折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

紫陽花と薔薇の日々

2009年06月13日 23時15分45秒 | 芒種
         □ 少しずつ濃い色に染まる紫陽花、梅雨の晴れ間。

◇ 子どもの頃に制作された映画に「酒とバラの日々」がありました。
                     (Days of Wine and Roses/1962)
  この映画をテレビで見たのは、当然大人になってから。
  ジャック・レモン(1925-2001)に、リー・レミック(1935-91)が共演。
  アルコール依存症から這い上がる夫婦愛、テーマ音楽も愛情あふれる名曲。

     
               □ ドミニク・ロワゾー
        (Dominiqu Loiseau/S/2003/Delbard/France)
        昨日開花が始まって、今日の夕方の様子です。
               庭のほんのり夕焼け色。

◇ こちらは打って変わって、庭は紫陽花と薔薇の花がポツポツ。。。
  花盛りとはいかなくても、こうして細く長く咲いてくれる花たちに乾杯…。
  紫陽花は、花芽の位置に、これから彩りを増していきます。
  薔薇の花、こちらは二番花が、遠慮がちに咲いていきます。

     
      □ 昨秋の強剪定の結果、花数は当然少ないようです。

     
           □ 青に白、私の夏は青菜に塩。。。

◇ ゆったりと時間が流れていくような土曜日の昼下がり。
  風があまりなく、蒸し暑さが勝っているような庭で、黙々と液肥遣り。
  明日の朝は自治会の一斉清掃、それを夕方に振替えて袋一杯済ませました。

             
        □ 東側の庭を目線の高さくらいで、南側から。
              手前に「パット・オースチン」
              向こうに「L.D.ブレスウェイト」
              やや暑苦しいアングルでした。

     
            □ バラ「グラミス・キャッスル」に、
              別の花が咲いたような錯覚…。

     
            □ 足元は、涼しげな「カンパニュラ」

     
              □ アザミの季節も後半に…。
  
◇ 紫陽花も、セイヨウアジサイのアナベルが、ようやく色づき始めました。
  昨年の今頃、大阪伊丹空港で見かけた、麗しくも清楚な佇まい。
  さっそく鉢植えを楽しんで、昨秋地植えにしました、期待しています。

     
            □ セイヨウアジサイ「アナベル」
           ところどころ、女郎花が顔を出してます。

     
               □ レディ・オブ・メギンチ
        (Lady of Megginch/S/2006/D.Austin/England)
          「期待」という言葉の連想、たとえば「明日」
          その明日には、おそらく開花するでしょう。

     
       □ エヴリン(Evelyn/S/1991/D.Austin/England)
         この時季特有「期待」の「来年用」のシュート。
              とにかく、瑞々しいのです。
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バラ、二番花、蕾も開花も。

2009年06月12日 23時28分35秒 | 芒種
                □ レディ・オブ・メギンチ
          (Lady of Megginch/S/2006/D.Austin/England)
              二番花がそろそろほころび始めて、
             深いローズピンクの花にまた会えます。

◇ 週明け月曜日は、前日の疲れが残る気だるさで始まりました。
  月曜日の仕事終りの帰り際、あと4日で休みか、そうつぶやきました。
  梅雨空のように鬱陶しくて、長く感じるウィークデー。
  過ぎてみれば一週間もあっさりと週末、何かとせわしい土日となるでしょう。

     
                □ クレア・オースチン
          (Clair Austin/S/2007/D.Austin/England)
        毎回で恐縮ですが、鉢植えの広がり、こんな風です。
               四輪ほど、開花しています。

