水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

9月29日

2008年09月29日 | 日々のあれこれ
 川越市内の中学校訪問にでかける。学校説明会の案内、入試の説明を行う、いわば営業活動だ。 
 県立高校の先生もけっこうパンフレットを持ってまわっていらっしゃるのを見かけるし、最近は、大学の先生が本校を多数訪れるようになった。
 大学によっては、せっかくきていただいても、志望者がまったくいない場合もある。だから応対する側としても、別にわざわざきていただくことはないのですが … という気分になることはある。
 中学校の先生も同じであろう。いきなりやってきて、入試の説明とかしなくていいよ、と感じられることもあるだろう。
 でも、そこはそれ、お互い持ちつ持たれつ、仕える身はつらいですね、といたわりつつ対応したいものではありませんか。
 今日の某中学校のように、今誰もあいてません、と言われて、少し待たせていただいていいですか、といったら、どなたかいらっしゃって立ち話で資料もらっておきます、で帰そうとするのは、ちょっとひどくないかな、という思いをした。
 でも、年中営業やっている人というのは、いろいろ辛いことも多いだろうな、と思うのである。
 そうかと思えば、妙齢の女性の先生で、お茶も出してくれて、帰りに玄関のところで靴べら渡してくれたりする学校もあり、そういう場合は、全員合格にしますと言い切りたくなる。
 快調にまわってそのままもどれば合奏にまにあったのだが、せっかく渡辺先生にお願いしてあるのだからということで、マックに寄ったところで、誰がせめられようか。
 フィレオフィッシュを食べて、ふうと一息ついたら、きがついたら10分ほど気を失っていたからとて、いったい誰が責め得ようか。 
 
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9月28日

2008年09月28日 | 日々のあれこれ
 全体はオフだったが、金管やFlの音が上から聞こえてくる。
 学年だよりをつくり、漢文重要例文集の解説プリントをつくった。
 新宿に用があってでかけたので、迷わずGOGOカレーにいく。
 ロースカツエコノミー(普通盛り650円)を食べて満腹になる。
 現時点で、この店のがカツカレーの全国ベストだ。
 くそう、中学生にもどって、大盛りのメジャーカレーを食べてみたい。
 明日からまた怒濤の日々を過ごしていこう。
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9月27日

2008年09月27日 | 日々のあれこれ
 4限のLHRは、河合塾、宮坂さんによる説明会。
 現在の入試状況、今後の勉強の進め方など、有意義な話を聴くことができた。
 今の学年は、1年生のときから何回めになるのだろうか。
 はじめて宮坂さんのお話を聴いたのは、前の代の学年(20期生)が3年のときだった。もちろんそれ以前にも、河合塾の方による入試状況の説明会はあったが、宮坂さんにお越し頂いて、生徒たちの集中度合いが格段にあがった。
 前の代がはじめて聴いた直後、何人かの生徒から「先生、やる気でました」「本番の前にもう一回よんでください」と言われたものだ。
 全国の高校をとびまわって講演しまくっていらっしゃるようだが、さもありなんと思う。
 昨日の話で、最近の学部別志望状況として、教員養成系学部の不人気という話があった。
 へえ、そうなんだ。
 不正をしてまで教員になろうという人が話題になる時代である。
 また、本校に関して言えば、年々教員志望者は増えているという実感はある。
 この不況の時代に、教員人気が下がるというのも、腑に落ちない
 でも、と思う。
 理屈ではないのだ。
 高校生全体という規模でみた場合、大人の理屈とか、一人一人の価値観などというものは超えて、教員という職業に対する漠然とした「下げ潮」観があるんじゃないかな。
 地震や洪水といった自然災害の前には、なぜか事前にそれを察知する動物たちが大量に移動するという話がある。
 われわれよりは、より動物に近い若者達からすると、「学校の先生? う~ん、ビミョーじゃね」という感覚があるような気がするのだ。ちがうかな。
 先の大分県の問題にしても、ハラが立つというより、なんか情けない気もした。
 教員採用に裏があることではない。そんなのは、どこにでも、どの業界にでもあることだ。
 教育委員会の人だっけ? 20万円の商品券とかで捕まったわけで、しかも金券ショップでたくさん買ったからバレた、という話ではなかったか。
 情けない。たかだか20万ぐらいの悪さもちゃんとできないのだ。
 一晩に20万くらい自由に接待に使えるという会社員は、いるでしょ。
 システムとして何百万、何千万のお金を自分の財布に入れられるようにしている方々もたくさんいるではないか。
 こんなみみっちい話で逮捕されてる世界は、なんとかいうおかしな大臣にバカにされてもしょうがないのかもしれない。

