水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

「動的平衡(福岡伸一)」8 ドリル

2020年11月30日 | 国語のお勉強(評論)
漢字語彙まとめドリル 「動的平衡」①

〈読み方を記せ〉
 ① 喧伝 → けんでん
 ② 措定 → そてい
 ③ 信奉 → しんぽう
 ④ 軋む → きしむ
 ⑤ 邁進 → まいしん
 ⑥ 排泄 → はいせつ
 ⑦ 瞬く → またたく
 ⑧ 癒やす→ いやす
 ⑨ 翻る → ひるがえる
 ⑩ 閉塞 → へいそく

〈意味を記せ〉
⑪ 喧伝 → 言いふらす
⑫ アナロジー → 類推
⑬ 措定 → 措いてみる
⑭ 信奉 → 信じあがめる
⑮ 先鋭 → 過激
⑯ 邁進 → 突き進む
⑰ サスティナブル → 永続的
⑱ 啓示 →  神のお達し
  ⑲ ドミナント → 支配的
⑳ 捨象 → 捨てる


漢字語彙まとめドリル 「動的平衡」②

 〈漢字に直せ〉
 ① そうぞう主 → 創造主
 ② そてい   → 措定
 ③ しんぽう  → 信奉
 ④ せんえい化 → 先鋭化
 ⑤ かいぼう  → 解剖
 ⑥ 一線をかくす→ 画す
 ⑦ ゆいぶつ論 → 唯物論
 ⑧ あざやか  → 鮮やか
 ⑨ またたく  → 瞬く
 ⑩ 食物のせっしゅ → 摂取   
⑪ 神のけいじ  → 啓示
⑫ いぞんする  → 依存
⑬ いやす    → 癒やす
⑭ 運動のきせき → 軌跡
⑮ きを一にする → 軌
⑯ しゃしょうする→ 捨象
⑰ ひるがえって → 翻って
⑱ へいそく   → 閉塞
⑲ かと期    → 過渡
⑳ 人間のえいい → 営為
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「動的平衡(福岡伸一)」7 第四段落後半

2020年11月29日 | 国語のお勉強(評論)
37 翻って今日、外的世界としての環境と、内的世界としての生命とを操作し続ける科学・技術のあり方をめぐって、私たちは重大な岐路に立たされている。
38 シェーンハイマーの動的平衡論に立ち返って、〈 これらの諸問題 〉を今一度、見直してみることは、閉塞しがちな私たちの生命観・環境観に古くて新しいヒントを与えてくれるのではないだろうか。
39 なぜなら、彼の理論を拡張すれば、環境にあるすべての分子は、私たち生命体の中を通り抜け、また環境へと戻る大循環の流れの中にあり、どの局面をとっても、〈 そこ 〉には平衡を保ったネットワークが存在していると考えられるからである。
40 〈 平衡状態にあるネットワークの一部分を切り取ってほかの部分と入れ換えたり、局所的な加速を行うこと 〉は、一見、効率を高めているかのように見えて、〈 結局は平衡系に負荷を与え、流れを乱すこと 〉に帰結する。
41 実質的に同等に見える部分部分は、それぞれが置かれている動的な平衡系の中でのみ、その意味と機能を持ち、機能単位と見える部分にもその実、境界線はない。
42 遺伝子組み換え技術は期待されたほど農産物の増収につながらず、臓器移植はいまだ決定的に有効と言えるほどの延命医療とはなっていない。ES細胞の分化機構は未知で、増殖を制御できず、奇跡的に作出されたクローン羊ドリーは早死にしてしまった。
43 〈 こうした数々の事例 〉は、バイオテクノロジーの〈 過渡期性 〉を意味しているのではなく、動的な平衡系としての生命を機械論的に操作するという営為の不可能性を証明しているように、私には思えてならない。

Q31「これらの諸問題」が生じる根本的な原因を、筆者はどう考えているか。本文の語を用いて30字以内で説明せよ。
A31 動的な平衡系としての生命を機械論的に操作しているから。

Q32「そこ」とはどこか。30字以内で抜き出せ。
A32 私たち生命体の中を通り抜け、また環境へと戻る大循環の流れ

Q33「平衡状態にあるネットワークの一部分を切り取ってほかの部分と入れ換えたり、局所的な加速を行うこと」とあるが、筆者が想定している具体的な科学技術は何か。該当するものを、あとの部分から抜き出せ。
A33 遺伝子組み換え技術  臓器移植  ES細胞 クローン羊