◇ 午後からパソコンのシステム移行のサポートをしながら、ふとカレンダーに。
  6月は祝日がない…土日祝日関係ない主婦の方々には思うだけで叱られそう。

    私  「あれっ!? 22日って、父の日の振替休日じゃないのっ!!??」
    パソコンの利用者(2児のママ) 「ふっ!?」

     
      □ クレア・オースチンも上品な香り、表現できません。

◇ 「母の日」を5月の第2月曜日に、せめて「父の日」を6月第3月曜日の祝日に。
  「さもしい」なんて、総理、あんたに言われたくないと思った「定額給付金」
  「ETC」の補助金、エコカーへの助成金等々…全ぇん部ツケは将来の増税に。
  そんなことなら「父の日」を祝日にして「父が家庭サービスに勤しむ日」に。

     
                □ L.D.ブレスウェイト
         (L.D.Braithwaite/S/1988/D.Austin/England)
         これから真紅の二番花が咲き誇ることでしょう。
           黄色いしべのアクセントが印象的です。
           今シーズンの生長著しい株の一つです。

◇ 祝日一つ増やすくらい、衆参両院で全会一致間違いなし、いや間違えて可決。
  8月もお盆の前後賞を祝日にしたら、これも税金を使わずに経済浮揚効果あり。
  こんな簡単なことを、政治家はどうしてしないのでしょう…。
  バラの開花が減ってぼんやり水遣りをしながら、週末の疲れがドッと出ました

     
               □ ドミニク・ロワゾー
        (Dominiqu Loiseau/S/2003/Delbard/France)
        咲きかけの、淡いピンクがかった白い花を見ながら、
        もうすぐ夕焼けのきれいな季節に入ると思いました。

     
      □ その二番花の蕾、全部咲いたらすごいでしょう。。。
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バラ、日々の移り変わりの中で ~ 美しいと感じる心 ~

2009年06月11日 22時00分50秒 | 芒種

                 □ パット・オースチン
            (Pat Austin/S/1995/D.Austin/England)
             二番花の開花、余裕を持って見られます。

◇ 当地は、日中真夏日となりました。
  梅雨入りしていきなりの最高気温30度とは、夏模様そのもの。
  朝は蕾のままのバラも、これで一気に開花したのかもしれません。
  明るいうちの帰宅にはなりませんでしたので、朝のバラの花の様子を…。

     
              □ ジュード・ジ・オブスキュア
        (Jude The Obscure/S/1995/D.Austin/England)
        二番花は一番花に比べて、花びらが濃く見えます。
         やや食害の跡が見えるのも、この時季ならでは。

     
                □ クレア・オースチン
          (Clair Austin/S/2007/D.Austin/England)
          一番花、遅れてきても日替わりで咲いてます。

     
          □ どこまでも清々しい、心和む中輪です。

     
               □ グラミス・キャッスル
         (Glamis Castle/S/1992/D.Austin/England)
            パット・オースチンの向こうに二番花。

◇ 最近、活字を追う速さ、つまり読書スピードが遅くなりました。
  読みたい本は次々に出てきても、週一冊のペースさえ遠い昔の話。
  活字を追う以上は、イマジネーション豊かな心、柔軟な頭を持ちたいですし、
  美しいものを美しいと思う、そんな感性を失わないようにしたいものです。

             
        □ 花のテキストはほとんど見なくなりました。
            止め処なくほしくなりますから…。 
          一昨年「バラの誕生」を購入、昨年の購読。
          先日「森と庭園の英国史」を購入、読みます。

     

     
     □ 紫陽花もクレマチスも、個性的な佇まいでは譲りません。

     
               □ ほのかな水色も…。

     
           □ 彩りを増す薄紅色も、梅雨空の下、
             バラと同様、日々移り変わります。

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バラ、花と音楽、花の色と音色の楽しみ

2009年06月10日 23時36分27秒 | 芒種
                 □ アンブリッジ・ローズ
           (Ambridge Rose/S/1990/D.Austin/England)

◇ 今日は、心の中で「バラ色の人生」と感じている花の色のバラが咲きました。
  書き出しは、国語の文法として大丈夫なんでしょうか…。
  いつの間にか、バラは人生の一部分に彩りを添えるようになりました。
  そして、バラよりもずっとずっと深く長い付き合いが「音楽」です。

