希望「脱しがらみ」強調&生番組首相に迫れたか
2017年9月30日(土)
「希望」という名の、ガラクタ小池私党が、綱領なるものを発表したとサ。
「寛容な改革保守」?とサ。
9月28日の朝日新聞。
・寛容 ①寛大で、よく人をゆるし受け入れること。咎めだてしないこと。②他人の罪過をきびしく責めないというキリスト教の重要な徳目。③異端的な少数意見発表の自由を認め、そうした意見の人を差別待遇しないこと。
・改革 ①改めかえること。改まりかわること。②目的が国家の基礎に動揺を及ぼさず、方法も暴力的でない変革。
・保守 ①たもちまもること。正常な状態などを維持すること。②旧来の風習・伝統を重んじ、それを保存しようとすること。
小池氏のどこが「寛容」かさっぱり分かりません。希望の党に、当選という希望を持って入った政治屋が「寛容」な小池氏にびくびくすることだけは確かと思います。
さっぱり分からないのが、「改革保守」という言葉です。小池氏流に、「改革」と「保守」をアウフヘーベンすると「改革保守」になるとでも言うのでしょうか・・。嗤っちゃいます。
希望の党の綱領要旨では、抽象的表現の美辞麗句が並んでいます。具体的なことが分からず、これでは政策判断ができません。何より、欠けているという点において問題なのは、9条に関する認識及び日米安保条約に関する姿勢です。この2点が欠けていて、政党の綱領とは・・、綱領というものとしての正統性がないと断ぜざるを得ません。
具体が明らかになるにつれ、ボロがでることは間違いありませんが、この選挙短期決戦ですので、小池流目くらましの術にはまってしまう人がいるだろうことを危惧いたしますです。
小池氏は、ついこの夏まで自民党員だったんです。その小池氏がつくる私党は、自民党と変わるところがないことだけは確かです。いやー、脱原発を言っているじゃないのと思う人がいるかも知れませんが、これも具体がありません。再稼働に反対しないことだけは、確かでしょう。
もう一つです。我が安倍晋三内閣総理大臣閣下が、解散を表明した25日に、TV局に出演しました。キャスターの突っ込みが弱いと感じたのは、私だけではないでしょう。また、聞かれもしないことを、自分に都合よくペラペラと喋っていました。番組をハイジャックするなよ、と思いましたです。
安倍氏は、森友問題で、昭恵夫人について聞かれて、「昭恵の立場、あるいは関わりがなかったということについては私自身が説明している。」と言いました。これ、近代的な市民感覚を持っている人だったら、絶対に言えない言葉です。中世の奴隷社会で、自分の奴隷に関してなら言えることでしょう。私ゃ、絶句いたしましたです。なぜ、キャスターは突っ込まないの?
あまりに、常識すぎて、ここに書くのも無意味とも思えますが、昭恵氏が森友とどのような関わりがあったかということは、安倍氏は行動を共にしていないのですから、知りようがありません。
このような発言をする安倍氏は、昭恵氏を子ども扱いしている、いやそれ以上に、一個の独立した人間として認めていないということでもあります。
私事で恐縮ですが、私が安倍氏のように私のwifeの代弁をすると、すかさず「余計なことは言うな」と叱責がありますですよ。