塔のへつり

2024-10-23 06:24:48 |  秋休みは福島へ
タンメンで腹ごしらえを終え、最初の目的地へ出発した。
白河から西へと進み、慣れないレンタカーを操り山をひとつ越える。
長い上りを上り、長い下りを下った。
エンジンブレーキのかけ方を把握し、思い通りに操れ出した頃目的地に到着。







最初の目的地は湯野上温泉の南にある「塔のへつり」と呼ばれる所。
断崖絶壁の奇勝らしい。
入口の広場は年代物のお土産屋さんが囲んでいた。
少し冷やかして断崖へ。







なるほど、面白い形をした岩壁が川向こうに並んである。
吊橋を渡って向こう岸に行けるようだ。
自然に浸食されてできたのか、人為的に削ったのか分からない窪みがあり、そこを通路にして奇岩の上に立てるようだ。







橋を渡ると昔はもっと左の方へも通路があったようだが、今はその跡しかない。
岩の窪みはうまいこと人が通れる高さで削れている。
右手奥の方の岩壁にも同じように削れた窪みが見える。
昔はそちらも歩けたのかもしれない。







石段を上るとお堂があり、虚空蔵菩薩が祀られていたのでお参り。
川の反対側も断崖だ。
この一帯だけ硬い岩が貫入したのだろう。
しかし上手いこと削れたもんだなあ。
なかなか面白いものを見せてもらった。


からしタンメン

2024-10-21 06:24:08 |  秋休みは福島へ
時刻はちょうどお昼である。
腹ごしらえすることに。
白河ラーメンというのが名物と聞く。
豚骨や鶏ガラ出汁の醤油ベースのラーメンらしい。
連れが新白河駅近くのラーメン屋さんを調べてくれた。



おとなしくただのラーメンを頼めばいいものを、その店オリジナルとある「からしタンメン」を頼んでしまった。
からしの入ったタンメンってどんな味なんだろうと気になったのだ。
あまり辛すぎると食べられないのでお店の人に確認しても、からしの風味が感じられる程度でそこまで辛くはないとのことだし。



やってきたタンメンは黒っぽい茶色に見えるスープに野菜がたくさん乗っていた。
気になるスープを飲んでみる。
からしの味を探すが感じられない。
でも旨味たっぷりで美味しい。
と思う間に辛味がやってきた。
結構辛いではないか。
スープを黒っぽく見せている黒いつぶつぶをよくよく観察してみると、唐辛子を細かく刻んで炒め焦がしたものに見える。
からしタンメンの「からし」とは「とうがらし」のことではないかと気づいたのであった。



タンメンとは野菜を炒めてスープでしばし煮たものを麺にかけたものらしい。
麺は太めの縮れ麺で程よいモチモチ感がいい。
辛さを忘れるため入ってる野菜をひとつひとつ見分けながら食べる。
もやしでしょ、キャベツでしょ、キクラゲでしょ、にらでしょ、豚バラでしょ、玉ねぎでしょ、にんじんでしょ、これは白菜か?



スープの表面にたっぷり脂が浮いているのでなかなか冷めず、熱さが辛さをいつまでも際立たせる。
ティッシュで鼻水を拭きつつ、手拭いで額の汗を拭きつつ、なんとか食べ終えた。
辛いのが好きな人にはお店の人が言うように大した辛さではないのかもしれないが、お子様の舌をもつ私には辛すぎた。
今後辛さを確認するときは、ピリ辛くらいかどうか聞くことにしよう。
スープの旨味をもっと味わいたいからね。


秋休みは福島へ

2024-10-19 16:05:37 |  秋休みは福島へ
福島県を旅してきた。
3連休に年休をプラスし、5連休にして遠方へ。
本当は年休を4日取って9連休にし、夏に取れなかった長期休暇にしたかったが、仕事の都合でそうはいかず。
少し短めの秋休みとした。
5日の内前半3日は連れも同行、残りの年休2日は一人旅とした。
大阪はようやく涼しくなったところなのに、福島は紅葉が進んでいてビックリ。
まあ、山の上の話しだけど。
暑くなった日本でも東北地方は涼しいところなんだなあ。
今回は鉄道で白河まで行き、レンタカーを借りて福島県の中央部を反時計回りにぐるり巡った。
ずっといいお天気で良かったな。
旅を振り返り、再び旅気分に浸ろう。







まずは新大阪駅から「のぞみ」に乗り、東京に出た。
東京駅に来るのは久しぶり。
東京転勤で神奈川に住んでた時は新横浜で降りてたし、東京出張があっても品川で降りてたからなあ。
東北新幹線のホームは色とりどりの車両が見られて賑やかである。
列車の発車案内板の表示も面白い。
東北地方の都市名に混じり敦賀行きの列車がある。
西から来て北へ行こうとしているのに、西の方に戻る列車も同じ方向に出てるのを見つけて面白がった。
新名神が開通した後、中国道を大阪から岡山方面に走ってしばらくすると、行先表示に高槻の案内が出てきて妙な気分になるのと似ている。









東北新幹線は「なすの」に乗車。
「なすの」は郡山駅までを往復している短路線の(と言っても3県を跨ぐが)各駅停車の新幹線である。
初めて乗ったはず。
たくさん乗ってたお客さんはほとんど那須塩原駅で降りてしまった。
我々は白河の関を越え、新白河駅で下車。
駅前のレンタカー屋さんで車を受け取った。
2日後、福島駅で返却するまで我々の足となる。
以下次号。