今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

8月は紫外線量がMAX

2021年08月04日 | お天気

本日、11時45分、私設「日進気象台」(愛知県日進市竹の山)でUVIndex(有害紫外線量)が9.8に達した。
UVIndexは8を越えると「非常に強い」。
なので、9.8(≒10〕は直射を避けるべき値(3日後の7日11:46分には10.3に達した)

瞬間的強さの指標のUVIndexではなく、UVdoesという被曝積算指標によると、この強さの日射に15分さらされると日焼けを起こす。

紫外線量は、日射量(太陽高度角)と相関しているはずなので、気温と違って、理屈では夏至の頃が最大になるはず。
なのに6月下旬より7月、さらに8月の方が毎年紫外線量が多い。
その一番の理由は、日本上空のオゾン層(紫外線を吸収する)が8月に薄くなるから。
8月の日差しは気温を高めるだけでなく、紫外線的にも要注意なのだ。

地上の紫外線量は緯度と逆相関で、低緯度ほど多い(東京<名古屋)。
それともちろん日内変動が大きく、11時〜12時の間が最大値のきれいな逆U字型の二次曲線(二次関数)となり、午後になるほど急激に減少する。
午後4時以降なら、たとえ西日が強くても、UVIndexはほぼ安全圏(3以下)に収まる(午前8時以前も同じ傾向)。

コロナ禍の夏休みで基本は一日中家にいるのだが、午後4時すぎたら外に散歩に出るようにしている(気温は30℃以上で暑い)。

日中の外出を余儀なくされる場合、紫外線防御の一番手っ取り早い方法は日傘(日焼け止めを併用するとなお良い)。
その際、日傘を垂直に差すのではなく、太陽の方向に合せて傾け、道路に映る日傘の陰から自分の身体がはみ出ないようにすること。
また紫外線は太陽からの直達だけでなく、青空や白い雲からも散乱しているので、日傘は低く目深(視野に空が入らない状態)に差した方がよい。
紫外線は白内障の原因になるし。

ちなみに、紫外線の健康効果はこれも二次曲線であり、冬や曇天での完全防御はやりずぎ。
完全防御は、紫外線の殺菌効果とビタミンD合成を阻害するので、感染症に対する免疫力を下げ、骨の健康も害する。
ついでに日射それ自体も、目から脳(松果体)に入って、睡眠障害やうつ病を抑制する効果がある。
強くない日射下では、太陽光は害ではないのだ。

ここにおいても、”二次曲線思考”が有効となる。