     
         □ 一番花から約一ケ月、雨の中の二番花です。

◇ 縦文字もアルファベットのも、古いも新しいも、歌はそれなりに好きです。
  それに匹敵するくらいに大好きなのが「クラシック音楽」の観賞。
  クラシック・ファンも知らないマニアックな曲ではなくて音楽の教科書程度。
  一人のときに一番落ち着ける、その一つが音楽を聴いているときなのです。

     
               □ クレア・オースチン
         (Clair Austin/S/2007/D.Austin/England)
          雨の中でも、蕾が次々と咲きあがります。

◇ 最も楽しみなのが、元日のウィーン・フィルのニュー・イヤー・コンサート。
  もう25年くらいは、衛星中継をビデオ(最近はDVD)に録画しています。
  ヨハン・シュトラウスのワルツ・ポルカを始め、珠玉の名曲がずらり
  しかも毎回世界的な指揮者を迎えて、最高峰のライブ演奏が堪能できます。

     
               □ パット・オースチン
          (Pat Austin/S/1995/D.Austin/England)
           この色がニュー・イヤー・コンサートと
              つながるようになりました。

     
    □ 2002年1月1日のウィーン・フィル、ニュー・イヤー・コンサート

     
            □ 指揮は、小澤征爾さんです。 

     
    □ 切り花は、イタリアのサンレーモ(Sanremo)から届けられます。

     
      □ 2003年の指揮は、ニコラス・アーノンクールさん。

     
     □ 今年、2009年の指揮は、ダニエル・バレンボイムルさん。

◇ 「音楽」とはいいながら「音+α」の楽しみ方があることに気づかされます。
  それはステージ特有の、演奏者と聴衆の歓喜と幸せに満ちた一体感(乗り)。
  そして、なにより演奏会場を飾る、美しさこの上ない花、花、花…。
  近年は、楽団員の中にちらほら「華」が…文字通り華を添えています。

     
        □ ヨハン・シュトラウス、ワルツ「南国のばら」
           (ローゼン アウス デム ズィーデン、ヴァルツァー)
       今年は、大好きな円舞曲で始まったようなものです。

     
                           (Charlotte Balzereit)
            □ ハープ      2002年1月1日

     
                            (Ursula Plaichinger)
            □ ヴィオラ     2003年1月1日

     
            □ チェロ      2009年1月1日

     
                             (Albena Danailova)
            □ 第1ヴァイオリン 2009年1月1日

     
                              (2009年1月1日)
       □ コンサートマスターは、ライナー・キュッヒルさん。
              私より二歳年上、若いですね。




     
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「梅雨入りしたとみられる」そうです。

2009年06月09日 23時18分50秒 | 芒種
                  □ 紫陽花もぼちぼち。。。

◇ 天気予報は確率とわかっていても、公的に「逃げ場」のある責任のない世界?
  最初から「姑息」とも取られかねない「梅雨入りしたとみられる」なんて…。
  予報が100%当たると思いませんし、梅雨入りって済んだ事実の一表現では?
  「梅雨」って、この季節の「日本付近の気圧配置」のことのはずでしょう。

     
      □ 庭の紫陽花は、あくまでもゆっくりと色づいています。

◇ どこまでも灰色は空だけで十分、予報・宣言の類いに灰色は一掃して下さい。
  「梅雨前線に伴う雨がご覧のように降って、いま六月だから梅雨入りです」
  気象予報士の山本志織さんが言わずとも、万人が納得されるでしょう。
  表現の「正確性」を期すと逃げ腰に見える、気象学って不思議な「科学」です。

     
   □ メドウセージ、てっぺんの濃い部分は、雛鳥のくちばしのよう…。 

     
                  □ ………。

◇ こんな些細なことを「言いたくもなる」私もなんですが、トシのせいかも。
  往生際が悪い、口を開けば言い訳ばかり、自分に優しく他人に厳しい…嫌い。
  そういう性分なので、天気予報・気象情報も「言い訳」めいたのはどうも…。
  くどいのも大嫌いですので、これくらいで切り上げましょう。

