折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

季節は移り、二十四節気の芒種に入りました。

2009年06月05日 00時11分17秒 | 芒種
                   □ L.D.ブレスウェイト
           (L.D.Braithwaite/S/1988/D.Austin/England)
               雨の夕方、鮮やかに開花しました。
                      二番花です。

◇ 昨日、今日と、うっとうしい空です。
  梅雨入りはまだ先のようですが、梅雨空を思い出してしまいます。
  雨の中をバラの二番花が咲き始めました。
  晩春、ゴールデン・ウィークを過ぎた頃の一番花とは、少し趣が違います。

     
               □  ザ・ダーク・レディ
         (The Dark Lady/S/1991/D.Austin/England)
       一番花の深く沈むような濃い赤とは「別のバラ」のよう。

◇ その違いをひとくくりは言えませんが、一目見た感じが、違うのです。
  六月、気温、日照時間、一番花の後の新しいシュート、それは大きな違い!?
  環境の変化を敏感に反映する、それが二番花の一番の特徴かもしれません。
  高望みなく、ゆとりを持って見られる、咲いてくれるだけでいいのです。

     
               □ ワイルド・エドリック
          (Wild Edric/S/2006/D.Austin/England)
       マゼンタ・ピンクの濃淡を楽しむことができるでしょう。

◇ この頃は、同じ品種のバラの花を、あまり比較しすぎるのもどうかと…。
  四年目のシーズンで、やっと気がついて、ふと「開放感」に浸ります。
  病害虫の被害等々で、咲くことのできない蕾の、何と多いことか。
  それを思うと、少なくとも庭のバラで見比べるのは失礼なのかもしれません。
     
     
                  □ ノック・アウト
           (Knock Out/F/1999/J.W.Radler/USA)

     
          □ この株は、まだまだ一番花が続きます。
         右手前の若いシュートの蕾、それが二番花に…。   

     
                □ ドミニク・ロワゾー
        (Dominiqu Loiseau/S/2003/Delbard/France)
               ずっと一番花が続きます。

     
         □ 開花直前の淡いピンクにも目を奪われます。

     
           □ 雨に濡れて、こんなにうなだれて、
             クリスマズローズにも似た佇まい。

     
         □ ほのかなピンク、黄昏のようなやわらかさ。

◇ バラは「自分自身」の「美しさ」の度合いなんて、おそらく知らないでしょう。
  人間の目に美しく見えるという理由だけで、あっちがこっちがって…変です。
  品評会のバラでもなし、自分の選んだバラだから全部美しい、当然の話。
  「美しさ≒好み」自分ちの庭のバラの世界は、そんな「数式」単純なのです。

     
                □ クレア・オースチン
         (Claire Austin/S/2007/D.Austin/England)
            初めての開花、ようやく始まりました。


     
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする