水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

2008年02月28日 | 日々のあれこれ
 今日も朝のうちはかなりの風。そして日に日に鼻がむずがゆくなっていことで、春の訪れを感じる。朝家を出るときも日に日に明るくなっていき、新年度の年間行事予定案が配布される季節になった。明日で2月もおわり。3月といえば定演の季節。こんなにずっと顧問をやり続けると思っていなかったが、できればこのままやらせてもらって、20回目にはOBたちにも大集合してほしいなどと思う一方、そんな先のことより目の前の定演の準備を早くしましょうという声もきこえる今日この頃である。
 
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スクーティン

2008年02月26日 | 日々のあれこれ
 昨日、今日とスクーティンの合奏。ひさしぶりだ。前の本番が、いかにいきおいでのりきってきたかが明らかになった。
 なんとか土曜日にはいい形にしたい。
 曲はあとは練習するだけだが、2部の台本もいいかげん仕上げないと、部員のみんなも不安がるだろう。担当からうけとった原案は、ほとんど原形はとどめていない。もう一歩だ。つい、あれもこれも入れたくなってしまうのだが、いかにシンプルに構成するか。でもここ数年定番になっているスゥイングレンジャーをどうしようか、無理やりいれようかと考え出すと、また立ち止まってしまう。
 学年末試験もつくらねばならないし、予習にも終われているこんなときにかぎって、今日はパソコンの不具合があったりした。
 いろんなものが産みの苦しみになっている。
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大荒れ

2008年02月24日 | 日々のあれこれ
 いやあ、すごい風だ。
 昨夕も大風のなか、OBの呑み会によんでもらい顔をださせてもらった。電車が動かなくて来られなくなった子も数名、それでも卒業して10年経ったメンバーが集まっている姿をみるのはうれしい。みんな大人になった。いろんな分野でそれなりの歩みを続けている。いっぽうこちらは相変わらずの学校生活だが、それがまたいいのかもしれない。先生変わらないですねと言ってもらえるのも素直にうれしく、卒業生の思い出のためにも極力変わらずにいられたらとも思った。電車が動かなくて娘のお迎えのために最後まではいられず、退出。
 そして、今日も大荒れ。世界で最も風に弱いと言われている川越線が動く気配はない。
 ひょっとして電車に乗ったまま身動きとれなくなっている部員もいるのだろうか。
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事故

2008年02月22日 | 日々のあれこれ
 しばらく前になるが、サッカーチームを乗せたマイクロバスから選手が転落し亡くなった事件があった。マイクロバスで部員を送ることもある身として他人事ではないのだが、ドアの自動開閉を解除していると聞き、「へえ、そういうこともできるんだ」とも思った。無知でよかった。でも、手動で開閉できるようになっていたからといって、そんなに簡単にあいてしまうのか? おそらく誰も言ってないと思うけど、バスに問題はなかったのだろうか。そんな簡単に人が落ちるほどドアがあいてしまうバスってやっぱり危なくないのか。かりにドアがあいてしまうバスだとして、開けた子にまったく非はなかったかどうかの検証はされたのだろうか。この事故については、運転していたコーチだけが100%悪くて、その他の要因がまったく考慮されなかった印象がある。
 沖縄で米兵が少女を乱暴した事件についても、女の子やその家族に一点の非もなかったのだろうか。なんで危険がわかっていて中学生が盛り場ににいくのだろう、と思った人は、きっといると思うのだがちがうかな。日本の自衛隊の方よりも、アメリカの兵隊さんの方が、おそらく戦争を身近に感じている。イランに行けとかアフガンに行けとか言われたら、自らの死を意識せざるを得ない状況になる。新宿や渋谷でさえ危ないのに、そんな感覚をもった人がハメをはずすような場所近くにでかけてしまう感覚に問題はなかったと言い切れるか。もちろん、米兵の犯した罪はとんでもなく重いことに疑いようもないが、事件をおこした一人の若い兵隊さんだけが100%悪くて、他の要因をまったく考慮しないのは、誰も頭を使ってないということになるのではないか。
 で、ぎゃくにイージス艦が漁船を沈没させた事件は、なんで誰も逮捕されてないのかな。サッカーのコーチはすぐに逮捕され、新聞に名前をさらされた。水バとか言って部員を送っていいことをしてる気分になったりしてるけど、何かあったら一気に悪者になる危険と背中合わせの行為であり、自衛官のようには誰も守ってくれないということは頭におかねばならないと思う。
 
