折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

望外のクレマチス ~ 寒露 ~

2009年10月08日 21時30分01秒 | 寒露
            □ クレマチス・パテンス系ドクター・ラッペル
               (Clematis patens 'Doctor Ruppel')
                 強風で姿がやや崩れています。

◇ 今日は、暦の上では二十四節気の一つ「寒露」
  露が冷たく凍りそうになる頃の意味だとか。
  額面どおりに受け取ると、季節感にかなりのズレを感じてしまいます。
  長雨が終わり、コオロギも鳴き止み、菊の花が咲き始める頃のようですが…。

     
             □ フラウ・カール・ドルシュキ
       (Frau Karl Druschki HP 1901 P.Lambert Germany)
            返り咲きのオールド・ローズです。
            バサバサと音のしそうな大輪です。 

  
  (una poesia di oggi)

      鳰ひとつ 寒露の水輪置きにけり      和田祥子

           鳰 にお カイツブリという名の水鳥

◇ 台風一過の庭では、バラの花がかなり痛めつけられていました。
  明け方の吹き戻しの強い風、その影響でちぎれてしまったようです。
  そんな中で、一輪のクレマチスが返り咲いているのに気がつきました。
  うちの庭の秋にクレマチスは無縁、そんな思い込みを吹き飛ばされた朝でした。

     
          □ クレマチス「ドクター・ラッペル」は
            ジュビリー・セレブレーション(ER)との寄せ植え。
            返り咲きには、もう少し日にちがかかりそう。
            プロフィールに使っているバラ(←)です。

  
  (una poesia di oggi) 

    野分のまたの日こそ、いみじうあはれにをかしけれ。
    立蔀、透垣などのみだれたるに、前裁どもいと心くるしげなり。

                           (清少納言 枕草子)
  
      野分 のわき 台風。野の草を吹いて分けるという意味。
      またの日   翌日。
      
      庭に立てた「つい立」や「格子」みたいなものがめちゃめちゃで、
      見るのもつらい、そんな意味だと思います。
    
コメント (4)
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