 放課後、小論文の講習のあと、合奏。
 「民衆を導く自由の女神」第一回合奏は、きびしい結果におわった。
 文化祭の曲のように、とりあえずむちゃくちゃでも一回通せないかな、と思っていたがあまかった。
 年度当初にやっていた、基本のリズム練習をおろそかにしていたことも原因かもしれない。歌もまだまだぜんぜんだ。
 まず基本。基本とは繰り返し。
 どれくらい地道に繰り返せるかが、バンドの力量だ。

 
 
 

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9月20日

2008年09月20日 | 日々のあれこれ
 3限のLHRは、体育館などで遊んでいい時間。
 4限の総合学習は、卒業生の合格体験談を聞く会だった。
 3限後、大講堂へ向かうのに2Fを歩いてみると、3年生たちが相当数教室に残っているではないか。
 3限は早めにおわりにして、早めに大講堂へいって着席するようにとの連絡を朝したというのに、これはなんだ、と思いつつ、しかし昔のようにすぐキレたりすることなく「急げーー」と言いながら歩いた。
 一方で「なんで各担任が、もっと早めにグランドからもどらせないのだ」と思ってもいた。
 で、けっきょく開始予定の3分前には全員がちゃんと着席し、はじまるのを待つ状態になっていたのだ。
 おれひとりカリカリしてただけで、生徒諸君はふつうにちゃんと動けているのだ。
 そう思ってみると、先輩方の話を聞く姿勢も悪くないように見えてくる。
 今の学年の成長ぐあいを、心配し続けてきたこの2年半だが、ひょっとしたらいい方向に向かうのではないかという、気持ちがわいてきた。

 放課後は小論文の講習。11名の参加。
 しばらくお休みしていたが、これからまた添削の日々がはじまる。

 その後、3Dとアルセナールの合奏。
 月曜の予習を少し、校舎の戸締まり、バッハザールで演奏する曲のレンタル代を振込に向かった。
 
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9月19日

2008年09月19日 | 日々のあれこれ
 会議などで部活に出られない日が続いている。
 昨日、最初のコールユーブンゲンのようすは、それなりに意識をもって行われていたように見えた。
 その後はだいじょうぶだったかな。
 先日、コンクールの都大会を聴きに普門館へ出かけた。
 東京の高校生は、都大会に出場できると普門館で演奏できる。
 幸せなことではあるが、あの巨大な会場で演奏するのは大変なのだろうなあと感じた。
 聴く側としては、楽だ。全国大会のときだと、指定席チケットもっててさえあせってしまうような雰囲気があるが、座席に余裕のある普門館はゆったりしていていいものだ。
 だから、この都大会を利用して普門館を見学する高校生はちらほらいると聞く。
 先日は、ライバル川越高校さんの部員が、顧問H氏とともにたくさんきていた。
 一心にメモをとる女子高校生の姿も見られた。
 来年への歩みはもうはじまっている。
 あせることはないが、やすんではいられない。
 
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おくりびと

2008年09月16日 | 日々のあれこれ
 3年前祖母の葬儀のときに、葬儀社の方がきわめて丁寧に納棺してくれて、そのときの手際と丁寧さを、みんなで感心しながら見ていた。
 映画でもあったけど、浴衣をすうっとぬがせる時には、ほおっとため息がもれたし、化粧はもとより、手足の爪まできれいにしてくれて感動したものだ。
 葬儀社の方の仕事のひとつだと思っていたが、いまは独立した納棺師という方がおられるようだ。
 映画の感想としては、これにつきる。「最も上質な人権教育映画」。
 学校で観る人権教育映画が、このレベルの完成度をもっていたら、生徒たちももっと真剣にみるだろう。
 年に一回人権教育の映画を観るが、最近のはなんとか観るにたえるようになったものの、昔はひどかった。
 「そんな簡単に差別が解決するわけないだろう!」とつっこみたくなる作品がいくつもあった。 
 限られた予算枠があり、作品に瑕疵があっても(教育関係という狭い)世に出すことができ、しかも誰も損はしないようになっている、という構造のなかで作られる作品から、志の高さは感じられない。
 やはり、それなりの作り手が、商業ベースに乗るレベルのものを目指してつくってはじめて作品のレベルがあがるということだろう。
 ほんとの人権教育をやるには、志の低い人権映画より、志の高い娯楽作品を見せた方が、よほど役にたつはずだ。
 前にテレビでやってた、志田未来ちゃんの「14歳の母」なんかは、人権教育の最高のテキストになると思いながら見ていたものだ。
 と、教育関係者らしいことを書いてみたが、とにかく泣けました。
 もっくんも、山崎努も、広末涼子も、みんなグッジョブ。
 客席の平均年齢、高!