     
      □ アイスバーグ(Iceberg/F/1958/R.Kordes/Germany)
             さしもの勢いもそろそろお仕舞い。
           この際、ウドンコ病は「愛嬌」ということで。

     
                □ レディ・ヒリンドン
      (Lady Hillingdon/T/1910/Lowe & Showyer/England)
         この時季、あっという間の開花、二番花です。

     
                □ クレア・オースチン
          (Clair Austin/S/2007/D.Austin/England)
             しばらくじっと見入ってしまいます。

◇ まあ、つぶやきながらも、一度切りの今年のこの時季のバラを楽しみます。
  考えてみれば、バラの返り咲き性、これほど貴いものはありません。
  一方で一季咲きのバラ、映画「みじかくも美しく燃え」の儚さ、美の極致です。
  どこまでもバラに憧れるのなら、自分なりに感性を磨く必要がありそうです。

     
                               2009年6月8日
    □ マリア・カラス (Maria Callas/HT/1965/Meilland/France)

     
                               2009年6月9日
          □ ふくよかな「半剣弁高芯咲き」だそうです。
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いつもと変わらぬ、六月の一日

2009年06月08日 23時55分22秒 | 芒種
         □ 私の席からは、赤いバラが目に飛び込んできます。
           東側、日照時間4~5時間程度のところです。

◇ 雲は多くても、紫外線の強そうな日差しの一日でした。

      

      
      □ いずれも「水無月」ならではの彩り!? 我田引水です。。。

◇ 六月は早くも第二週に入りましたが、バラの二番花の蕾にも目が行きます。

     
                □ パット・オースチン
          (Pat Austin/S/1995/D.Austin/England)
              二番花、育種家の奥さんの名前。
               もうすぐ開花になるでしょう。
            二月から三月にかけての新芽の生長が、
            庭で一番早かった株、三シーズン目です。

     
                □ クレア・オースチン
          (Clair Austin/S/2007/D.Austin/England)
             一番花、育種家の娘さんの名前。
             明日以降の開花が楽しみですが、
             午後は雨が降りやすくなるとの予報。

◇ 普段通りの週明けの月曜日、ややお疲れ気味でも、あと4日の出勤でお休み。

     
      □ 山紫陽花。一つの株で花の色がこんなに違います。

     
    □ いずれ劣らぬ、地に付いたというか、落ち着きの彩りです。

◇ それでもどこか別格の一日、今日息子が入籍しました。

     
         □ どなたか、おっしゃってましたが…。
           バラに「のぼせている」間に、あ~ららっ♪
           ほふく性のペチュニアが咲きだしました。

     
           □ こちらは「今年」の苗、二品種。
             一重の花は「サフィニア・ブーケ」

     
          □ 枝垂れている方は、「昨年」の苗。
            半耐寒性ですが、冬を越しました。
             「ブリエッタ・ライム・八重」(!?)

  ※ 今夜こそは皆さんのブログにお邪魔しようと思ってましたが、
    夕食時のコップ一杯のビールで食後に寝入ってしまいました。
    なさけないの一言です、すみません…。

  
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バラ、紅色と白色 ~ 梅雨入り間近 ~

2009年06月07日 23時10分23秒 | 芒種
                  □ ザ・ダーク・レディ
           (The Dark Lady/S/1991/D.Austin/England)
               黄道十二宮では、現在「ふたご座」
               バラにも「星座」があるみたいです…。

◇ バラの彩りが急速に消えてしまって、そこで知りました、梅雨入りもう間近。

     
                 □ マリア・カラス
         (Maria Callas/HT/1965/Meilland/France)

