団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

ねんきん特別便

2008-03-31 07:06:36 | 社会
              ねんきん特別便(日記)

                         2008年3月31日(月)作成

 29日、私宛の「ねんきん特別便」がきた。

 30日の日本経済新聞によると、
 ねんきん特別便は、社会保険庁が受給者や加入者に年金記録を送り、年金保険料を納めたはずなのに抜けている部分がないか、確認するために始まった。十月までに全員に送る予定で、現在記録漏れの可能性が高いとされる千三十万人への送付が終わった段階だ。
 とある。

 ということは、私の場合は、「記録漏れの可能性が高い千三十万人のうちの一人」ということになる。光栄の至りだ。

 続いて同紙によると、
 三月までに特別便が届いた場合は、社保庁は「まず社会保険事務所や専用ダイヤルに問い合わせてほしい」と話す。特別便には漏れている記録について具体的な記載はないが、電話や窓口で特別便が届いたことを知らせば漏れている記録について情報を教えてもらえる。
 とある。
   注 この記事では、「漏れている記録」とありますが、正しくは、漏れている「可能性のある」記録ではないでしょうか。

 つまり、社会保険事務所は、「漏れている可能性のある記録」を握っているが、特別便ではそれを「知らせず」、電話や窓口で「問い合わせれば教える」ということだ。

 年金記録漏れが生じた杜撰な事務処理は、根源には「申請主義」の発想があると、私は考えている。

 「申請主義」とは、社会保険事務所が年金記録を漏らしていたとしても、年金の裁定を申請する者が、それを「挙証」する立場にあるというものだ。
 
 私は、特別便で「漏れている可能性のある記録」を知らせないのは、正に「申請主義」の発想だと感じる。

 社会保険事務所は、「漏れている可能性のある記録」を知らせると、「なりすまし」を心配するというが、それは審査を十分に行えば事足れる問題だ。

 現実に、「特別便を受け取った人のうち「訂正あり」と回答した人はまだ9%にとどまる(3月4日時点)。特別便で「訂正なし」と答えた人に、社保庁が再度問い合わせると、8割に記録漏れがあり、訂正が必要なことも明らかになった。」(同紙)とあり、「漏れている可能性のある記録」を知らせないことの「弊害」が出ている。しかも、「8割!」だ。

 これからの特別便には、「漏れている可能性のある記録」を記載することが必要だろう。その方が社会保険事務所の手間も省ける。


 ところで、肝心の私の「記録」であるが、「漏れている!」。

 この続編は、社会保険事務所とのやりとりを踏まえて、後日書きます。

(関連ブログ)
2007年7月21日「浮いた年金記録」
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妻の親友の死(日記)

2008-03-30 18:05:59 | ともだち
               妻の親友の死(日記)

                         2008年3月30日(日)作成

 妻の親友が死んだ(59歳)。3月24日のことである。膵臓癌を半年患ったという。

 妻とは、約40年前、職場で知り合い、お互い退職してからも交遊があった。
 妻は、「母親が死んだときより悲しい。」と言った。そういうものだろうか。私も親友を自殺で失うという悲しいことがあった(2007年10月10日「親友の自殺」参照)が、私の場合は母親の死が一番悲しかった。

 悲しかったというより、当分の間「茫然自失」のような状況だった。
 母の死から4年半後死亡した父親のときは、薄情なようだが、「茫然自失」にはならなかった。

 同じような年代の方の「死」に出くわすと、どうしても自分の立場に置き換えて考えるようになる。

 亡くなられた方のご主人は、2年前に定年退職し、2人の娘さんはおられるが、既に結婚しているので、これからは一人での生活になる。

 妻によると、ご主人は家のことはほとんどしておられなかった方だという。私と同じだ。

 趣味は「出目金」を育てて飼うことで、品評会に出すなど相当な凝りようだ。でも、出目金だけで孤独を癒すことはできないのではないだろうか。

 よく、退職後は趣味を持つとよいといわれるが、一日中しているわけにもいくまい。

 となると、「孤独」といかに闘うかが必要になる。いや、「孤独」と仲良くなる方がよいのか。


 26日、通夜に行きました。そして、浄土真宗のお坊さんの説教を聞きました。四苦八苦の四苦「生老病死」の話でした。私は、「生」の苦しみの意味を初めて知りました。
 「人間 親を選べない」ということだそうです。