Q34「結局は平衡系に負荷を与え、流れを乱すこと」とあるが、なぜか。本文の語を用いて70字以内で説明せよ。
A34 生命体の各部分は、それぞれが置かれている動的な平衡系の中でのみ、その意味と機能を保ち、
   機能単位と見える部分にも実質的に境界線はないから。

Q35「こうした数々の事例」は、何を表していると筆者は述べるのか。35字以内で抜き出せ。
A35 動的な平衡系としての生命を機械論的に操作するという営為の不可能性

Q36「過渡期性」とはどういう意味か。
A36 バイオテクノロジーが進展の途上であるということ。


現在の科学・技術
 外的世界としての環境
 内的世界としての生命 操作し続ける

具 遺伝子組み換え技術 → 農産物の増収につながらない
  臓器移植 → 決定的に有効になっていない
  ES細胞の分化機構 → 未知、制御できない
    ↓
 バイオテクノロジーの過渡期性  
    ↑
    ↓ ではなく
 動的な平衡系としての生命を機械論的に操作するという営為の不可能性 をあらわす
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「動的平衡(福岡伸一)」6 第四段落前半

2020年11月28日 | 国語のお勉強(評論)
「動的平衡(福岡伸一)」6 第四段落前半


33 シェーンハイマーは、それまでのデカルト的な機械論的生命観に対して、還元論的な分子レベルの解像度を保ちながら、コペルニクス的転換をもたらした。その業績はある意味で二十世紀最大の科学的発見と呼ぶことができると私は思う。
34 しかし、〈 皮肉にも 〉、このとき同じニューヨークにいた、ロックフェラー大のエイブリーによって遺伝物質としての核酸が発見された。そして、それが複製メカニズムを内包する二重らせんをとっていることが明らかにされ、分子生物学時代の幕が切って落とされる。
35 生命と生命観に関して偉大な業績を上げたにもかかわらず、シェーンハイマーの名はしだいに〈 歴史の澱に沈んでいった 〉。
36 それと軌を一にして、再び、生命はミクロな分子パーツからなる精巧なプラモデルとして捉えられ、それを操作対象として扱い得るという考え方がドミナントになっていく。必然として、流れながらも関係性を保つ動的な平衡系としての生命観は捨象されていった。


コペルニクス的転換……(天動説に対して地動説を唱えコペルニクスをふまえ)物事の見方がまるっきり正反対になるような転換のこと

皮肉……①遠回しの非難 ②期待外れの結果
 ☆語源
  仏教用語の「皮肉骨髄」。弟子を評価する項目。
  「皮=表面だけ理解」、「肉=意味を理解」、「骨=考え方を理解」、「髄=根本から理解」。
  「皮・肉」は評価が低い→「あいつは皮肉だ」=マイナス評価。

ドミナント……支配的・主流
捨象……捨てられること 


 デカルト的生命観(機械論的生命観)
   ↑
   ↓
 シェーンハイマーの生命観(動的平衡の生命観)
  コペルニクス的転換
  二十世紀最大の科学的発展

 エイブリー……遺伝物質(核酸)の発見
   ↓
 生命……複製システム
   ↓
 生命……精巧なプラモデル
       ↓
     操作対象   動的平衡系としての生命観
      ∥         ↓
 ドミナント  ←→   捨象


Q28「皮肉にも」とあるが、なぜこう言うのか。90字以内で説明せよ。
A28 シェーンハイマーが二十世紀最大とも言える科学的発見をしたにもかかわらず、
   同時代に同じニューヨークにいたエイブリーによる別の発見の陰に隠れ、
   その名が忘れられてしまう結果となったこと。

「歴史の澱」について

Q29 何を、どう喩えた表現か。
A29 シェーンハイマーの名前と業績が忘れられたことを、水底の沈んだかすのように、表面から見えない場所に残されていると表現した。

Q30 なぜ「澱」という語を用いたのか。
A30 生命を分子の「流れ」、私たちの身体を分子の「よどみ」と表現し、それらと縁語的に「澱」を用いて、印象深くするため。
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眠る・起きる

2020年11月25日 | 学年だよりなど
3学年だより「眠る・起きる」


 脳のパフォーマンスをあげるために最も必要なのは睡眠だ。


~  この頃(1歳頃)の幼児は睡眠することで覚えた単語を汎化させていきます。例えば、イヌと覚えても、その直後はある特定のイヌだけが「イヌ」でしかありません。しかし、昼寝や睡眠をとると、より全般をイヌと認識できるようになります。 (池谷裕二『パパは脳研究者』クレヨンハウス) ~