◇ この時季をねらったのではないでしょうが、爽やかな風になじむ紅色、白色。

     
                □ L.D.ブレスウェイト
         (L.D.Braithwaite/S/1988/D.Austin/England)
         これは二番花、確か一番花も早かったような…。

     
                □ クレア・オースチン
          (Clair Austin/S/2007/D.Austin/England)
                私の中では「完璧」です。 

◇ いつになく、バラの紅い色が狭い庭で賑っています。

     
             □ 薔薇ほどではないですが、
               紫陽花も庭のあちこちに…。

     
       □ 真紅のイングリッシュ・ローズの二番花の向こう、
         セイヨウアジサイ「アナベル」がスタンバイです。

     
          □ 大きな紫陽花も色づいて来ました。

◇ バラの一番花が終りを迎え、バラ以外の庭の「彩り」にハッと気づきました。

     
             □ カンパニュラ「メイ・ホワイト」
            これも季節を感じる、愛らしい花です。


  【追記】 バラの蕾が食害を受けてないか、毎日ササーッと見て回ります。

      
        □ この時季、毎日見かける「ヨトウムシ」の幼虫。
          指先に一匹、向こうの右から二本目の蕾の茎にも…。
          「ジュード・ジ・オブスキュア」(ER)の二番花です。
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バラ、雨上がりの土曜日の風に。

2009年06月06日 22時28分19秒 | 芒種
                  □ クレア・オースチン
            (Clair Austin/S/2007/D.Austin/England)
             クリーム色がかって、エレガントなバラ。
               魅力あふれる「好み」の花です。

◇ 金曜日の午後から雨は上がり、今日は晴れて気温も上がりました(27℃)。
  日陰では、強い風が半袖の腕にに冷たく感じるような、六月最初の週末です。
  庭のバラはほとんど一番花が終り、少しずつ二番花の登場といったところ。
  陽気で華やかな一番花のパレードの後、静かで落ち着いた二番花を待ちます。

     
                           (2009年6月5日夕方)
          □ 一番花、それも初咲き、昨日雨の中を。

     
          □ もう一輪、明日の朝に支柱を立てます。

◇ 「静かで落ち着いた」というのは、一番花を楽しんだ後の気持ちの余裕。
  二番花は二番花で、それなりに華やかさも兼ね備えているのは当然です。
  それでも六月の二番花は、季節を映してか、静かに悠然と咲き始めます。
  一番二番は、同系色の花の品種の違い程ではないだけに、味わいがあります。

     
                 □ ドミニク・ロワゾー
         (Dominiqu Loiseau/S/2003/Delbard/France)
           かすかにピンク色した花びらの白いバラ。
           しべの黄色が愛らしくて、大好きです。

     
                           (2009年6月5日夕方)
             □ フローランス・ドゥラートル
        (Florence Delattre/S/1997/Guillot/France)
           うちの庭では、格調さえ感じるバラ。
          長く楽しめた一番花も、これでお仕舞い。

     
      □ 大鉢にクレマチスと寄せ植えの紫陽花、爽やかです。

◇ バラの大方の一番花が、思い返せばあっという間に過ぎ去ったようです。
  この一月から二月の上旬にかけて、植え付け、植え替え、寒肥え遣り…。
  それぞれのバラに期待、夢、憧れ…すべてのバラに花咲いてほしい。
  すべてのバラが咲いたわけではありませんが、期待どおりの一番花でした。

     
                           (2009年6月5日夕方)
                □ ジャック・カルティエ
       (Jacques Cartier/P/1868/Moreau-Robert/France)       
         「押しくらまんじゅう咲き」…と言う訳ありません。
          咲き方もポートランド系オールド・ローズの魅力。
            上品な香りは、庭で一、二を争います。

     
               □ ワイルド・エドリック
          (Wild Edric/S/2006/D.Austin/England)
           マゼンタ・ピンクの花は、早くも二番花。
            蕾の間に、若干雨に傷んだようです。