 私は、「アッ!」と思いました。私がいつも考えていることと「同じ」ではないですか。

 しかし、よく考えると、とんでもないです。お釈迦さんと私が同じ考えだなんて、罰あたりです。

 私は4歳の頃から、祖母の膝の上、毎晩仏壇の前でお経を聞かされていました。それで知らず知らずにお釈迦さんの考えが「身に付いた」のかもしれません。

 説教の続きは、この「生老病死」を克服するには、それから逃げるのではなく、「向き合う」必要があるというのです。
 そして、「南無阿弥陀仏」という呪文を唱えれば、克服できるというのが親鸞聖人の教えだというのです。

 私は、祖母の膝の上で、何千回「南無阿弥陀仏」を唱えたか知りません。ですけど、一向に「苦」を克服できていませんで~す。

 齢60 加齢を華麗に変えて エイジレス(windy)


(写真)亡くなられた方の娘さんから頂いた磁器です。その娘さんは、現在アメリカに住んでおられ、これはアメリカで造られたものです。高さ16cmと小さいですが、ずしりと重みがあり高級感があります。
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暫定税率の失効に伴うプチ混乱(日記)

2008-03-29 18:15:39 | 政治
           暫定税率の失効に伴うプチ混乱(日記)

                         2008年3月29日(土)作成

 昨日、行きつけのGSへ行き、ガソリンを満タンにした。

 暫定税率の失効が確実になった今、少し待てば、リッター約25円安くなることは分かっていたが、40ℓ給油しても、1,000円程度である。

 それより、4月以降GSに行き、混雑して待たなければならないとしたら、その方が苦痛だ。

 私は、プリペイドカードを買っているので、その扱いについて尋ねると、安くなった分だけ、多く給油できるように、カードを作り変えるということだった。

 例えば、プリペイドカードが100ℓ分あるとして、1ℓ25円安くなると、合計で2,500円安くなる。仮にガソリン1ℓ125円とすると、2,500円で20ℓ購入できることになる。つまり変更後のプリペイドカードで、120ℓ給油できることになるのだ。

 そのGSは、現在現金で151円/ℓ。それをプリペイドで買うと145円/ℓと6円安くなる。
 今後、プリペイドカードは、道路特定財源の問題が決着するまでは発行しないということだった。

 つまり、数か月買うことができないかも知れず、また、4月からガソリンそのものが上がるというので、200ℓのカードを1枚買った。

 私の場合、クレジットカードで買うことにより、そのポイントが1ℓ当たり約2円付く計算になるので、約8円安く給油できることになる。

 暫定税率の失効により、「大混乱」が生じると政府与党は盛んに宣伝しているが、私にとっては、プリペイドカードを更新してもらう程度なので「プチ」である。

 私には、政府与党の「大混乱」はただ単なる「脅し」にしか思えない。


(写真)本文とは関係ありません。2008年3月28日、広島市南区にある黄金山で写しました。
 太い幹から直接咲いている桜の花。新しい芽吹きの力強さを感じます。
 桜は、老木でも若い木でも、その花には「老若」はないんですね。

 エイジング 老化? 熟成? どちらなの(windy)
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トヨタMR-S

2008-03-28 08:13:59 | 

トヨタMR-S

2008年3月28日(金)


 ミッドシップによる「人車一体感」で「fun to drive」(2006年11月記録)

 「何時かはオープン2シーターに!」という願い絶ちがたく、年齢的にも最後のチャンスと考え、2005年11月購入を決断しました。

 ベンツのSLKは夢で、私の資力からして、ダイハツコペンとトヨタMR-Sに絞られました。コペンはハードトップが電動ということで、実に魅力的でしたが、妻との試乗で、妻曰く「ちゃっちぃ」。この一言で、わが国唯一のミッドシップMR-Sに決めました。グレードはSエディション、シルバーマイカメタリック、6速MT。ホンダのオートバイ「スーパーブラックバード」(1,100cc)に乗っていたことがあり、「コン、コン、コン」と小気味良い減速フィーリングが好きだったので、シーケンシャルに大いに興味がありましたが、試乗車がなく、シフトタイムラグがどの程度か分からず、馴染みのMTにしました。オプション等として、ヘリカルLSD、カーナビ、オーディオ、TRDのタワーバー、同ブレーキホース(ダイレクト感が格段に向上しました。)、セキュリティシステム、ボディコーティング等々合計約250万円。(諸経費除く。)徳大寺有恒氏が「間違いだらけの車選び」(2003年5月)の中で「世界的に見ても、このクラスの本格的ミッドシップスポーツが200万円足らずで買えるというのは奇跡的だ。」と評した車ですが、私にとってはなけなしのお金だったので、とても大事に乗っています。