 すごいと思いませんか? 睡眠が脳内の情報を整理することは随分前から明らかになっていたが、脳の形成期においてすでに、このような仕事をしてくれているのだ。
 眠らなければ、人間は言葉さえ覚えられない。
 睡眠にはあらく言って以下の4つのはたらきがある。
 一つは「疲れをとる」こと。昼間ほんの数分眠りに落ちただけで頭がすっきりした経験をした人は多いと思う。とくに夜の睡眠は、自律神経やホルモンの働きによって、昼間の活動でたまった疲れを取り除いていく。
 二つ目「成長ホルモンを作り出す」こと。とくに成長ホルモンは睡眠中に活発化し、細胞の成長を促したり、再生・修復したりする。筋肉痛になった後、睡眠によって細胞が修復し超回復するメカニズムは、運動部の人なら体感しているはずだ。
 三つ目「免疫力を高める」こと。メラトニンというホルモンの分泌量は睡眠中にピークをむかえる。これは朝の光をあびると急激に低下し、14時間後には再び増えて血中濃度が高まっていき、人を睡眠に誘う。メラトニンは睡眠を支配するとともに、体内の活性酸素を抑える酵素にも働きかけるので、寝ることは二重の意味で身体を守ることになる。


~ 朝は大半の方が目覚まし時計で起床されているようですが、脳機能を高めるには光で目を覚ますほうが望ましいのです。音で目が覚める場合は、一気に覚醒し、血圧も急上昇します。これが脳の血管に負担をかけるのです。また、音の刺激がなくなると、脳は元の睡眠状態に戻ろうとするので、二度寝につながるわけです。 … 一方、光で目覚める場合は、ゆっくりと時間をかけて覚醒するので、脳に優しいのです。しかも、光の刺激で脳内の体内時計がリセットされるので、パッチリ目が覚め、二度寝もしなくなります。 (吉田たかよし『試験に受かる「技術」』) ~


 そして四つ目は「記憶を整理する」こと。つらいことがあっても、一晩眠ると落ち着いたり、悩みが整理されたりするのは、睡眠中の脳の働きのおかげだ。夜暗記ものをするといいというのは、この作用があるからだ。
 情報をとりあえずインプットしておけば、寝ている間に脳が適当な場所に格納しておいてくれる。 寝ないと、せっかく覚えたことも、生の状態のままだ。目の前のイヌをイヌと判別できても、他のイヌに応用できない状態になる。
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合同練習

2020年11月23日 | 日々のあれこれ
 和光国際さんに出かけ、年末のジョイントコンサートに向けての合同練習。
 無観客開催の予定だから、お互いの演奏を聴き合い、交流しあう会ということになるだろう。
 それでも、他校の生徒さんとの練習は、圧倒的に勉強になる。
 同じ吹奏楽部といっても、5校集まれば5校分の文化のちがいがある。
 幸いにして本校の部員達は、いい意味で純粋だから、ちがうものに触れた時、すぐに受け入れられる。
 優柔ではなく寛容なのだ。女子のみなさんに何か言われたら直立不動で言うことをきく。顧問はその筆頭だ。
 結果、自分たちの活動を相対化できる。
 他校さんとの交流は、技術面の交流以上にこれが大きいような気がする。
 そして仲間の存在を知ること。仲間になれること。
 それが30人でも100人でも、一つの部活動が閉ざされた状態で活動し続けると、どんなに上手に運営されていても煮詰まってしまうことはある。しかもその事実に気づけなくなる。
 おそらく吹奏楽という文化部にかぎらないと思うが、他校さんと交流することで、そのことだけで解決する問題もある。
 運動部で、繰り返し練習してもできなかったプレーが、練習試合一つするだけで、あっけなくできるようになることもあるのではないだろうか。
 虚心に異文化と触れて相手を知ることは、自分を知るためにこそ必要なのだ。
 あっ、これ小論文のネタになる。メモしておこう。
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時間との闘い

2020年11月21日 | 学年だよりなど
3学年だより「時間との闘い」


 共通テストは、センター試験よりも全体の平均点が下がるように難易度を上げて作成される。
 これまでに受けた模試で体感したように、時間との勝負だ。
 『センター前ヒット』著者の笠見未央先生は、センター試験の国語が80分ではなく120分だったら平均点は大幅にあがると書いていらっしゃった。
 個人的に「大幅に」はないと思うが、時間に余裕があれば、多くの科目で平均点はあがるだろう。
 与えられた時間のなかで、どれくらいの情報量が処理できるかが問われている試験だ。
 入試までの時間にも同じことが言える。
 共通テストまでの残り日数が50日ほどになった。
 これがもし100日あったなら、つまりプラス50日もらえたなら、やれることは無限に近い。
 今のみなさんなら、プラスされた分が10日間でも、相当有効に使える。
 一年前の自分と比べるなら、処理能力が驚くほど上がっているからだ。