 
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星華祭

2008年09月15日 | 日々のあれこれ
 こうやって星華祭で演奏させてもらうようになって、何年経つだろう。
 9月と言えば、自分とこの文化祭、そして星華祭という動きが身体にしみついている。
 やらしい意味ではなく女子とふれあうことができる貴重な機会だ。
 ふだん男子高で暮らしていて、許されるなら、このまま教員生活を全うしたいと思っているから、女子の生態を実感できなくても大過はないはずだ。
 でも、男子高校生をどうとらえるかという観点にたつためには、生身の女子高校生の動きをみてみることは必要な気がする。
 というか性差だけでなく、自分の団体だけの閉じた世界からしかものを見られないのではいけない。
 え? ほんとにそんなこと考えてるのかって?
 いや、まあ、もちろん … 。
 すいません、うそです、純粋に楽しいからいかせてもらってます。
 ただ、むこうさんは、正直どうなのだろう。
 自分たちの文化祭でいろいろやることがあって、それもかなり大変で、そのなかでの合同演奏は、我々が感じてるほどの「楽しさ」ではたぶんないだろう。
 でも、だからこそ彼女たちにとっても力をつけるいい経験のひとつに位置づけられるはずだとも思う。
 演奏後、見にきてくれた3年内藤くんから「先生、よかったですよ、トークは」という声をきき、楽器積み込み、何が話されているのかまったく聞こえない合同ミーティングを見、SSTとともにバスで帰校したのだった。
 午後にはなんの仕事も入ってないことに気づき、「おくりびと」を観に行くことにした。
 
 
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9月13日

2008年09月14日 | 日々のあれこれ
 前日の帰りがけに、小講堂のミニ黒板を大講堂ステージに運んでほしい、とたのんでおいた。
 3限、4限に、交通安全指導ということで、川越警察の方が見えてお話をされるのだが、その準備である。
 2限目にチョークと黒板消しをもってステージに行くと、すでにチョーク箱ときれいな黒板消しがセットされてある。
 グッジョブ!!
 言わなくてもこういうのをきちっとやってもらえるのがうれしい。
 見習いたいものだ。
 4限をおえて、バスで星野高校へ。
 リハーサル。暑かった。
 
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9月12日

2008年09月13日 | 日々のあれこれ
 星華祭での演奏曲をしあげようと合奏にのぞんだが、曲に入る前につまづいてしまった。
 A♭durのハーモニーがきまらない。というか、まったくちがう音を吹いている子がいる。きゅうきょパートに分かれて確認してから、再び集合。
 本校の文化祭で、それなりに聞こえた曲も、あらためてちゃんとやろうとすると、全然吹けてない部分が耳につく。
 つまり、それはちゃんと吹けている子が増えている証拠だとも思うようにし、ねばりづよく練習した(つもり)。
 ので、合奏を終えて積み込みをすると、全員が居残りとなった。
 部員を送ってから帰宅。
 「魔王」の最終回はガン見ではなくチラ見にし、翌日の準備をして一日をおえた。
 
 
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9月11日

2008年09月11日 | 日々のあれこれ
 センター試験の願書が配布されて一週間。
「先生方も内容に目をとおしておいてください」
「早めに準備するよう連絡してください」
「必要な準備をしそうにない生徒には、ちゃんと声をかけてください」
と、担当からの連絡があったので、マーカーを手にしてまじめに読んだ。
 お役所の仕事にしては、まあまあ読みやすくできてるのではないだろうか。
 でも、高校生は、きちんとは読めません。
 せめて現役生のためのページ、浪人生のためのページと内容を分けられないだろうか。
 これだけで、ずいぶん自分たちの仕事量も変わってくるだろうにと思う。
 それにしても埼玉には私立高校が多いなと思い、故郷福井にいくつあるかをみてみた。
 全部で7校だった(昔より増えている!)。
 ちなみに秋田県は5校しかないので、私立学校の少ない県は、全国学力テストの成績がよい、との結論をだそうと思って調べてみた。
 発表します。
 私立高校が少ない(一桁)県は … (ここでドラムロールいれてください)
 秋田…5校、福井…7校、和歌山…9校、鳥取…7校、徳島…4校、高知…9校、佐賀…8校、沖縄…6校。
 …。
 ま、人の少ないところですかね。
 
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