「かんぽの宿」の取得で一気に利権を手にしようとしていたのだ。
 見事な政商ぶりと言わざるを得ない。

 こんな無茶が許されて良い訳がない。しかも、なにやら、スキャンダラスな匂いがする。

 いずれ予算委員会で審議が行われるだろうから、西川社長の辞任といったことにも発展する可能性がある。
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竹原市町並み保存地区

2009-02-07 09:00:55 | お出かけ
               竹原市町並み保存地区

                               2009年2月7日
 
 昨年は、雛祭りの時期に行った。この時も人通りは多くなかったが、今回はもっと少なかった。寂れている。




 竹原市の重要文化財に指定されている松阪家。この町並み保存地区で一番綺麗で豪華な建物だ。屋根のカーブが麗しい。

 
 竹鶴酒造。ニッカウヰスキーの創設者竹鶴政孝の生家。


 竹原市歴史民族資料館


 蔵だったのだろうか・・。喫茶店に改造してある。






 くろがねもち

於:2009年2月1日、広島県竹原市
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瓦そば

2009-02-02 21:16:01 | 食べること
                  瓦そば

                            2009年2月2日(月)

 広島県竹原市 美観地区。店名 「いっぷく」

 ここで「瓦そば」を食べさす。
 熱く焼いた瓦の上に、そばを盛ってある。一旦、鉄板で焼くのだろうが、瓦自体も熱いので、瓦に接している部分が焦げていて、香ばしい。暖かいつゆに浸けて食べる。ネギをたっぷり載せてあり、瓦が山形になっているので、こぼさないように箸を使うのが難しい。
 そばの量は、若い人には物足りないかもしれないが、私にはちょうど良いくらいだ。1,000円也。

 店主が言うには、数年前までは、休日は休む暇もないくらい客があったが、昨年のサブプライムローン問題が顕著になってから、ガタッと客足が遠のいたそうだ。アメリカ型のグローバルスタンダードの破綻の「つけ」がこういう観光地にも及んでいる。

 店内に、1960年代頃の映画のポスターが貼ってある。

・「水戸黄門」    月形龍之介  東千代乃介  大川橋蔵
・「白鷺」      山本富士子  川崎敬三
・「あじさいの歌」  石原裕次郎  芦川いづみ
 (私は芦川いづみが好きだった。)
・「青年の樹」    石原裕次郎  北原三枝  滝沢修
・「丹下作膳」    大友柳太郎  桜町弘子  大川橋蔵

於:2009年1月31日












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