先週は、健康診断を目指して、粗食に耐え続けた。
打って変わって今週は、美食に明け暮れることに…。
まず日曜の晩は、琵琶湖を望む雄琴温泉の旅館で学生時代の友人たちと、近江牛会席。
還暦者がいたので、敬老記念にシャンパンもサービスされた。
次に、水曜の晩は、人生の恩人に当たる人が定年退職を向えたので、その人を名古屋・栄の料亭で接待。
庭付きの個室で、脇息付きの座席に向かい合い(もちろん私が下座側)、日本酒を指しつ指されつ(テレビドラマにある接待のシーンさながら)、次々と皿が替わる懐石料理を賞味。
エビで秋のトンボを模したり、さまざまな工夫が仕掛けてあった。
たぶん私にとって最初で最後の経験だろう。
そして来たる土曜の晩、すなわち美食週間の締めは、家族の誕生会として松阪牛パーティ。
私が、名古屋駅の地下街で家族全員が満足する量を買って行く。
なので、今週は体重計には乗らないでおく。
ついでにカードの利用明細も見ない。
粗食は一人で耐えられるが、美食は一人ではつまらない。
人々がともに在ることを楽しむために、料理は豪勢になっていった。
美食週間は、人との交歓の週間でもあるわけだ。