◇ そして早いものは二番花を付ける季節に、ようやく遅れてきた一番花。
  待ち望んだ期待のバラ、花が遅すぎて心配したバラ、それぞれに思いを重ねて。
  やや疲れ気味の身体に一番の薬、時節のバラの花がリズムを作ってくれます。
  明日は日曜日、いつもの液肥を施す午後、合わせてゆったりと花殻摘みも…。

     
                 □ マリア・カラス
         (Maria Callas/HT/1965/Meilland/France)
               理由がよくわかりませんが、
                 ようやく一番花の蕾。

     
      □ 向こうは、庭で一番勢いのあるバラ「ノック・アウト」

     
          □ 紫陽花「夢花火」 季節を彩ります。
             山野草の達人にいただきました。
  
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季節は移り、二十四節気の芒種に入りました。

2009年06月05日 00時11分17秒 | 芒種
                   □ L.D.ブレスウェイト
           (L.D.Braithwaite/S/1988/D.Austin/England)
               雨の夕方、鮮やかに開花しました。
                      二番花です。

◇ 昨日、今日と、うっとうしい空です。
  梅雨入りはまだ先のようですが、梅雨空を思い出してしまいます。
  雨の中をバラの二番花が咲き始めました。
  晩春、ゴールデン・ウィークを過ぎた頃の一番花とは、少し趣が違います。

     
               □  ザ・ダーク・レディ
         (The Dark Lady/S/1991/D.Austin/England)
       一番花の深く沈むような濃い赤とは「別のバラ」のよう。

◇ その違いをひとくくりは言えませんが、一目見た感じが、違うのです。
  六月、気温、日照時間、一番花の後の新しいシュート、それは大きな違い!?
  環境の変化を敏感に反映する、それが二番花の一番の特徴かもしれません。
  高望みなく、ゆとりを持って見られる、咲いてくれるだけでいいのです。

     
               □ ワイルド・エドリック
          (Wild Edric/S/2006/D.Austin/England)
       マゼンタ・ピンクの濃淡を楽しむことができるでしょう。

◇ この頃は、同じ品種のバラの花を、あまり比較しすぎるのもどうかと…。
  四年目のシーズンで、やっと気がついて、ふと「開放感」に浸ります。
  病害虫の被害等々で、咲くことのできない蕾の、何と多いことか。
  それを思うと、少なくとも庭のバラで見比べるのは失礼なのかもしれません。
     
     
                  □ ノック・アウト
           (Knock Out/F/1999/J.W.Radler/USA)

     
          □ この株は、まだまだ一番花が続きます。
         右手前の若いシュートの蕾、それが二番花に…。   

     
                □ ドミニク・ロワゾー
        (Dominiqu Loiseau/S/2003/Delbard/France)
               ずっと一番花が続きます。

     
         □ 開花直前の淡いピンクにも目を奪われます。

     
           □ 雨に濡れて、こんなにうなだれて、
             クリスマズローズにも似た佇まい。

     
         □ ほのかなピンク、黄昏のようなやわらかさ。

◇ バラは「自分自身」の「美しさ」の度合いなんて、おそらく知らないでしょう。
  人間の目に美しく見えるという理由だけで、あっちがこっちがって…変です。
  品評会のバラでもなし、自分の選んだバラだから全部美しい、当然の話。
  「美しさ≒好み」自分ちの庭のバラの世界は、そんな「数式」単純なのです。

     
                □ クレア・オースチン
         (Claire Austin/S/2007/D.Austin/England)
            初めての開花、ようやく始まりました。


     
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六月に ~ 三粒の赤い実とバラの蕾 ~

2009年06月01日 22時29分05秒 | 小満
                □ ジュンベリー(Juneberry)
                  実がなっているのが不思議に思えます。
                  花は数輪しか咲きませんでした。

