団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

岩国市長選挙(話題)

2008-02-08 09:09:06 | Weblog
              岩国市長選挙(話題)

                            2008年2月8日(金)

 昨日7日、山口県岩国市へ行った。(広島から電車で40分)二つ目的があった。
 一つは、米艦載機移転が争点になっている、市長選挙の様子を「肌」で感じようとしたことだ。(もう一つは明日のブログで書きます。)

 艦載機が移転されるとどうなるか、ということであるが、

 岩国基地      現在     再編後    (参考)嘉手納基地
・配備機数      90機  →  142機       約100機
・年間離着陸数    4~5万回 → 10万回以上     約7万回
・米兵・軍属・家族  約6,200人 → 約13,000人    約9,700人
   注 岩国基地は、米軍・自衛隊機の合計

 つまり、現在「極東最大」といわれている嘉手納を上回ることになる。 

 駅前で、ビラを配っている青年がいたので聞いてみた。

私 : 国は、艦載機を受け入れないと、庁舎建設の補助を出さないと言っているが、関係があるのか。
青年: 96年橋本内閣の時、「SACO」同意というのがあり、それは沖縄から空中給油機を受け入れるというものだったが、岩国はそれを受け入れ、その時に庁舎建設の補助が出るということになっていた。
    したがって、今回補助金を出さないというのは、全く道理が通らないものだ。
私 : 今日、戦闘機は飛んでいないのか。
青年: ここ数日はおとなしい。選挙があるからなのだろう。

 ところで、今日の中国新聞に、外務省元主任分析官の佐藤優氏が「社会を破壊 カネ信仰」と題して記事を書いている。
 その中で佐藤氏は、「新自由主義が浸透することによって、権力、情報がすべてカネと交換可能であるという宗教を知らず知らずのうちに誰もが信仰するようになった」という趣旨のことを書いている。
 私もほぼ同感であるが、更に付け加えたい。それは、「権力、情報」だけでなく「魂までも」ということである。

 今回の岩国市の庁舎建設に当たっての国の対応は、正に「魂をカネで買おう」としていることではないか。

 米軍再編に協力しない岩国市に対して、かつて約束していた庁舎建設の補助金を出さない。艦載機を受け入れれば、出す。
 このようなやり方には、広島県の藤田知事でさえ、「札束でほおをなでるような手法はいかがなものか」と批判している。

 私は、今回の選挙は、「魂をカネで売るのか、売らないのか」の選挙であると思っている。

(追記)
 写真は、前市長派の青年が配っていたビラです。戦闘機を撮ろうと思っていたのですが、本文に書いたように飛行を「自粛」していたようです。不気味な戦闘機を撮りたかったのに、残念。
 「SACO」同意の件は、裏付けはとっていません。

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2 コメント

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Unknown (亀さん)
2008-02-10 19:13:26
ただいま投票中ですがどうなるでしょうね?
市民はどちらを選択?
返信する
亀さん え (windy)
2008-02-14 18:06:02
 結果は出てしまいましたが・・。

 でも、複雑ですね。移転はして欲しくない。お金は欲しい。

 私のように我儘な人が多くいるのですね。
 でも、人生、何かを犠牲にしなければ。
返信する

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