映画「うた魂」には、当然ながら合唱コンクールの光景が描かれる。出場団体がすれちがいざまに「こんにちは」「こんにちは」「こんにちは」「こんにちは」と声をかけあうシーン、二列に並んでリハーサル室に向かうシーンは、吹奏楽コンクールと同じだ。会場入りする際に、メンバーの全員がマスクをして霧吹きを吹きながら歩いてくる学校があった。「へんな学校」とか「?」と思う人が多いだろうが、実在する学校をモデルにしているはずだ。合唱の関係者がみたら、思わず笑ってしまう場面だろう。他にも、関係者なら笑えるという小ネタもいろいろあったし、とにかく細かいところまでよくできた映画だった。
マスク霧吹き高校は、そのやっていることに筋は通っているのだろうけど、世間の人は「変なの」というふうに見る。わが吹奏楽界にも、そういうことっていっぱいある。たとえば、チューニング室に入る前の集合で、みんながトイレットペーパーの芯を加えて整列している姿をみたら、一般の方はぎくっとするんじゃないかな。
風習だけではなく、演奏そのものにも、吹奏楽独特の文法があって、そういう表現てほんとうはおかしくないか?的なものは、外の人が見たらかなりあるような気がする。
演奏会につきものの、不思議な動きや踊りもそうかな。たぶん変なのだが、それがきっちりそろっていて、しかも大人数でおしきられると、何かそこに普遍のようなものが生まれてしまい、感動してしまうというのも不思議だ。
要は、変かどうかではなく、どれだけ本気でやれてるのかということだろうか。
マンドリンギターの演奏会に行った帰り道、迷い無く買った「うた魂」サントラ版を聴きながら、そんなことを考えていた。もういっかい観たくなってきてしまった。
マスク霧吹き高校は、そのやっていることに筋は通っているのだろうけど、世間の人は「変なの」というふうに見る。わが吹奏楽界にも、そういうことっていっぱいある。たとえば、チューニング室に入る前の集合で、みんながトイレットペーパーの芯を加えて整列している姿をみたら、一般の方はぎくっとするんじゃないかな。
風習だけではなく、演奏そのものにも、吹奏楽独特の文法があって、そういう表現てほんとうはおかしくないか?的なものは、外の人が見たらかなりあるような気がする。
演奏会につきものの、不思議な動きや踊りもそうかな。たぶん変なのだが、それがきっちりそろっていて、しかも大人数でおしきられると、何かそこに普遍のようなものが生まれてしまい、感動してしまうというのも不思議だ。
要は、変かどうかではなく、どれだけ本気でやれてるのかということだろうか。
マンドリンギターの演奏会に行った帰り道、迷い無く買った「うた魂」サントラ版を聴きながら、そんなことを考えていた。もういっかい観たくなってきてしまった。