牛丼とかき玉汁。
どちらも普通につくれば失敗の危険性は少ないメニューとはいえ、なかなかおいしかった。
ごはんがかために炊けていたこと、牛丼のつゆの量が適切だったのがとくによかった。
あの有名な西荻窪の坂本屋のカツ丼は、たしか山本益弘氏の進言で、丼つゆが少なめになって、よりおいしさが増したという話をきいたことがあるけど、実際絶妙のバランスだった。
丼もののつゆだくというのは、基本おかしいと思う(て、こんな強く言う必要などまったくないのですが)。
丼のご飯は、白いところとつゆで茶色くなったところが混在してないといけない。
バンドレッスンの先生にいつも、このバンドは全部mfだなという注意をいただいてしまう。
変化がないといけない。
メロディーと伴奏のバランスはご飯とつゆの関係のようにきわめて大事。
味付けは同じでも、バランスがかわるだけで印象が全く変わってしまう。