 
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会議

2008年02月21日 | 日々のあれこれ
 卒業式関係の職員会議があったが、各担当からの提案に対する異論が出るはずもなく、10分弱で終了した。
 吹奏楽の大会の行事を決めるとき、木曜日ははずされる。運動部も同じらしいが、その理由が、公立学校では毎週木曜日に会議が組まれるからだとはじめて聞いたときは、おどろいた。毎週何を話すのだろうかと。
 本屋で教育書のコーナーに行くと、たしかに「会議を短時間に終わらせるコツ」みたいな本もある。つまりそれだけ話し合う時間が設けられているということだ。 私立と公立とはちがうものだなあ。いや、この一般化は危険かな。わが川東が極端に会議がないのかもしれない。でも、異動のない私立高校では、話し合うことも年々なくなっていくことは当然だ。
 でもほんとに毎週そんなに会議をやっているのだろうか。もしそうだとしたら、無駄な時間もけっこうあるのではないだろうか。別に話し合わなくてもいいようなことをああだこうだ言う人がいるのではないかと思い、そんな様子をちょっとのぞいてみたいような気もする。
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新学習指導要領

2008年02月19日 | 日々のあれこれ
 修学旅行中は、下界の情報からほとんど隔絶された世界にいたが、山を降りて札幌で見た新聞の一面で、学習指導要領がまた変わることを知った。「ゆとり教育」からの脱皮、総合学習の減少、道徳の充実、小学校の英語必修などが、改訂のポイントだという。
 賛否両論あった「ゆとり教育」は、結局大きく方向転換することになる。現行の指導要領の目玉である「総合学習」は時間数を削られる。いったいなんだったのだろうか。ま、簡単にいうと、いまのカリキュラムで学んでいる世代は、失敗だったということだな。
 でも正直に言うと、今のカリキュラムになる以前も、そして現在も、私自身は同じことを教えている。昔も今も同じ。国語そのものだって、微妙に変化があったし、指導要領の根本思想が変わったなら、当然下位分類にある各教科もそれを意識しないといけないはずだ。でも、昔も今も同じ。国語だからかな。なんか違うような気がする。もちろん、たとえば数学の先生だったら、数Ⅰからある単元がなくなった、というような話はあるだろう。しかし、結果として、ある先生から教わることは、指導要領に関係なくきまっているのではないかと思えるのだ。
 ある科目の授業数が変わったところで、内容が変わったところで、Aという先生からはXを習い、B先生からはYを教わる。わかりにくいですか?
 もっと具体的にいえば、道徳の時間が何時間設定されるかに関係なく、A先生の教え子は道徳的に育つし、B先生の教え子はそれほどではないということ。
 総合学習の時間が設けられていない時代でも、向山学級の生徒さんは論理的思考を身につけ、思いやりをもち、生きる力を身につけていた。一方で、総合学習をやっても、いやどちらかといえばやればやるほど、生きる力など教えられなかった教師がいるはずだ。
 そういう意味では、学習指導要領がどうのこうのというのは、意味ないかもと思い始めてきた。現場の多くの先生方にとっても、ひょっとしたら「あ~あ、またか」という受け止められ方になっているのではないか。ちがうかな。
 
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2008年02月10日 | 日々のあれこれ
 先週の日曜は、雪の中楽曲研修会にでかけた。前日から明日は大雪になる、交通機関の遅れに注意とのニュースがつづいてたから、「ほおお、大雪いうたら最低でも2尺(約60㎝)は降るんやろな、10㎝や20㎝で電車遅らしたら、しばくぞ」との思いで様子をうかがい、でもどうせ騒ぐだけでほとんど降らないのであろうとたかをくくっていたが、けっこう降ったのでびびった。車で上尾に向かうのをやめ、電車にした。
 昨日も、そう何回も雪は降らないだろうと思っていたが、けっこうな降り。こんなに降る冬は珍しいが、おかげでインフルエンザも少ないのではないか。修学旅行では、インフルエンザの子が一人いるとあっというまに拡大するので、年によっては大変なことになるのだ。
 今日はいい天気になりそうだ。午前練習で「はかなき人生セレクション」通せるだろうか。応援にいけないが、ソロコンに出る川村くん(伴奏は金子くん)の健闘を祈りたい。
 