 メンテナンスは購入したデーラーの「マイレージパスポート」で半年毎点検。しかし、1か月経たない800kmでオイルとエレメントを交換しました。私のような昔人間は、その昔、新車直後のオイル交換で金属の削りカスがオイルに混ざっていたという話が頭から抜けず、どうしても気になって仕方なかったのです。マイレージパスポートで半年毎オイル交換がありますが、それとは別に5,000kmを超えるとエレメントと同時に交換しています。馴らしは、1,000kmまではエンジン回転は3,000まで、3,000kmまでは4,000回転まで。暖気は、地球環境のことを考えると停車中は好ましくないので、約500mを15km弱で走ります。減速はダブルクラッチを踏み、軽くエンジンを吹かしギア回転を合わせて行っています。幌なので当然手洗い洗車し、その都度ワックスがけ。屋根付の駐車場を○○○○○円も出して借りています。


 こんなに我が孫以上に大事に乗っていたのに、やってしまったのです。北海道の利尻富士を良いアングルでカメラに収めようと私道に入ったのが運のつき。その草むらに倒木が隠れていようとは!左前タイヤで倒木を起こしてしまい、左ボディを擦ってしまいました。(当分深く落ち込みました。)直に大手カ○コ○ビ○で見積を取ると、15万円で綺麗になりますよと言うことでしたが、修理には出しませんでした。走行には全く影響がなく、1年位後には乗り換える予定なので、乗っていただける方がいれば、修理するか否かはその人が判断した方が良いと考えたからです。乗り換えは、MR-Sが気に入らないからではなく、何せ車高が低く、妻が乗り降りに「杖」が要ると言い出す始末で、私の楽しみだけで長くMR-Sを乗り続ける環境ではないからです。


 普段の使用は、往復40kmの通勤で、省燃費運転に心がけ、3,000回転以上回すことはほとんどありません。私の場合のポイントは、「車間距離を十分にとる」ということで、広島市内の通勤で11km台ですが、高速道路では以外と悪く、約16km。前の車は同じエンジン(多少チューニングは違う)のビスタでしたが、高速で20km走ったことがあり、約200kgの車両重量差を考慮すると、6速はもう少しハイギアリングでも良いのではないでしょうか。


 いつも省燃費運転だとストレスがたまるので、連続したワインディングでは、「神の手」を借りたような感覚で両手・両足を操り、トゥー&ヒルでスローイン・ファーストアウトで駆け抜ける。このミッドシップゆえの「人車一体感」の血沸き肉踊る「fun to drive」は私の文章力ではとても表現できません。
しかし、神は公平なもので、「神の手」を与えると同時に「お灸」をすえられました。○○kmオーバー、罰金○○万円、反則6点、免停1か月。講習を受ければ免停免除でしたが、敢えて免停を選び、おかげで、片道50分の通勤が100分の痛勤になり、苦痛を味わうことで罪の償いと、日々反省しています。


 操る楽しさは述べましたが、運転して最初に感じたのは、「危険回避能力が高い」ということでした。回頭性が高いので、瞬時にパッと危険物を避けることができます。それと、高速道路の追越しレーンでは大抵の車が譲ってくださいます。(これは余計な話かな?)
 荷物は、トランクがシートの後方にあるだけなので、殆ど期待していませんでしたが、実は結構積めます。車重を軽くするため、スペアタイヤを外し、ホルツのパンク修理剤を置き、フロントにも結構スペースが空き、また、幌を付けた状態だと、幌を収めるスペースがこれまた結構あり、相当長期の旅行でも2人分は十分です。


 オープンは、夏は暑くて苦痛で、むしろ冬の方が良いです。ヒーターを効かせ、防寒着にマフラーと帽子があれば十分。外気との触れ合いは、オートバイの頃を思い出させ、若返ります。
 不満は「設計が古く、オープンだから車体剛性が低い」ことのみに尽きます。でも価格を考慮すると誰も文句は言えないでしょう。
 最後に私のMR-Sを大切に乗り継いでみたいという奇特な方がおられまで、このMR-Sが私を楽しませてくれるでしょう。


 以上は、自動車雑誌「ドライバー」誌に投稿し、採用されたものですが、私としては「肝心な部分」がカットされていましたので、一部修正し全文掲載します。
   注 削除された主な部分
①スピード違反をしたこと。
②トゥー&ヒルでスローイン・ファーストアウトで駆け抜ける。
③高速道路の追越しレーンでは大抵の車が譲ってくださいます。