◇ 今日から六月、気温が高くなってきました。
  まだまだ大陸からの高気圧の勢力が強く、戸外は乾燥して爽やかな風。
  これもいつまで持つのやら、いやな熱帯夜、真夏日がもうすぐ控えてます。
  その前に、バラがそろそろ二番花をつける頃だと思います。

     
                □ L.D.ブレスウェイト
         (L.D.Braithwaite/S/1988/D.Austin/England)

             おさらいです。
             不要な方は、ここは飛ばして下さい。

             見えにくいかもしれませんが…指先。
             一番花の終わった茎(シュート)を、
             どこか五枚葉の上で剪定します。

             その五枚葉の付けねから新芽が伸びて、
             やがてその頂点に花を咲かせます。
             この花を通常「二番花」と呼びます。

          (指が太いのではなくて、シュートが細いのです)

     
                □ ザ・ダーク・レディ
         (The Dark Lady/S/1991/D.Austin/England)
            二番花の蕾です(2009年5月31日)。

     
             □ ジュード・ジ・オブスキュア
        (Jude The Obscure/S/1995/D.Austin/England)
           生育旺盛なイングリッシュ・ローズです。
         向こうの新芽の先に、たくさんの蕾がついてます。

◇ 月めくりカレンダーは一枚変わっても、庭はそれに連動して変化はしません。
  バラも、昨日の様子も今日も、そうそう違いはなさそうです。
  シェイクスピアに因む、イングリッシュ・ローズが幸せそうに咲いています。
  バラに魅せられた心に、イングリッシュ・ローズは優しく共鳴するのです。

     
           □ クラウン・プリンセス・マルガリータ
      (Crown Princess Margarela/S/1999/D.Austin/England)
           いつもよりも小振りで、くしゃくしゃの顔。
           それもまた愛らしい、一番花の最終です。

◇ そのうち、期待のバラは、一番花の最後の方に控えていました。
  フォールスタッフにクレア・オースチン、いずれもイングリッシュ・ローズ。
  私の選定理由は、花の色や姿が第一ですが、名前の由来もそうです。
  名前を見ると、育種家の自信作かどうか、わかるような気がしませんか?

     
         □ 「スパティフィラム」次々に咲いています。
      (サトイモ科スパティフィラム属の非耐寒性常緑多年草)
              その左上、窓の外の紅い点…。

     
                □ フォールスタッフ
           (Falstaff/S/1999/D. Austin/England)

     
      □ 「ウィリアム・シェイクスピア2000」と比較したら、
        赤紫色はほとんど同じで、花びらに触れると違いが…。
         「フォールスタッフ」の方が、やや堅い感じです。
        引き締まった印象を受けるのも、そんなせいでしょう。
  
    
        □ わかりづらいでしょうが、以前読んだ本の中に、
          「フォールスタッフ」の名前を見つけました。

     
              □ グラミス・キャッスル   2009年5月31日
         (Glamis Castle/S/1992/D.Austin/England)
      シェイクスピアの戯曲「マクベス」に出てくるお城の名前。
           蕾は、うっすらとピンク色が認められます。

     
      □ 今シーズン、うちの庭で最初のバラの「二番花」です。
        開花するにつれて、蕾のピンクは花びらに溶け込みます。

     
               □ クレア・オースチン
         (Claire Austin/S/2007/D.Austin/England)
          白バラだそうですが、待ち遠しいのです。

◇ ここのところ、私にはめずらしく、約二ヶ月間毎日更新してきました。
  正確には二度予約更新をしましたが…とにかくバラへの想いを、一途に…。
  これからはそうそう新しい花も咲きませんので、数日充電期間を置きます。
  次回の更新は、6月5日頃を予定していますが、バラの咲くままに任せます。

     
                              2009年5月29日
              □ シャルロット・オースチン
        (Charlotte Austin/S/1993/D.Austin/England)

     
                              2009年5月30日
             □ あっという間に咲きあがります。

     
                              2009年5月31日
              □ この花は、まだ一番花です。
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