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修学旅行

2008年02月07日 | 日々のあれこれ
 もうすぐ修学旅行。昔はわくわく感があったが、今はそういう高ぶりはない。クラスの生徒が朝ちゃんと間に合ってくれるか、とものすごく心配してて時もあったが、それもない。けっしてやる気がないわけでも行きたくないわけでもなく、ふつうに仕事ですよ、という感覚。それでも、前回より、前々回よりもたしかな仕事ができると思う。これを成長と言うのか、老成というのか。円熟かな。
 授業のたびに「先生、部屋に歯ブラシはついてるんですか? バスタオルは?」「一日いくらあればいいですか?」などと聞きにくる生徒さんが初々しくかわいい。国語の質問には全然来ないのに。
 さて、放課後は連日いろんな講習や補習でメンバーがかける。旅行前に一回くらいみんなで練習できるだろうか。
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果断

2008年02月06日 | 日々のあれこれ
 『隠蔽捜査』で筋を通した竜崎は、自らの行いに納得したうえで、本庁から大森署へ左遷される。といっても、キャリアの署長なのだから、署員にとっては雲の上の存在だ。竜崎をそのように扱おうとする署員の態度に、また彼は警察という組織の不毛をみる。『果断~隠蔽捜査2~』では、異動後すぐに管内で強盗立てこもり事件がおこる。竜崎は自信をもって筋を通し、SATの突入、犯人射殺へとふみきる。それを批判するマスコミとのやりとり、一方で妻の入院が重なり、解決したはずの事件が新たな展開を見せる後半は、読み出したらやめられなかった。
 今野敏ブラボォ! なぜこの作品が直木賞の候補にならなかったのか不思議だ。 『私の男』ってほんとうにおもしろい? ま、つまらなくはなかったけど読み始めてすぐにどういう展開か見えてしまって普通だった。
 中国の天洋食品を視察してきて、問題なかったって報告しているお役人さんて阿呆なのですか? 先生は会議があるけど、ちゃんと掃除してあるか、後で点検するぞ、っていったら、普通掃除しておくよね。こんな事件があって査察に来るって言われたら、徹底的に清潔にして待ってるよね。なんのために行ったのだろう。やっぱ公僕はいないのかも。
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2008年02月05日 | 日々のあれこれ
 男なら筋を通して生きていきたいと思う。しかし、娑婆を生きるには、なかなかそうもいかないことも多く、ときに節を屈してきたこともある。ただしそれは、純粋に自分の利益を求めたというよりは、家族や自分の周りにいてくれる人たち(部員のみなさんもふくむ)に不利益がないようにしたことだ、という思いはある。
 だから、昨今の社会情勢を鑑みたとき、世の中にはこんなにも責任をとれない大人や、ずるっこい大人が多いと憤慨することがある。とくにお役人さまには … 。
 今野敏『隠蔽捜査』の主人公、竜崎伸也は警察庁のキャリア官僚である。東大以外は大学ではない、自分はエリート中のエリートだと公言する。家庭では、自分は国のために働いているのだから家庭のことは一切まかせると妻に宣言する男だ。最初は「どんだけ~」と思う。こういうやつとは友達にはなれないな、と。しかし、読み進めていくと、竜崎は国のためにはたらくという筋を通そうとしていることがわかってくる。それゆえ、組織を守り、警察の面子を守ることを第一に考えている人々とは対立する。しかし彼は役人の論理よりも、公僕としての論理を優先するのだ。
 最後まで筋を通し、責任は自分がとる、それが官僚だから、と迷い無く言い切るいう姿勢に、最後は胸があつくなる場面があった。きっとこういう方が現実にもいらっしゃるのではないかと期待する。
 
 
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