 MR-Sに乗っていたのは、2005年11月から2007年3月まで。私の人生時計にすると、「16時44分から16時49分」のわずか5分間ということでしたが、楽しかったです。 チン

 

 

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団塊(日記)

2008-03-27 22:58:51 | ともだち
                 団塊(日記)

                         2008年3月26日(水)作成

 3月14日、「団塊」というグループの飲会がありました。「団塊」とは、堺屋太一の「団塊の世代」からとったもので、職場の8人でグルーピィングしたものです。現在7人の侍。

 団塊の世代の問題を研究するという目的で、当初は、人口推計をするやらし、レポートも作成するなど真面目な活動をしていたのですが、直に飲会になりました。約一名飲むのが好きな奴がいたのでしょう。それは誰でしょう。

 「飲会」でもいいんですが、1980年頃発足ですから、四半世紀もの長期間続いたことになります。これは、私にとって驚きでした。

 メンバーの一人は、定年を3年残して退職し、仏教を学ぶため、家族と別れ、京都の大学に編入学しました。
 しばらくして、旅行途中、京都で会って話をしたことがありますが、充実した生活のようで、羨ましかったです。目標を持つ人生って、大切です。

 この「団塊」を退会することにしました。永久に続くものではないですし、定年退職が一つの区切りと思ったからです。
 寂しい気持ちもしますが、寂しさを味わうのも良いと思います。

 これからの人生、孤独に耐えることも経験しておかなくては。

 元気で 長生き 孤独と友達(windy) 
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道路特定財源による職員旅行(日記)

2008-03-26 15:54:02 | 社会
           道路特定財源による職員旅行(日記)

                         2008年3月25日(火)作成

 今日の読売新聞によると、
 「道路特定財源の支出先となっている国土交通省所管の公益法人が職員旅行の費用を負担していた問題で、新たに20法人が2003~07年度に実施された計74回の旅行に計1億9,600万円を支出していたことがわかった」
 とある。

 このことに関して、最も支出が多かった近畿建設協会は、「職員の自己負担もあり、過剰なものではないと考えてきたが、批判も強く見直したい」とコメントし、08年度から(職員旅行を)実施しない予定とある。

 私は、職員の福利厚生費は必要なものであり、その財源が道路特定財財源であってもよいと考えている。問題は、その程度であろう。

 例えば、先の08年度から「職員旅行」を実施しないとした近畿建設協会であるが、これまでの職員旅行の費用と同程度の額を他の福利厚生費に支出するのであれば、実質的に何ら変わることはない。

 この問題は、福利厚生費として職員一人当たりいかほど支出しており、それが、世間一般と比較して程度を超えているかどうかが問われるのではないだろうか。

 ところで、私のように「疑い深い」人間には、気にかかることがある。
 それは、旅行に参加しなかった職員に対して、何らかの費用が支払われていはしないか、ということである。

 「風が吹けば 桶屋が儲かる」式に、道路特定財源で、「駐車場」や「地下鉄」にお金を支出する「理屈」を考え出す連中である。
 旅行に行かない職員に、お金を出すぐらい、いかようにもその「理屈」を考え出すだろう。

 この道路特定財源の使途の問題は、全て明らかになれば、およそ世間の常識では考えつかないような「もの」が続出するだろう。
 問題は、その「理屈」である。私のように屁理屈を言う人間としては、参考にしたいので、是非全て明らかにしてもらいたいものだ。
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船場吉兆「偽装牛肉は割安九州産」(話題)

2008-03-24 13:03:55 | 社会
         船場吉兆「偽装但馬牛は割安九州産」(話題)

                         2008年3月22日(土)作成

 3月9日付けの読売新聞によると、

 料亭「船場吉兆」の牛肉産地偽装事件で、同社が昨年2~10月ごろ、問題の商品の原材料に、本来使用する但馬牛より、1㌔あたり4割程度も安い九州産牛肉を使っていたことが、大阪府警生活環境課の調べで分かった。同社が昨年12月に農林水産省に提出した改善報告では、使用していた九州産は「但馬牛と同程度の値段」と強調しており、偽装報告の疑いも出てきた。府警は、同社が利益を優先し、故意に安価な肉を使用したとみて、関係者からさらに事情を聞いている。

