今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

落雷予測の難しさ

2016年08月05日 | お天気

4日に埼玉県川越で、野球の練習試合中に落雷があり、1塁手だった生徒が直撃され、意識不明になった。

当時は、天気としては雷ではなく、青空ものぞいていたという。

すなわち、突発的な落雷だ。

ネットの雨量・雷感測情報サイトによると、4日の15:50分で川越付近は”弱雷”のエコーが8ドット存在している。
ただし、落雷の痕跡はない。
さらに10分前の同日15:40分に遡ると(雷雲エコーは10分間隔)エコーが1つもない。

そして被害が発生した15:55分では、対地雷(いわゆる落雷)が上のエコー周囲に6ヶ所存在している。 
5分前の15:50分段階(落雷情報は5分間隔)では落雷は1ヶ所もなかった。
しかも対地雷の範囲は上空の弱雷のエコーより広い。

被害から5分後の16:00になると弱雷のエコーは”強雷”に発達し、対地雷の数もぐっと増える。

以上から、積乱雲(雷雲)としては発達途中の弱い(小さい)雲から、急に広域の落雷が発生したことがわかる。

これは予測しづらい。

当時は熊谷気象台から「雷注意報」は発令されていた。
ただ、多くの人にとって、雷は目視や音で確認できるため、逆に雷の不存在も確信してしまう。

雷は、どこに落ちるか予測できないだけでなく、いつ落ちるかも予測できない(だから注意報以上に警告度の高い警報は技術的に無理)。
もちろん積乱雲の存在が唯一の根拠になるのだが、発達途中のレベルでも、しかも雲の真下でなくても落雷が発生するのだ。
私自身、そのことは頭ではわかっていたが、実際となると、警戒するまでに至らないだろう。
個人的には、大気中の静電位の測定が落雷危険性の指標になる可能性に期待している。 

ここで改めて、落雷被害を避けるための情報をまとめる。
①雷鳴が聞こえている限り落雷の危険がある:つまり雷鳴が聞こえるようになったら要注意。今回はどうだったのか。

②地面からの突起物に落雷しやすい:広場で立っている人間は、避雷針に等しい。逆に言えば窪地に伏せるなら安全度が高い。

③落雷しやすい所の”近く”も危険:側撃といって、落雷の流れを受けてしまう。高い木の下は危険。 

④金属などの導体に空間が覆われていれば安心:車の中、鉄筋の建物の中は安心

⑤身に着けている金属を外す必要はない:人間自体が導体だから。体表面に金属をつけていると、落雷時に電流が体表面から地面に逃げて、心臓に行かない可能性すらある。ただし皮膚の火傷は覚悟。


「Rの法則」に出演したが

2016年08月03日 | 心理学

本日のEテレの番組「Rの法則」にほんの短い間だが私が出ていた(動画と静止画)。

過去にもテレビ出演はあるが、全国ネットははじめて。

といっても10代向けの、教育というよりはエンタメ系情報番組なので、専門的な話はできず、ディレクターの質問に答えただけ(大学の研究室で)。

この日の番組のテーマは「怪談」で、私は恐怖感情についての論文をネットで公開しているので、検索にひっかかったのがきっかけ。

私のこの恐怖感情の論文は、結構評判で、今までもこのテーマで、市民講座の講演、やや知的な雑誌のインタビューなどを受けてきており、実は、今月にもまたこのテーマでの講演予定がある。

なぜ私にお鉢が廻ってくるのか。

おそらく、既存の恐怖感情へのアプローチは、”危険に対する反応”という行動生物学的視点に留まっているので、怪談などの”危険でない恐怖”に人が怖がりながらも楽しんでいるのを説明できない、いや関心すらないからだろう。

といっても今日の番組では、テーマである”怪談”を、”危険でない恐怖”の一例として説明することは求められなかった。
私としては、自分のオリジナリティが表現できず、煮え切らなさが残ってしまった。


実家にお篭り

2016年08月02日 | お仕事

勤務先の大学が「夏休み」に入ったとはいうものの、それは授業と会議から解放されただけで、
つまり出校しなくていいだけで、業務から解放されたわけではない。

ちなみに、出校と業務が分離できるのは、ネットワーク化のおかげ。

前期試験が終わって、まず手掛けるのは採点と(ネット経由の)成績登録。

自分の研究作業なら、公立図書館にノーパソを持ち込んでやるのだが、
学生の答案を読んでの採点は、公立図書館で堂々とやるわけにはいかない。 

なので、家の自室に篭って、モニター2台を使って、(Scansnapで)PDF化した答案と採点用のExcelファイルを開いて、1枚ずつ答案を読んで点数化する。

筆記試験の答案は、集中して一挙に進めないと、採点基準がズレるおそれがある。
一日あたり一教科ずつじっくり採点した。 

家に篭りっきりなので、入院に準じるくらいの運動不足状態。
逆に自分の研究作業をあえて公立図書館でやる理由が、往復の運動効果(数千歩)にある。 

なので、朝は野菜ジュースにコーヒー、昼は味噌汁で済ませる。

午後になってようやく採点が終わった。

運動不足解消のため、片道1キロの駅を往復する。

この2日間、朝・昼は食べなかったが運動不足なので、 体重は減らない。


申込はショップで

2016年08月01日 | 生活

モバイルWi-Fiの機種更新の案内が電話で来て、電話越しに話を聞きながら、更新の申込に段階までいきかけたら、しばらく帰らない東京の実家で捺印して書類を受け取らねばならないので、一旦断った。

実家に戻ったら、機種更新のパンフが来ていた。
契約期間をすぎてそのまま延長だと、割高になるので、新機種に鞍替えした方がいいというのだ。 

そして、ふだん鞄の中に居れっ放しの携帯電話に毎日のように電話が着ていた(一度も出なかった)。

どうせなら、更新する機種をこの目で見て決めたいので、近くのショップにいった。

そこで機種更新の話をしていくうち、私に適合したサービスはそれとは違う機種で、そっちにした方がさらに安くなる事がわかった。

さらに、ショップならではのサービス製品をほぼ無料でゲットでき、
おまけに、昨日で終わったサービスだが余っているのでと、発泡酒までもらった。

電話だとキャンペーン中の一種類のサービスしか紹介してくれず、選択肢がないので、それの契約に向かってつき進められるが、ショップだといろいろ相談した結果に自分のベストなサービスが紹介される。
すなわち、ショップで対面した方が、情報量がぜんぜん違い、手続きも相談しながらできるので気楽だし、思わぬサービスも受けられる。 

実は、前回の更新もこうやった。
ただし、この更新手続きが終わるのに2時間も要し、頭がふらふらになった。
さらに来月早々、余分なサービスの解約手続きをする必要がある。 
それでも安い方がいいに決っている。