折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

明日に架ける薔薇

2009年06月20日 22時59分50秒 | 芒種
                  □ ドミニク・ロワゾー
           (Dominique Loiseau/S/2003/Delbard/France)
             大好きなクチナシにも通じる趣き、二番花。

◇ 一ケ月前は当然のように、庭を埋め尽くすように咲いていた薔薇。
  この頃はポツリポツリとでも、取りあえず明日へと咲きつないで。
  朝の薔薇が、とても爽やかに感じられる季節。
  このところの空梅雨、連日むしむしする真夏日に、薔薇は心の清涼剤。

     
                  □ ヘリテージ
           (Heritage/S/1984/D.Austin/England)
           朝日を浴びて、この時刻はまだ涼しげ。

     
                □ グラミス・キャッスル
         (Glamis Castle/S/1992/D.Austin/England)
            一番花が極端に少なく、心配しました。
          剪定後の二番花で、妖艶な彩りを楽しめます。

       
                 □ パット・オースチン
           (Pat Austin/S/1995/D.Austin/England)
               グラミス・キャッスルの斜め横。
            朝日には、オレンジ色が一段と映えます。

◇ 二番花をつける品種は限られても、それぞれにまるで意思があるかのよう。
  梅雨の季節の緑深まる庭の中、思い思いのスタイルで美を競うでもなく。
  豪華に薔薇の咲き誇る光景は、永遠の憧れ、ため息混じり。
  遠慮がちに「お茶をどうぞ」そんな一輪、数輪は、手に届きそうな憧れです。

     
              □ クイーン・オブ・スウェーデン
        (Queen of Sweden/S/2004/D.Austin/England)
          生育旺盛で直立性の薔薇、二番花もうすぐ。

     
                 □ L.D.ブレスウェイト
         (L.D.Braithwaite/S/1988/D.Austin/England)
      生育旺盛さでは負けていない、典型的なシュラブ・ローズ。

     
               □ ジュード・ジ・オブスキュア
        (Jude the Obscure/S/1995/D.Austin/England)
         生育旺盛で、横張性がやや強いシュラブです。
             山吹色とでもいうのでしょうか。
               枇杷の実の色みたいで、
              この季節によく似合います。
コメント
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