 ということだ。

 私は、この記事を見て、怒った。それは、間接的にせよ、船場吉兆に「騙された」という思いからである。

 私は、船場吉兆の問題について、2008年1月26日「消費者行政新組織」で、要旨次のとおり書いた。

 船場吉兆であるが、「但馬牛」と偽ってそれより安い肉を提供し、不当な利益を得ていた。被害者が特定できないような場合は、但馬牛と安い肉との差額を違法収益と認定して、国庫に没収し、基金にでもして、消費者被害対策費に充ててもらいたい。

 ところが、2月15日の読売新聞では、船場吉兆の「牛肉偽装事件」で、
 「府警は詐欺罪の適用も検討していたが、同社が仕入れていた但馬牛と九州産牛肉は、・・価格差がほとんどなく、同社が産地偽装で不当な利益を得たとは認められないことから、立件を見送る方針。」と報道されたのだ。

 私は、船場吉兆が但馬牛と偽って安い肉を提供し不当な利益を得ていたと書いたが、読売新聞の報道はそれを否定した。つまり、私は根拠のないことを書いて、船場吉兆を非難したことになる。

 そこで、私は、ブログにそのことを書く必要があると思い、2月29日に追記した。

   注 私は、ブログで書いたことに関して、後日新事実が出てきたり、誤りであったりしたことが分かった場合は、「追記」したり「修正」したりしています。

 しかし、しかしである。船場吉兆は、冒頭の報道にもあるように、「改善報告」を「偽装」しているようだ。
 見破ることのできなかった府警に大いに問題があると思うが、私は易々と騙され、自らの洞察力のなさを嘆くと同時に、船場吉兆に対しての怒りが噴出したのだ。

 この船場吉兆という「会社?」、「改善報告」を「偽装」したのであれば、市場から退場してもらうしかあるまい。

 それでもなお、船場吉兆を贔屓にするようなお客さんは、狐に「コン」と鳴かれ、騙されるような方々であろうか。


(参考)
 最近亡くなった映画監督の市川昆が監督をした、谷崎潤一郎の「細雪」がTVで放映された。物語性より、豪華な俳優陣と風景の美しさや着物の見事さで見せる映画だ。
 仕出しを頼むシーンがあり、「船場吉兆」の名前が出た。いやー、大したものでした。
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先入観(日記)

2008-03-22 18:18:33 | 食べること
                先入観(日記)

                         2008年3月22日(土)作成

 「先入観」は、自分のそれは気が付かないことが多いのですが、他人のそれは良く分かるものです。
 先日、その「先入観」で、笑っちゃうことがありました。

 3月19日、広島市内に最近オープンした大規模スーパー「you me タウン」の中にある「広東炒飯店」で昼食をしたときのことです。

 私は、石焼レタスチャーハンを注文し、妻はそれにミニラーメンの付いている「セット」を頼みました。

 約10分後、レタスチャーハンを持ってきた店員さんが、私に対して「ラーメンセットは後ほどお持ちします。」と言ったのです。
 もちろん、妻がレタスチャーハンで、私がセットを注文したと思ったのです。

 つまり、「先入観」(妻より私の方がよく食べる。)があったのでしょう。
 私の心の中(笑)、妻(苦笑)。


 最近の福田首相の言動を見ていると、この方も「先入観」がありはしないでしょうか。
 福田首相は、日銀総裁の人事案件や道路特定財源の問題で、困り果てています。
 私には、福田首相は、民主党の小沢党首を「話せば分かる相手」という「先入観」があるように思えてなりません。
 お人好しの福田首相に手におえる相手ではありませんよ、小沢党首は。

 先の先入観では笑って済まされますが、国政ではそうはいきません。
 福田首相は、国民に対して「お人悪」ではなく「お人好し」、小沢党首に対しては「お人好し」ではなく「お人悪」にならないと・・。

(写真)広東炒飯店の石焼レタスチャーハン。819円也。
 レタスチャーハンという名のビビンバですね。
 看板に偽りあり、です。見本の写真に載っているベーコンの大きさと数が現物と大違い。「アンケート」に書こうかと思いましたが、気力が失せました。この程度の「偽装」でいちいち「文句」を言っていたら、今の世の中、生きていけません、です。
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車1年点検(日記)

2008-03-21 08:09:57 | 
               車1年点検(日記)

                         2008年3月20日(木)作成

 昨日19日、車の1年点検を受けました。
 この間の走行距離は、約15,000㎞でした。通勤には使っていませんので、結構走りましたですよ。多くは、日帰りを含む妻とのドライブ旅行です。