~ スタッフルームを出て、わたしたちは一列になって、新幹線ホームへ向かう。
 半地下の通路を、斜め上の線路を見上げながら進んでいく。階段を越え、表側へと出る。23番線に立つ。二階建て新幹線MAX、2号車を待つため、配置に着き、わたしは気を引き締める。 7分間で清掃するには、それぞれが自分たちの作業を滞ることなく、こなす必要がある。
「別に、掃除の速さを競っているわけでもないからね」と以前、鶴田さんが言っていた。「たまたま、7分しかないから、その間でできる限りのことをやっているだけで」
 最近は、わたしたちの新幹線清掃の仕事も雑誌やテレビで取り上げられることが増えた。自分たちのことが評価されるのは光栄で、誇らしいことではあるものの、7分間でぴかぴかに! 世界最速の清掃! とその、「仕事の速さ」や「効率性」に注目されることが多いのも事実だ。もちろん、わたしたちは精一杯頑張って、その、「7分間の清掃」をやり遂げているのだから、褒められればうれしいが鶴田さんが言うように、「15分かけて掃除していいのだったら、15分かけて、もっときれいにできる」という思いもある。
 7分しかないから、7分で頑張っている。鶴田さんが引用した、パウエルさんの言葉ではないが、ただ、ベストを尽くしているだけだ。
 アナウンスが聞こえる。下り側から、ゆっくりとやってくる車両が見えた。
 わたしはじっとホームに立ち、お辞儀をする。横に、新幹線が滑り込んでくる。自分がそのまま前に走り出すような錯覚に襲われることもある。風がかかる。新幹線がブレーキをかけ、停止したところで、わたしはお辞儀をやめる。さあ、仕事だ。
             (伊坂幸太郎「彗星さんたち」『エール!3』実業之日本社文庫) ~


 どんなに時間を有効につかえる人でも、高校生として過ごせる時間は3年間。
 すべての人にとって一日は24時間1440分であり、センターの国語や英語は80分だ。
 あと10分あれば、3日あれば、一年早く生まれたら……などと言い出したらきりがない。
 いつ、どれだけの時間を与えられるか、神様以外にはどうすることもできない
 われわれ人は、与えられた時間の中で「ただベストを尽くしているだけだ」。さあ、勉強だ。
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今、自分はどこにいるのか

2020年11月19日 | 学年だよりなど
3学年だより「今、自分はどこにいるのか」


 残された時間とやるべきこととのせめぎ合いの日々が続くと、気づかないうちにストレスをためてしまう場合がある。ストレスの原因の一つに、漠然とした不安がある。
 やるべきことの多さよりも、やるべきことがはっきりしていない方が、人は不安になる。
 ゆとりは、やることが少ないことではなく、見通しが立つところから生まれる。
 見通しを立てるおそらく唯一の方法は「書くこと」だ。


~ 僕はサッカーが大好きで、よくスタジアムにサッカー観戦に行くのですが、試合を見ていて、「なんでそこにパスを出すんだよ! 逆サイドががら空きじゃないか」なんて思うことがよくあります。でも、これは僕が試合をスタジアムの高い位置から俯瞰して見ているからわかることなんですね。
 試合をしている選手たちが見ている景色と、僕が見ている景色は、同じ試合でもまったく違います。選手たちはピッチにいるので、スタジアムの高い位置に比べて全体がよく見えないわけです。
 すごいサッカー選手は、「ピッチに立っていながら、試合を上から俯瞰して見ている」なんてことを言いますが、俯瞰化できると、見えないものが見えてくることがあります。
「自分のことを自分自身が意外にわかっていない」というのも同じ原理だと思います。自分のことは近視眼的に見てしまいます。なので、自分を知るとか人生を考えるときもノートを活用してみてください。
 ……ノートに書くことで、「俯瞰化・見える化できる、整理できる」ということと「書いたことを蓄積できる」ということの2つになります。 (柿内尚文『パン屋ではおにぎりを売れ』かんき出版)~


