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今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

ねぎらいの言葉

2010年01月23日 | 生活
知人にメールを書いてふと戸惑った。
いや、実は前々から戸惑っていた。
ねぎらいの言葉をかけたいのだが、
「お疲れさまでした」「ご苦労さまでした」の2種類以外に思いつかない。

「お疲れ」と「ご苦労」は同義語の和語と漢語の違いにすぎないから、
「お疲れ」は目上用で、「ご苦労」は殿様が使っていたから目下専用
という主張には賛成できない。
後者は漢語を好む武家語であり、武家は支配階層だったから、
頻度的に格下への表現として使われたにすぎない。
(殿様本来のねぎらい表現は「大義であった」)。
ただ、どちらも「疲れ」「苦労」という否定的表現が気に入らない。
だから、どちらも使いたくない。

「ありがとう」という礼辞も可能だが、伝えたいのは自分が受けた恩恵ではなく、
相手の行為に対するねぎらいなので、ちょっと違う。

「お手数をおかけしました」は、否定的表現がない分好ましいが、
ビジネスライクで儀礼的すぎて、気持ちが表現されていない。

ずっと目下なら「よくがんばったね」とかでもいいが(気持ちはこれに近い)、
上から目線なので大人相手には使えない。

ねぎらいの気持ちと合ってしかも否定的ニュアンスのない表現はないものか。