 省燃費運転に努めたつもりですが、生涯燃費は12.5㎞/ℓでした。(注 郊外(高速含む。)約7割、市街約3割)あと2㎞くらい伸びて欲しいです。

 新発見。
 点検方法ですが、機械でチェックするのです。(写真参照)
 最近の車には、マイコンが多く組み込まれており、エンジン、トランスミッション、トラクション等をコントロールしています。
 整備士さんの話によると、この機械でマイコンの履歴をチェックすると「不具合が発見できる」ということです。

 しかし、機械だけではチェックできないところが、感覚のない機械の悲しいところ。

 私の車はトランスミッションがCVTで、日本語に訳すと「連続可変変速機」ということになるのですが、「奇怪」なことに「連続不可変」になっているんです。これは機械では見つけることはできませんでした。

 実際に、運転してもらったのですが、「ギクシャク」とした症状が何故か出ず、確認してもらうことができませんでした。今後の様子を見るということになりました。

 あと、プラグを「イリジウムプラグ」に交換しました。デンソーのカタログによると、パワーアップ、燃費向上ということです。
 帰りに乗ってみて、心なしか、エンジン音がパワーアップしたような気分がしました。でも、スタッフの方の説明では、体感で差を感じることはとてもできない、ということでしたが。

 何事も機械に頼る時代ですが、私は、自分の「感覚」をより信じたいです。ただ、その前に「感覚」を磨く必要がありますが・・。
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疑惑メイル(日記)

2008-03-20 18:04:18 | ともだち
               疑惑メイル(日記)

                         2008年3月20日(木)作成

 18日19:51。私の携帯にメイルが入っていた日時です。
 その内容は、「明日から中国へ旅行します。24日夜帰国します。」という簡単なものでした。
 
 このメイルに私が気が付いたのは、翌朝8:50頃で、直ぐにRE:Fw発信しました。「携帯は通じるのでしょうか?」
 RE:REはありませんでした。つまり、既に出発していたのでしょう。
 
 メイルの発信者は私の親友で、彼としては連絡することで私に「義理」を果たしたつもりなのでしょうが、私は「何かあるな」とにらみました。

 もっと前にメイルできるはずで、前日の夜にメイルをするのが怪しい。私宛に夕方以降メイルした場合、その日は見ていない可能性があるということは、今までのメイルのやり取りで、彼には分かっているはずです。

 以前、二人に共通の小学校の同級生が今中国に単身赴任しているので今度中国に行ってみようという話をしたことがありますが、彼自身の中国旅行については言及がありませんでした。

 やはり、怪しい。

 チベット問題を取材に行ったのかな?いや、黄砂かな?いや、建築が専門だから、ひょっとして、オリンピック施設の視察に行ったのかな?
 疑惑が募るばかりです。「疑惑メイル」。

 これは、日本に帰ってきたら、逮捕して、酒場に勾留し、「踏み字」すると脅かし、「疑惑」を晴らしてもらうしかないでしょう。

 疑惑メイル 罰は酒場に 勾留よ(windy)

(写真)本文とは全く関係ありません。

 3月12日、広島県江田島市にある「海辺の新鮮市場」(0823-40-0170)に「さしみ定食」を食べに行きました。妻が新聞の記事を見て、行ってみたいと・・。
 こんなお店が今、流行っているのでしょうか。1階で刺身を買い、2階に上がって食事をする。
 炊き込みご飯が、牡蠣、イカ、鯛の3種類で、それに魚のアラのみそ汁が、お代わり自由。
 まず、牡蠣ご飯を狙いましたが、牡蠣の姿が見えない。牡蠣の香りもしない。イカご飯は、小さく小さく切ったイカがパラパラ。いかさない。鯛ご飯のみは、鯛の身は感じることができました。さしみは新鮮なはずですが、身が締まってませんです。あら、どうしたことかしら。でも、アラのみそ汁は美味しかったので、私は3杯食べましたです。ハイ。

 これで、750円也でしたが、「ちょっと」という感じ。ただし、お代わり自由ですから、沢山食べる人は、安いと思いますよ。
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ヴァーレ(話題)

2008-03-19 18:39:04 | 経済
                 ヴァーレ(話題)

