昨日の南三陸の被災地巡回をまとめたい。
通りすがりの印象なので、表面的で間違っているかもしれないが。
南三陸町・気仙沼市・陸前高田市の3ヶ所の違いとして、復興度合いがあげられる。
気仙沼は、人口が多く、しかも津波で主に被災したのは港湾付近であり、
産業基盤もあるので、3ヶ所の中では一番復興が進んでいる印象だった。
なにより港の市場が再開されているのが心強い。
ただ被災地の中心部は地盤沈下もあり、手が付けられない状態。
産業・雇用の糧となる工場地域の復興もまだまだ。
でも自力のパワーを感じるので、なんとかなりそう。
南三陸町は、市街地がほぼ壊滅状態だが、
その中心部でも、瓦礫の中で営業を再開している店が複数あり、
まるで戦後のバラックの中での立ち直りを感じる。
トラックも行き来し、ボランティアもバスを連ねてやってきている。
「これから」という感じ。
陸前高田は、破壊がいちばん酷く、そして静かだった。
人はおらず、車もこの地を素通りしていく。
気仙沼も南三陸町も近くに高台があるので、着の身着のままで逃げることはできた。
でも平原が拡がるここは逃げ場がなかった。数棟のビルを除いて。
無人の平面が続くこの地に立つと、私でさえ、ぼう然となる。
「いまだに」という感じ。
そして、これらの間に位置する地にも、上下にひっくり返ったような家があり、
また「1分でもいいから」と壁に貼り紙をし、ボランティアを募っている家もあった。
ただ、いずれの地でも瓦礫は一次的な集積中であり、根本的な処理に至っていない。
それと、家や職をなくした被災者の二重ローン問題や雇用問題など、これからの問題も山積。
このような状態だからこそ、地元の人にとっては、
ボランティアが一番嬉しいだろうが、観光でも来て欲しいという。
一番おそれているのは、”忘れられる”ことだから。
外部の者にとっても、現地に行くことによって、
被害のリアリティを実感し、心に焼き付けられる。
それによって、なんらかのアクションにつながるだろう。
気仙沼には新幹線が停まる一ノ関からの鉄道の便があり(大船渡へはまだ不通)、
一人客も泊まれる「休暇村」が営業している。
旅行に行くなら、今年は東北へ!
私も今回の地のほかに、宮古・石巻・名取・相馬にも行きたい。
通りすがりの印象なので、表面的で間違っているかもしれないが。
南三陸町・気仙沼市・陸前高田市の3ヶ所の違いとして、復興度合いがあげられる。
気仙沼は、人口が多く、しかも津波で主に被災したのは港湾付近であり、
産業基盤もあるので、3ヶ所の中では一番復興が進んでいる印象だった。
なにより港の市場が再開されているのが心強い。
ただ被災地の中心部は地盤沈下もあり、手が付けられない状態。
産業・雇用の糧となる工場地域の復興もまだまだ。
でも自力のパワーを感じるので、なんとかなりそう。
南三陸町は、市街地がほぼ壊滅状態だが、
その中心部でも、瓦礫の中で営業を再開している店が複数あり、
まるで戦後のバラックの中での立ち直りを感じる。
トラックも行き来し、ボランティアもバスを連ねてやってきている。
「これから」という感じ。
陸前高田は、破壊がいちばん酷く、そして静かだった。
人はおらず、車もこの地を素通りしていく。
気仙沼も南三陸町も近くに高台があるので、着の身着のままで逃げることはできた。
でも平原が拡がるここは逃げ場がなかった。数棟のビルを除いて。
無人の平面が続くこの地に立つと、私でさえ、ぼう然となる。
「いまだに」という感じ。
そして、これらの間に位置する地にも、上下にひっくり返ったような家があり、
また「1分でもいいから」と壁に貼り紙をし、ボランティアを募っている家もあった。
ただ、いずれの地でも瓦礫は一次的な集積中であり、根本的な処理に至っていない。
それと、家や職をなくした被災者の二重ローン問題や雇用問題など、これからの問題も山積。
このような状態だからこそ、地元の人にとっては、
ボランティアが一番嬉しいだろうが、観光でも来て欲しいという。
一番おそれているのは、”忘れられる”ことだから。
外部の者にとっても、現地に行くことによって、
被害のリアリティを実感し、心に焼き付けられる。
それによって、なんらかのアクションにつながるだろう。
気仙沼には新幹線が停まる一ノ関からの鉄道の便があり(大船渡へはまだ不通)、
一人客も泊まれる「休暇村」が営業している。
旅行に行くなら、今年は東北へ!
私も今回の地のほかに、宮古・石巻・名取・相馬にも行きたい。