水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

おおつごもり

2008年12月31日 | 日々のあれこれ
 けっきょく机まわりの整理はかなわないまま、年賀状も完成しないまま今日を迎えている。
 部活が休みだとつい「映画でも観に行きたいなあ」という欲望を抑えきれないからだ。
 昨日は早稲田松竹まででかけ小津監督の「秋刀魚の味」を観た。
 2007年センター過去問の解説にも必要だからという理由付けは、もちろん自分のなかでできている。
 せっかくなので味噌ラーメンの有名店「えぞ菊」にも。久しぶりにラーメン食べるのに並んで待ったが、それにふさわしい満足度だった。
 なかなか整理できないのは、コンクールの審査用紙のたばを整理しようとしてつい読みふけったりするからでもある。
 数年分をまとめて読むと、自分の課題が浮き彫りになってくるとともに、毎年同じ問題をクリアしきれないままになっていることも突きつけられる。
 来年こそは、やるべきことを妥協せずにやっていきたい。
 今年D部門でいただいた審査用紙「まずチューニングしてください」の1行。
 そのときは破り捨てようかと思ったが、まさしくそれが課題なのである。
 教育的配慮のかけらもない審査用紙だとその時には思ったものの、たんに褒めていただいているよりも、よほどいいと今は思える。 何よりくやしさが持続する。
 今年もあと数時間でおわる。
 おかげさまで、いい一年を過ごさせていただいた。
 後悔といえば、昨夜Winkの復活を見遁したことぐらいか。 
 「3月、川越市民会館を満員にする」
 「8月、西関東大会への出場権を手にする」
 新年は、この二つの大きな目標に向かって、歩んでいくつもりだ。
 みなさまよいお年をお迎え下さい。
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ソロコン

2008年12月28日 | 日々のあれこれ
 昨日は年末恒例(だったかな)の部内ソロコンテスト。
 昨年はスケールをふくだけだったが、今年は「カヴァレリアルスティカーナ間奏曲」のひとフレーズを課題にした。
 みごとグランプリを獲得したのはFlの堀内くん。木管リーダーの面目躍如である。
 そして1年生の中から、新人賞としてSaxの加藤君を表彰した。入部以来もっとも長い時間吹いている1年と言っていいから、ある意味当然の結果ともいえよう。
 勉強も部活もやったもんがちである。
 カラオケもうたったもんがち、すきやきも食べたもんがち、恋も青春もやったもんがちである。
 つべこべ言うまえにやる。
 そうじゃないと人生もったいない。
 ああ、また年寄りくさいこと言ってしまった。
 今日の最後の集合でも言ったなあ。
 「来年もいい年にしよう。勿論今年もいい年だった。いろいろあったけど、とにかく生きていたから。それにまさる幸せはない。だからといって、その幸せに安住していたら、命にもうしわけないから、来年も毎日がチェンジチェンジでがんばっていこう!」
 みんな、ひきぎみに聞いててくれてありがとう。
 でもぜんぶ本心だから。
 年末恒例の大掃除をし、オペラのDVDを観て、定演の打ち合わせをし、年内の練習を打ち上げた。
 午後ひまじゃん。ということで、いつも上尾福祉センターにいく時に気になっていた「みそ伝」というラーメン屋にドライブしてみたら、美味しかった。また寄りたい。
 学校にもどり年賀状を書くスペースをつくろうと机まわりを整理しはじめたが、これが苦難の始まりだった。
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12月26日

2008年12月26日 | 日々のあれこれ
 昨日今日と最後の個別相談会がおわり、今年度のしゃべくり大会も無事終了した。相談会が適度に分散してたので、以前みたく休憩無し4時間50組相談しっぱなしのようなこともなく、本校の営業業務も年々洗練されているような気がする。
 おかげさまで、来年度も多くの新入生を迎えることができそうだ。
 あとは入学したら吹奏楽部に入りたいと言ってた子たちの健闘を祈るばかりである。
 練習の方は、昨日のオフ日を経て、みんな元気に集まってきてよかった。
 世間もすっかり年末モードだと思ったら、明日は土曜日なのですね。
 100年に一度の危機と言いながら官邸で忘年会を開いているトップの方はもうほおっておいて、粛々とやるべきことをやっていきたい、定演の曲決めや台本書きなどどんどんすすめていきたい年末である。
 