                         2008年3月19日(水)作成

 ブラジル資源大手ヴァーレ(旧リオドセ)と新日鉄との鉄鉱石の価格交渉で、対07年比何と「65%アップ!」の引上げで合意したという。

 トヨタ自動車によると、これで自動車1台当たり2万円のコストアップというから、そもそも車1台当たりの鉄部品のコストは約3万円だったということになる。

 へぇー、鉄の塊と思える車であるが、そのコストって以外と安いと思った。

 中国の昨年の粗鋼生産量は、対前年比16%アップの4億8,900万トンで、世界シェァ36%を占める。
 ブラジル、ロシア、インドを加えたBRICs 4か国では、48%のシェァになるという。

 こうした新興国への鉄鋼需要に対応し、資源メジャーは、英豪系の資源大手BHPビリトンがリオ・ティントを買収に乗り出すなど、一段の寡占化で価格支配力を強めようとしている。
 鉄鋼石の価格は、市場ではなく、資源大手と鉄鋼会社との相対取引で決まるので、「力」がものをいうのだ。

(以上は、2月19日の日本経済新聞を参考にしました。)

 ところで、ヴァーレであるが、その株価の推移は、鉄鉱石の価格の推移とあたかも連動していたかのようだった。しかし、ここ最近は、株価が下回っていた。
 ということは、65%のアップで、株価の大幅な引上げをねらっているのかも。

 それはともかくとして、一部の資源メジャーが、「人類共通の資源」を私的独占するというのは、いかがなものか。

 私は、私的独占というのは、いずれ、破綻がくると思う。
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たかや鮨(日記)

2008-03-18 19:38:06 | 食べること
                 たかや鮨(日記)

                         2008年3月18日(火)作成

こつん こつんと
打たれる土は
よい畠になって
よい麦生むよ

朝から晩まで
踏まれる土は
よい路になって
車を通すよ

打たれぬ土は
踏まれぬ土は
要らないか

いえいえそれは
名のない草の
お宿をするよ

 昨日17日に行った店に掲げてありましたので、ちょっといいね、ということで、引用させていただきました。「名のない草の お宿をするよ」という部分がgooですね。

 この詩を肴に、しみじみ飲みました。どこはかとなく、金子みすずの世界に共通するものがあるような気がして・・。と思いつつ、これ、みすずそのものではないかと考えるに至りました。

 この店は、安いですよ。姉夫婦2組との計6人で、15,000円也。
 私一人でも、ビール2本、焼酎の湯割り2杯で、普通の店ならこれだけで2,000円です。

 料理の注文も決して、ケチっていません。直径10㎝もあろうかという、じゃんぼ巻が圧巻でした。海産物がぎっしりで1,500円也。

 魚はここのご主人が釣ってきたものがメインで、新鮮。

・紹介
 広島市南区宇品御幸3丁目13-1-1
 宇品の小さな小さなお店「たかや鮨」 ℡ 082-251-3800
・推奨度 ★★★★★

(写真)カツオのたたきです。これで、2人前ですよ。私的には、カツオの身は,思いっきり厚い方が好身です。
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「熱い北風」-オーストリアF1グランプリ-(日記)

2008-03-17 12:17:31 | Weblog
       「熱い北風」-オーストリアF1グランプリ-(日記)

                         2008年3月17日(月)作成

 結果をみると、ルイス・ハミルトンの圧勝だった。フリー走行でも最速タイムをたたき出し、PPも取り、本番も全く不安がなく終始一位走行(注 ピットインを考慮して実質的に)だったのだから、圧勝・完勝だろう。
 今年のグランプリは間違いなく、ハミルトンを中心に進行すると思わされた。

 昨年の覇者キミ・ライコネンにとっては、屈辱のレースだったろう。今年からレギュレーションが変更になり、トラクションの電子制御が禁止された。この影響をもろに受けたのか、後方位置からのスタートで焦ったのか、2回もコーナーでスピンし、最後尾になった。しかし、最後までアグレッシブな走りを見せ、今年も優勝候補であることには間違いない。

 05、06年連続覇者のフェルナンド・アロンソは、優勝した時の古巣ルノーに移ってのレースで、なんとか面目を保つ4位を確保した。最終盤に、去年のマシンのマクラーレンに追い抜かれ、直に抜き返したのは、昨年のチームに対する意地というものだろう。
 今年も、優勝候補であることに違いないが、マシンがフェラーリやマクラーレンに較べると、今一歩という感じがする。