 できるだけ「具体的に」「網羅的に」「数字・記号を使って」書くのがコツだ。
 12月中旬までにやりきっておきたい問題集があるなら、問題番号を書き出して一覧にする。
 解いた・できたを問題集自体にチェックするだけでなく、一覧の方も赤ペンで消していく。
 視覚化することで、全体像を意識しながら、進捗状況をチェックするのだ。
 各教科の、問題を解いたり、重要事項をまとめたりする用のノートは何冊もあると思う。
 勉強自体を管理するノートはあるだろうか。
 そのノートには、全体像を把握し、チェックしていくためのページと、毎日やったことを記録していくページがあるとよい。
 その日の気分や、ちょっとした反省、自分を鼓舞する言葉などもメモしていくとなおよい。
 行きたい大学の写真を、表紙の裏に貼っておくのもいい。
 将来像へのイメージは、自分の無意識に作用する。
 勉強のノートではなく、勉強する自分を記録するノートは、自分をメタ化し、俯瞰する。
 今自分がいる場所と進むべき場所とをつなげる役目を果たすのがそのノートだ。
 ない人は、今すぐ作ろう。だまされたと思って書き始めてほしい。
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アンサンブルコンテスト

2020年11月18日 | 日々のあれこれ
埼玉県アンサンブルコンテスト

11月18日(水)久喜総合文化会館(無観客実施)

トロンボーン三重奏 銀賞いただきました!

打楽器五重奏 いい演奏ができました!

いつも応援ありがとうございます!!
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祝! ラグビー部

2020年11月14日 | 日々のあれこれ
 本校ラグビー部が、初の花園出場を決めました!
 昨年、決勝で浦和高校に惜敗した本校ラグビー部。
 今年は、深谷高校を下して、見事埼玉県代表になりました!
 あやかりたい……
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ワクワクタイム

2020年11月13日 | 学年だよりなど
3学年だより「ワクワクタイム」


 トレーニングをする。重いバーベルを挙げる。3回、4回、5……、だめだ。
 限界だ、これ以上挙がらないというポイントが訪れる。この時点で迎えたのは精神的な限界だ。
 身体的限界には実は達していない。身体的限界よりも精神的な限界が先に訪れるように、人は設計されている。そうしないと、身体が壊れてしまうからだ。
 もうだめ、もたない、しぬ……と思ってから、人間はけっこうがんばれる。
 全力で走ってもう一歩も動けないと思っても、こわい先輩に叱られれば、もう一本くらいは走ってきたのではないだろうか。もしくはかわいい子に、「がんばって!」と言われたらいけるのではないだろうか(イメージでしかないが)。
 筋肉に負荷をかけて、ある程度の筋破壊を行うと、回復するときに前の筋力より一回り大きくなる、これを超回復という……、という原理はみなさんの方が詳しいだろう。
 自分を一歩成長させるには、「限界だ」と感じた後に、もうひと踏ん張りしてみることだ。

 だいぶガソリンが減ってるけどまだ大丈夫だろう、もう少しいける、そろそろ給油しないといけないが面倒だから明日にしよう……、しまったエンプティランプ(給油警告灯)が点きっぱなしだ、どこかで給油しよう、やばい、こんな時に限ってガソリンスタンドが見つからない……、というような経験が、車を運転する多くの人にある。
 ランプが点いた時点で、準備不足ではあるのだ。
 ただし、物事というのは、予定どおりにすすんでいくものではない。
 エンプティランプが点くか点かないかぐらいの時点でほどよく給油しようと皆考えている。
 しかし気づくととぎりぎりになっているものだ。それが基本形だと思えばいい。

 みんなの中には、高校に入学した時に、よし大学入試ではがんばろう、一矢報いてやろうという気概で高校生活をスタートさせた人もいることだろう。
 しかし、今はどうか。こんなはずじゃなかった、もう少し早めにがんばるつもりだった、自分で自分にあてがはずれたと感じている人も正直いると思う。
 人間というのは、そう簡単には変わらない。高校入試から3年経って人間がガラっと変わったという例はそんなにはない。しかし、本質は変わってはいなくても、気持ちの持ちようや、ちょっとした工夫で、いい方向へ向かっていくことはできる。
 大人になればわかるが、仕事では、予定通りに進んでいく方がむしろまれだ。
 何事も、ずっとベストの状態で取り組めることなど、まずない。
 ランプが点いてしまった時はしょうがないのだ。反省してる暇に走り続けよう。
 ウルトラマンも、ランプが点いてからが勝負ではないか。
 ひやひやしながらクリアしていくところがまた楽しいのだ。
 すべてが準備万端で、予定調和の人生よりも楽しいかもしれない。
 万が一ほんとにエンストしてしまったところで、命までとられることはない。
 エンプティからが本当の闘いだ。カラータイマーが鳴ってる今こそワクワクタイムだ。
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