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メリクリ

2008年12月24日 | 日々のあれこれ
 すっかり年の瀬になってしまった。
 全国数十名の日誌ファンのみなさま、更新怠ってもうしわけありません。
 昨日で合宿をうちあげ、さらに今日だめおしして明日はオフ(顧問は個別相談会)。
 わたなべ先生もおっしゃっていたとおり、ここ二、三日で少し曲っぽくなってきた。
 この先どこまで音楽的に高めていけるか(なんていうと、すごいできてそうですね)、同時に基本的な奏法をどこまでちゃんと身につけられるかが喫緊の課題と言えよう。
 まあ、それにしてもカヴァレリアは美しい曲である。
 たぶん、ちゃんと演奏できたら、7小節目ですでに涙目になり、いや2小節目のハープのボロンでもう鳥肌立ちそうな予感がする。どうしよう。

 世間は厳しい年の瀬だ。毎日のように派遣社員の解雇やら、大量リストラやら、厳しいニュースが続いている。
 きのう天皇陛下が(とつぜんですが)こうおっしゃられていた。
「我が国においても、経済の悪化に伴い多くの国民が困難な状況に置かれていることを案じています。働きたい人々が働く機会を持ち得ないという事態に心が痛みます。」
 陛下のこんなお言葉をきいたら、もし自分が総理大臣だったら、もうしわけなくてひれ伏しておわびするだろう。一昔前ならハラキリもんでしょ。
 首相も大変だろうし、友達いなさそうなのもわかってきたけど、ひとつふんばっていただきたいものだ。消費税をあげる計画だけ頑張っているのはどうにも腑に落ちない。
 定額給付金いらないから、わたしの分だけでもこの年の瀬にどこかで有効活用していただけないだろうか。
 これから帰宅してあたたかい部屋でクリスマスケーキを食せることが、どれほどしあわせなことか、感謝せねばと思う。
 
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12月16日

2008年12月16日 | 日々のあれこれ
 答案返却日。
 定演2部の企画や、1・3部の曲構成を首脳陣と打ち合わせした。みんなレスポンスがいいので、明るく前にすすんでいく。
 関係各方面への調整をはかるためのものではない、クリエイティブな会議だ。
 こういう話し合いは純粋に楽しく、文化部の持ち味であろう。
 これが大学のサークルになってくると、運営上の問題を解決するための話し合いなどに時間がとられたり、実務的な部分が多くなり、さらに文化系サークルだと、どのレベルのものを目標にするサークルなのか、という根源的悩みなんかが多くなってくるから大変だ。
 高校は、練習場所も所与のものとして存在し、事務的なことは顧問がやるから、純粋に部活動の内容ができる。
 う~ん、やはりめぐまれているなあ、高校生は。
 ときどき、君たちは勉強と部活だけやっていればいいのだ、と話す。
 「え~」という顔をする子もいるけど、ほんとにそうやって生きていっていいのだから、ていうかかえってそれがほめられたりまでするのだから、高校生は幸せだ。
 しかし、それがいかに幸せであるかに気づくのは難しい。
 自分も、昔はわからなかった。今のうちの部員達の方が、昔の自分よりははるかにおりこうだ。
 
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12月15日

2008年12月15日 | 日々のあれこれ
 試験との関係で今日はオフ。
 冬期講習もお休みなので、部員達は久しぶりに登校しない日というのを体験した。いい休息になっただろうか。
 私も余裕をもって、たまっていた仕事をわりとさくさくと片付けられた。
 試験関係の処理や、「漢文スーパー単語集」の完成と印刷、机の整理、あと、えーと … 。そうか、これくらいしかやってないか。
 朝のうちは、もっといろいろ進む予定だったのだが … 。
 明日からまた、カヴァレリアや定演の準備をがつがつやっていきたい。
 
 

 
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校内アンサンブル発表会

2008年12月14日 | 日々のあれこれ
 たくさんのご家族の方にご来場いただいたおかげで、盛大に行うことができました。
 みなさま、ありがとうございました。

 昨日、おとといはどのチームも指導していないので、正直不安もあったが、おわってみての感想。
 みんな本番力はある。ていうか、できるならもっと早くから取り組めといいたい。そしたらもっとうまくなれるのに。
 なんにせよ、本番というのは一番力をつけるのだとあらためて思う。
 上手な学校は毎週のように依頼演奏をやっている時期もあるから、一体いつ練習するんだろと思うときがあるけど、そうやって忙しく過ごしているからこそどんどん上手くなるのだろう。
 時間があるから、なんでもできるというものでもない。
 時間がないからこそ、できるという面もあるのだ。
 スピード感の問題だな。
 「急ぎの仕事は忙しい人に頼め」の原則もそういうことだろう。
 