 トヨタは、ヤルノ・トゥルーリが早々とマシントラブルでリタイアし、もう一人のティモ・グロックは、マシンが芝に跳ねてスピンしながらクラッシュ。マシンは文字通り「木っ端微塵」になった。しかし、グロックは怪我をしなかった。あのクラッシュで怪我をしないとは、F1マシンは間違いなく最も安全カーだ。
 トヨタは、今年の道のりも険しいようだ。

 日本人ドライバーの中嶋一貴は、父親がF1ドライバーだった中嶋悟なので「ジュニァ」ということになる。フル参戦の初戦で6位入賞という好スタートを切った。
 このレースは、22台のマシン中、最後までコースを走っていたのは7台という厳しいレースだったので、最後まで完走できたという幸運もあったのかもしれない。しかし、「運も実力」のうちだ。
 レース後のインタビューでの素顔は、実に「穏やかで初々しい」。いっぺんにファンになった。
 マシンもウィリアムズ・トヨタで、パナソニック・トヨタよりは「マシ」だ。「ン」。

 3月16日に行われた、今年のF1グランプリ初戦、オーストリアのメルボルン、アルバートパーク・サーキットは、気温31℃、路面温度51℃。
 「熱い北風」が吹いていたという。
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おんまく(日記)

2008-03-16 17:59:14 | Weblog
                おんまく(日記)

                         2008年3月16日(日)作成

 何なんでしょうねぇ。昨日15日、2月に開店したばかりの回転寿司の店「おんまく」(広島市南区宇品)に行ったんですけど、その「魚のあらの赤だし」なんですょ。
 汁は熱いのに、あらの身は「冷たい!」。
 まさか、意図してではないでしょうが。

 ははぁー、これは、汁とあらを別々に分けておき、出す前に一緒にするんですね。私は作る手順はよく分かりませんが、別々に分けておく方が、何がしらかのメリットがあるのでしょう。

 「メリット」と言えば決まっていますね、「コスト」ですよ、「コスト」。コスト削減が、ここまできたのかという感じですね。これも「市場原理」なのでしょうか。


 開店して日が経っていないからか、それとも人気があるのか、相当お客さんが並んでいて、「受付機」なるものを初めて操作しました。前の人がするのを「盗み見」して覚えました。(汗)

 肝心の味ですけど、ネタが全体的に水っぽい。反対に赤だしは強烈に塩辛い。
 ま、お腹に入れば、中和して丁度よくなるという、お店側の配慮かも。

 次の関心の値段ですけど、これは「安い」。二人で10皿(うち「ボタン海老2皿含む。)と赤だし1杯で、1,470円也。

 でも、私は、くどいようですけど、赤だしの魚のあらが「冷たい」のは、「や」ですね。

 「おんまく」とは、愛媛県の今治弁で「すごい・おもいっきり」の意味ということだそうです。

 確かに、「すごい」部分のある店でした。
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宝(日記)

2008-03-14 21:48:02 | 食べること
                 宝(日記)

                         2008年3月14日(金)作成

 私が一番よく行く飲食店は、「宝」という店です。「よく」と言っても年10回くらいですが。
 昨日、とある人と行きました。私がいろいろとお世話になっている方で、今後のことについて、もろもろ相談にのってもらおうと思って。

 料理は、おまかせで、3,500円也の「梅」コース。
 突き出しは3種。
 本日の刺身は、「オコゼの姿造り」。身が締まっていて、こりこりとして抜群でした。普通、単品で頼むと2,000円は間違いなくするでしょう。
 煮物は鯛の兜でした。塩味で、からくないのがgoo。普通、甘辛く煮ているのが多いのですが、こういった「素材の味で勝負」というのは貴重です。
 揚げ物は、多分「鰈」でしょう。「多分」というのは、私は「鰈」と「平目」の違いがわからないから。私はもうこの段階で、お腹が一杯になっていましたので、一緒に行った方に食べてもらいました。
 ご飯は、寿司2貫。一貫はウニでしたが、もう一貫は記憶喪失。これも一貫は食べてもらいました。
 さきほどのオコゼのあらの赤だし。生きが良いのですね、身がポロッポロッしてて。
 最後に、デザートはフルーツでした。

 マスターが実に感じが良い人で、カウンター越しに、話がはずみます。
 予約を入れると、何時もの席を用意してくれるのが嬉しい。

・紹介
 「宝」広島市中区本通り5-13 本通りウェーブビル 082-244-8848
・推奨度
 ★★★★★

(写真)オコゼの姿づくりです。実に良い顔をしてますね。こういう顔を見ると、安心します。私の方がまだマシと思って。
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