 
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読んだ本

2008年12月12日 | 日々のあれこれ
 読んだ本ベスト3を詳述しようと思ったが、そのラインナップは、1位『ゴールデンスランバー』、2位『告白』、3位『ジョーカーゲーム』である。
 これでは、本屋さんで売っている「今年のミステリーベスト10」とまったく変わりがない。国語の先生がこれでいいのか! もっと文学ぽい本を読まなくていいのか! 教育書は読まないのか! というお叱りの声は別に聞こえない。
 でも、あまりにありきたりなので、マンガのベスト3。
 小玉ユキ『坂道のアポロン』、吉田秋生『海街ダイアリー2』、よしながふみ『きのうなに食べた?』です。
 これも、ありきたりすぎるけど、絶対はずれのない作品ですので紹介しました。
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ベスト10

2008年12月11日 | 日々のあれこれ
 ちまたでは、今年のベスト10ばやりである。
 ネット上でも、きっと莫大な数のブログで、今年のベスト10的なことがかかれているのであろう。
 それらには、純粋に自分の嗜好や感動を人に伝えたいという思いと、こういう作品を評価できるオレってすごいだろ的なものと2種類あるような気がする。
 では、その流れにのって、純粋に今年感動した演奏ベスト3を発表します。
 ドラムロールなどは、お読みの方各自でおねがいします。 
1位、精華女子高校「フェスティバルバリエーション」@普門館
 全国大会での演奏。これは、全国の吹奏楽ファンがあちことで語っていることであろう。あの場にいられたことを幸せに思う。古今亭志ん朝師匠の最後の池袋演芸場にいあわせたこととおなじくらい、人生の宝物。
2位、三郷北高校「ハイランド賛歌」@さいたま市文化センター
 地区大会でステージ係をしながら舞台袖で泣いた。演奏後、思わず今まで話したこともなかった鈴木先生に「感動しました」と声をかけた。
3位、前川清ショー@新宿コマ劇場
 プロの歌力(「うたぢから」と読んでみてください)をこれでもかとみせつけられた。ほぼ満員の会場のすみずみにまで、歌声が届く。音響ももちろんいいのだけど、そういう物理的な条件ではない何かをほんとうのプロの歌い手さんはもっているのだなと感じた日である。
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川越市吹奏楽連盟

2008年12月10日 | 日々のあれこれ
 練習のあと、川越市吹奏楽連盟の会合に参加。
 連盟の理事なのである。理事というとすごい偉そうだが、実質は運営委員、いや係かな。年明けの技術講習会や合同演奏会の話し合い。
 こういうふうにしていきましょうか、念のためにあの先生に話を通しておきましょうか、去年はこうだったので今年もこの線にします? という感じの日本的会議。
 もう少し上の方の会議、たとえば埼玉県の吹連レベルでも、基本は同じことだと思う。
 民間の会社でどんな会議が行われているのかは知らないが、「会議はこのようにすべきだ」的な本を読むと、大きな会社ほど前近代的な会議が行われているであろうことは予想できる。
 これを、効率がわるいと批判することは簡単だが、日本人はこうやって共同体の確認作業をおこなってきたのだ。
 水バを出さねばならなかったので、会議を19;00でぬけさせてもらって学校にもどる。部員を送り、娘のお迎えをしてから、ガソリンを入れに行く。
 ハイオクだけど、ハイオクだけど、ずいぶん入れやすくなった。
 春は苦しかった。
 やっと待ちに待った買い物の時間。
 前夜テレビで聞いた「羞恥心」の新しいCDをゲットしようと朝から思っていた。
 ところが川越ルミネの新星堂に行くも、売り切れと言われた。
 くそ、朝のうちにアマゾンで注文しておけば、夜には届いたのに、と思う。
 でも、自分で買ってそのまま車の中できくのがまた楽しいと思ったし、まさかそんなに売れているとは思わなかった。
 しばし3Fのブックファーストをうろうろし、『本の雑誌』の新年号などを購入するも、やはりどうしてもほしくなって、川越から帰途につき、自宅の前を通り越して、生協の上のツタヤにいく。
 そこでいながき君と邂逅したのち、無事手に入れることができた。
 聴きたかったのは「弱虫サンタ」ではなく、カップリングの「何もかも君だった」というバラード。
 苦労して(それほどでもないか)手に入れただけの価値はある。ちょっと尾崎豊っぽくて、絶叫もできそうで、たまらなく持ちネタにしたいと思えるいい曲だった。いつ歌えるかな。
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